皮膚科後期研修(専門医研修)プログラム 皮膚科専門医育成コース 初期研修(スーパーローテート)終了後、皮膚科学についてより深く学び、下記の教育 プログラムに沿って日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医資格取得を目指すコースです。 当科は皮膚科専門医研修施設だけでなく、日本アレルギー学会および日本レーザー医学会 から教育施設として認定されています。したがってアレルギー専門医、レーザー専門医の 資格も取得できる体制を整えています。 教育プログラム 当科で皮膚科専門医の取得を希望する方は、初期研修(スーパーローテート)期間中に 皮膚科研修カリキュラムに記載されている項目を可能な限り学習、実施しておいてくださ い。皮膚科専門医育成コースでは、日本医科大学付属4病院、あるいは関連病院において 臨床研修を受けることになります。希望者は同時に研究に従事することが可能です。また 大学院に入学し、基礎研究を進めていく選択肢もあります(フローチャート参照)。 通常、日本皮膚科学会入会から5年後(卒後8年目)に皮膚科専門医の受験資格が得ら れます。また、初期研修中に日本皮膚科学会に入会することも可能で、その場合には最短、 卒後6年目に受験が可能です。同時にアレルギー専門医およびレーザー専門医の資格取得 のため、複数の皮膚科指導医から各専門分野を学習できます。また、必要に応じて他の専 門施設への研修を受けられる体制を整えており、海外留学の機会も多くあります。 ★卒後7年目以降に学位取得が可能であり、日本皮膚科学会入会後6年目に皮膚科専門医 資格取得が可能となります。 研究について 当科では研究活動(臨床研究、基礎研究)を重視しています。研究に従事することを希 望する方は大学院に入学し基礎研究を進めていくコースと、皮膚科臨床研修を続けながら 研究を行っていくコースのどちらかを選択できます。現在、 ①「皮膚のストレス反応システム」の概念の構築を目指した神経内分泌免疫学的研究 ②難治性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、乾癬、水疱症、脱毛症など)の病因・病態の 解明 ③光老化の病態の解明に関する基礎研究 ④皮膚腫瘍、ざ瘡、光老化に対する光力学療法およびレーザー療法の基礎研究 ⑤環境の変化に対する皮膚神経リモデリング機構の解明 ⑥丸山ワクチンによるアレルギー性炎症の制御機構の解明 ⑦紫外線発癌に関する分子の解明 ⑧色素異常症における色素細胞の増殖分化の制御機構の解明 ⑨薬疹の抗原検索 ⑩悪性黒色腫の早期診断法の開発 ⑪皮膚上皮性腫瘍の病理診断 ⑫皮膚アレルギー性疾患の病因論に関する疫学的研究 ⑬皮膚アレルギー性疾患の治療薬に関する薬理学的研究 などの研究に取り組んでいます。 連絡先責任者 山下裕子(ヤマシタ ヒロコ)TEL:03-3822-2131、PHS:4626、E-mail:[email protected] 詳しくは皮膚科ホームページ http://hosp.nms.ac.jp/shinryo/dermatology.html および、皮膚科研修と入局のご案内 http://hosp.nms.ac.jp/page/467.html をご覧ください。
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