2016・駿台 大学入試センター試験 実戦問題集 地学基礎 正誤表PDF

お詫びと訂正
駿台文庫刊『2016 年度版 センター試験実戦問題集 地学基礎』『2016 年度版 センター試験実
戦問題集 生物基礎 / 地学基礎』
(2015 年 7 月 21 日発行)におきまして誤りがございます。深く
お詫び申し上げますとともに,下記の通り訂正させて頂きたく,よろしくお願い申し上げます。
本冊 地学基礎 問題
第 1 回 問題
p.6 第 1 問 B 問 6 上から 6 行目
(誤) ∼水に沈め,全体の質量を測定したところ,303 g になった。
→
(正) ∼水に沈めたところ,電子てんびんは 303 g を示した。 次へ続く
別冊 地学基礎 解答・解説
第 1 回 解答・解説
p.14 第 1 問 B 問 6 第 2 段落(左側下から 7 行目以降)と図 1−2 を以下の文章・図に差し替
えてください。
(正)
まず,手順 1 により,ある岩石試料の質量が 154 g であることがわかる。次に手順 2
により,ビーカーと水の質量の合計が 250 g であることがわかる。手順 3 では手順 2 に
比べて測定値が 53 g 増加しているが,これは,岩石試料に上向きに働く浮力(岩石試
料が水から受ける力)の反作用の力(水が岩石試料から受ける力)が下向きに働いたた
めである。浮力は岩石試料が押しのけた水の重さに等しい(アルキメデスの原理)ので,
岩石試料が押しのけた水が 53 g であることがわかる。水の密度は 1.0 g/cm3 であること
から,岩石試料が押しのけた水の体積,すなわち岩石試料の体積が 53 cm3 であること
がわかる(仮に,手順 3 における岩石試料の重さをばねばかりで測定すると,岩石試料
に働く浮力分だけ軽くなる(図 1−2 参照))。これは,岩石試料に水から上向きの浮力
が働いたためである。以上より,岩石試料の密度を計算すると,
154 g
≒ 2.90 g/cm3 ∴ 2.9 g/cm3
53 cm3
154−53=101 g 重
浮力 53 g 重
(反作用の力)53 g 重
154 g
〈手順 1〉
250 g
〈手順 2〉
250+53=303 g
〈手順 3〉
図 1−2 浮力を利用した岩石試料の密度の計算
なお,図 1−2 において,力(重さ)の単位として g 重を用いた。これは,質量 1 g
の物体の地上における重さを 1 g 重としたものである。
駿台文庫
20151006