環境活動/生物多様性への取り組み 毎月第一金曜日更新 !! 4 芽と花で感じる植物の偉大さ 2009 年 3 月、従業員への生物多様性に対する意識向上を目的にビオトープをつくりました。 すでに完成から 7 年目になり、たくさんの生き物が棲みついています。 これまでの取組みを含め、私たちのビオトープの生き物を毎月ご紹介していきます。 また、私たちの生物多様性の考え方をこちらに載せていますので、是非ご覧になってください。 ープの 私たちのビオト 紹介!! ご 月 生き物を毎 3 月のビオトープ こんにちは!はんえいの広場 ビオトープボランティア事務局です。 桜も満開に咲き、春を感じられるようになりましたね。 桜だけではなく色々な植物が花を咲かせており、すでにチョウ、ハチや鳥が花に集まっています。 たくさんの咲いている花のうち、ひときわ大きくて目立つ花がコブシの花です。( 写真 1) クマバチがコブシの花でせっせと働いている姿を見かけ、写真に収めようとコブシの木に近づくとジャスミンのような香りに包まれ、花は嗅覚でも 楽しまないともったいないと改めて気づかされました。 皆さんの周りの花はどんな香りがするでしょうか? また、気づきにくいですが池の中でも変化は起こっています。 水面に藻がたくさん浮いていますが、よく見ると藻に泡がたくさん絡みついています。 ( 写真 2) 小さな体でも光合成をして酸素を生み出しているのです。 その酸素を供給してくれている藻がたくさんのヨシの芽に引っかかっている様子も 見かけることがあります。水中から水面を超えて成長する際、藻を連れていくほど 早く成長しているからです。( 写真 3) ( 写真 1) コブシの花とクマバチ ( 写真 2) 藻に絡む泡 ( 写真 3) ヨシに絡む藻 これから草刈りが大変なくらい植物が成長し、さらにたくさんの生き物がビオトープに集まってきます。次回もお楽しみに! 毎月、水生生物調査を行っている 『大阪府立大学 生命環境科学研究科 鈴木真裕さんからのコメント』 3 月 26 日に水生生物調査を行いました。池に水が入ってからまだ一月足らずのビオ トープ池では、とくにユスリカの幼虫がたくさん観られました。ユスリカは「アカ ムシ」とも呼ばれるハエの仲間です。釣り餌や観賞魚の餌などによく用いられますが、 自然界ではさまざまな水生動物の主要な食物となることで、水辺の生物多様性を陰 ながら支えています。「水生動物にとってのユスリカ」は、いわば「日本人にとって ユスリカの幼虫 (鈴木さん撮影) の米」のような存在なのでしょう。 *次回の更新予定は 5/8( 金 ) です。 http://panasonic.co.jp/es/environment/biodiversity/biotope/index.html エコソリューションズ社
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