学芸会は、 子どもが成長するチャンス!

平成27年度
別海町立野付小学校
学校だより №7
平成27年9月30日
発行責任者
校長 音 川 忠 志
学芸会は、
子どもが成長するチャンス!
10月は、学芸会の月ですが、各学年では劇の台詞練習が始まり、全校合唱では立ち位置
が決まり、体育館のステージ前にはひな壇が設置される等、学芸会に向けて準備が着々と進
んでおります。
学芸会の取組を通じて、子ども達の心が確実に成長するよう、学年に応じためあてを設定
し、励ましながら進めております。例えば、事前の練習段階であれば、低学年各演目を一生
懸命練習する。中学年励ましあい、認め合いながら練習できる。高学年進んで自分の意見を
出し、責任を持って最後までやり遂げることが出来る。と言うめあてになります。
でも、学校だけでは子ども達は育ちません。どんな活動でもそうですが、特に大きな行事
であればあるほど、子ども達が意欲的に活動するためには、やはり家族の優しい声かけが、
大切になってきます。
先日、あるお母さんとのお話で「息子が高校生の時に、サッカーの試合があるから応援に行
こうと思っていたら“別に見に来なくてもいいよ”って言われて行かなかったら、
“今日、来
なかったんだね”って、言われたんだよね。だから、遠慮して観に行かなかったのにサ。ほ
んと男の子って・・・」今から20年前の思春期の頃の男子の話ではありますが、基本的に
は、いつの時代であっても、どの学年であっても、子ども達は親が自分の姿を見に来てくれ
ること、優しい言葉や励ましの言葉をかけてくれるのを待っているのは変わらないです。
ややもすると、親のほうが特別なほめ言葉を探そうとして、言葉が見つからず苦しくなって
声をかけられなくなってしまいそうですが、
“あなたのことをきちんと気にしているよ”と、
伝えることが何より大切ですから、日常の何気ない「練習がんばっているかい?」の一言で、
子どもの心には十分響くはずです。
野付は、ご家庭によっては3世代・4世代が同居する家庭もあり、叔父さん叔母さんもた
くさんいますし、親戚ではないけれど、昔から知っている近所の人たちがいて、子ども達の
成長に必要な声かけが可能な環境が整っています。野付だからこそできる子育てです。
学芸会を単なる行事として終わらせるのではなく、練習期間・本番・事後の反省の活動を通
じて子ども達が成長していくための大きなチャンスととらえていただき、
みなさまから応援の声をたくさんかけていただければ幸いです。
19日(日)学芸会本番です。保護者・地域のみなさまのご来校をお待ちしております。
校長 音川 忠志