『6月15日壮行会激励のことば』全文を読む

6月15日
壮行会
激励のことば
校長
辻村
大智
今日の壮行会は東海総体とテニスの東海大会、そして高校野球県大会の出場に向けての
ものですね。
テニス部の舘さん東海大会への出場おめでとうございます。舘さんはダブルスでの出場
ということで、他校のメンバーとチームを組んでの出場権獲得です。普段一緒に練習でき
ない条件でのこの結果は、たいへんすばらしいことです。
テニスと言えば錦織圭選手の活躍がありますが、彼のブログでこのようなことが語られ
ていました。ベスト8に終わった全仏オープンのツォンガ選手との対戦を振り返って、
「最
初にミスが多く、そのことが焦りにつながっていった。うまくいかないことにイライラし、
どんどん悪い方向に行ってしまった。第2セット途中に中断が入り、コーチから『今なす
べきこと』について明確に伝えられ、リラックスにつながった…」と。素人の私は、錦織
選手のような世界的なプレーヤーでもこのようなことになるのかと思いました。大切なこ
とは「今自分がなすべきことをなす」そして「リラックス」であり「集中」です。錦織選
手はその後自分を取り戻し、最終セットのあと少しのところまで戦いますが、残念ながら
破れました。「『集中力を保てなかった』自分が許せない」と締めくくっています。舘さ
ん、「今自分のなすべきこと」そして「集中」、この言葉を胸に、東海の舞台で存分に戦
ってきてください。応援しています。
陸上部の湯浅さん、東海大会への出場権獲得おめでとうございます。あなたのタイムは
全国のステージで十分に戦えるタイムです。自信を持って大会に臨み、ぜひ全国大会への
出場権を獲得してほしいと願います。
800Mは、短距離のスピードと長距離の持久力が併せて要求され、また、レーンから
オープンへの位置取りや試合運びにおけるランナー間の駆け引きなど「陸上の格闘技」と
も言われるたいへん厳しい競技であると理解しています。どうか自信を持ち臆することな
く、これまで培ってきた力をフルに発揮し、東海のステージで存分に戦ってきていただき
たい。そう願います。しっかりやってください。
野球部の皆さん、県大会まであと一月になりました。仕上がり具合はいかがですか?
昨年の夏大会では皆さんの活躍が大いに評価され、県高野連から「さんさん賞」というた
いへん名誉な賞を受賞しました。秋以降新しい体制になりどのようにチーム造りがなされ
てきたのか私は大いに関心を持って見てきました。今の皆さんを見ると、受賞したチーム
として、先輩からその心や志を受け継ぎ、まさに賞に値する素晴らしいチームに育ってき
たと思います。春季大会の地区代表としての戦いぶりは、そのことを充分に表していると
思いました。
一人ひとりが存分に力を発揮しあい、チームとして『若人よいざ
応え
いさぎよし
微笑む希望
ああ栄冠は君に輝く』
まなじりは
歓呼に
この歌詞のとおりの活躍を期待
します。
大会に出場する皆さん、あらためて皆さんのお一人お一人にこの言葉を贈りたい。そし
て応援する皆さんにも『ああ栄冠は君に輝く』
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