使用上の注意等改訂のお知らせ

医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読みください。
使用上の注意等改訂のお知らせ
2015 年 7 月
抗ウイルス化学療法剤
劇薬,処方箋医薬品注)
(エルビテグラビル/コビシスタット/エムトリシタビン/
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩配合錠)
注)注意-医師等の処方箋により使用すること
謹啓 時下,ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は弊社製品につきまして格別のご高
配を賜り,厚くお礼申し上げます。
さて,この度,事務連絡及び自主改訂等により,抗ウイルス化学療法剤「スタリビルド®配合錠」
添付文書の【使用上の注意】等の改訂を行いましたので,ご案内申し上げます。
今後,当該製品のご使用に際しましては,改訂後の添付文書をご参照くださいますようお願い申し
上げます。
謹白
最新の添付文書情報は「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ホームページ
(http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html)」に掲載しております。
また医薬品安全対策情報(DSU)No. 242 に掲載されますので、併せてご参照ください。
【お問い合わせ先】
鳥居薬品株式会社 お客様相談室
東京都中央区日本橋本町 3-4-1 TEL.0120-316-834 FAX.03-3231-6890
-1-
1. 事務連絡に基づく改訂
■ 改訂内容(下線部追加改訂箇所)
改訂後
改訂前
<効能・効果に関連する使用上の注意>
<効能・効果に関連する使用上の注意>
1. 以下のいずれかの HIV-1 感染症患者に使用する 1. 治療経験のない HIV-1 感染症患者に使用するこ
こと。
と。
また,
抗 HIV 薬による治療経験のある HIV-1
① 抗 HIV 薬による治療経験がない患者
感染症患者に対しては,本剤投与による有効性
② ウイルス学的失敗の経験がなく,切り替え前
及び安全性は確立していない。
6 ヵ月間以上においてウイルス学的抑制
(HIV-1
RNA 量が 50copies/mL 未満)が得られており,
エルビテグラビル,エムトリシタビン又はテ
ノホビルに対する耐性関連変異を持たず,本
剤への切り替えが適切であると判断される抗
HIV 薬既治療患者
<効能・効果に関連する使用上の注意>
2. 本剤による治療にあたっては,患者の治療歴及
び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析
あるいは表現型解析)を参考にすること。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
2. 本剤による治療にあたっては,可能な場合には
薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解
析)を参考にすること。
(改訂項目のみ抜粋)
(改訂項目のみ抜粋)
■ 改訂理由
抗 HIV 薬による治療経験があり,ウイルス学的に抑制されている HIV-1 感染症患者を対象とした
本剤の外国臨床試験成績に基づき,効能・効果に関連する使用上の注意を改訂することと致しまし
た。
なお,抗 HIV 薬による治療経験があり,ウイルス学的に抑制されている HIV-1 感染症患者を対象
とした本剤の外国臨床試験は,以下に示す通りです。
・236-0115 試験 1):リトナビルでブーストしたプロテアーゼ阻害薬(PI/r)及び FTC/TDF から本
剤に切り替えた際の本剤の有効性及び安全性を検討するために実施した,PI/r 及び FTC/TDF 継
続投与を対照とした非盲検比較試験
・236-0121 試験 2):非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)及び FTC/TDF から本剤に切り替えた際
の本剤の有効性及び安全性を検討するために実施した,NNRTI 及び FTC/TDF 継続投与を対照
とした非盲検比較試験
・236-0123 試験 3):ラルテグラビルカリウム(RAL)及び FTC/TDF から本剤に切り替えた際の本
剤の有効性及び安全性を検討するために実施した非盲検試験
【参考文献】
1) Arribas J.R. et al.: Lancet Infect Dis. 14 (7): 581-589, 2014
2) Pozniak A. et al.: Lancet Infect Dis. 14 (7): 590-599, 2014
3) Mills A. et al.: HIV Clin Trials. 15 (2): 51-56, 2014
-2-
2. 自主改訂
■ 改訂内容(下線部追加改訂箇所)
① 禁忌/併用禁忌
改訂後
改訂前
【禁忌(次の患者には投与しないこと)
】
【禁忌(次の患者には投与しないこと)
】
(2)次の薬剤を投与中の患者:リファンピシン, (2)次の薬剤を投与中の患者:リファンピシン,
セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort:セント・
セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort:セント・
ジョーンズ・ワート)含有食品,ジヒドロエル
ジョーンズ・ワート)含有食品,ジヒドロエル
ゴタミンメシル酸塩,エルゴタミン酒石酸塩,
ゴタミンメシル酸塩,エルゴタミン酒石酸塩,
エルゴメトリンマレイン酸塩,メチルエルゴメ
エルゴメトリンマレイン酸塩,メチルエルゴメ
トリンマレイン酸塩,アスナプレビル,バニプ
トリンマレイン酸塩,シンバスタチン,ピモジ
レビル,シンバスタチン,ピモジド,シルデナ
ド,シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)
,
フィルクエン酸塩(レバチオ)
,バルデナフィ
バルデナフィル塩酸塩水和物,
タダラフィル
(ア
ル塩酸塩水和物,タダラフィル(アドシルカ)
,
ドシルカ)
,ブロナンセリン,アゼルニジピン,
ブロナンセリン,アゼルニジピン,リバーロキ
リバーロキサバン,トリアゾラム,ミダゾラム
サバン,トリアゾラム,ミダゾラム(
「相互作
(
「相互作用」の項参照)
用」の項参照)
(改訂項目のみ抜粋)
【使用上の注意】
3. 相互作用
(1)併用禁忌(併用しないこと)
アスナプレビル
(スンベプラ)
アスナプレビル
の血中濃度が上
昇し,肝臓に関
連した有害事象
が発現し,また
重症化する可能
性がある。
バニプレビル
(バニヘップ)
バニプレビルの
血中濃度が上昇
し,悪心,嘔吐,
下痢の発現が増
加する可能性が
ある。
(改訂項目のみ抜粋)
【使用上の注意】
3. 相互作用
(1)併用禁忌(併用しないこと)
略
コビシスタット
の CYP3A に対
する阻害作用が
考えられる。
上記,改訂前併用禁忌に加筆
(改訂項目のみ抜粋)
■ 改訂理由
アスナプレビル及びバニプレビルの添付文書における「禁忌」並びに「併用禁忌」の項には,コ
ビシスタット含有製剤(スタリビルド配合錠)との併用で,これら薬剤の血中濃度が上昇するおそ
れがあると注意喚起されております。このことから,これらの薬剤を「禁忌」並びに「併用禁忌」
として注意喚起することと致しました。
-3-
② 重要な基本的注意(7)
改訂後
改訂前
2. 重要な基本的注意
2. 重要な基本的注意
(7)本剤の臨床試験で,144 週投与の結果におい (7)本剤の臨床試験で,96 週投与の結果におい
て,腰椎と大腿骨頸部の骨密度の減少が認め
て,腰椎と大腿骨頸部の骨密度の減少が認め
られている。また,テノホビル ジソプロキ
られている。また,テノホビル ジソプロキ
シルフマル酸塩の 144 週投与の結果において
シルフマル酸塩の 144 週投与の結果において
も,腰椎と大腿骨頸部の骨密度の減少及び骨
も,腰椎と大腿骨頸部の骨密度の減少及び骨
代謝マーカー
(骨型アルカリホスファターゼ,
代謝マーカー
(骨型アルカリホスファターゼ,
血清オステオカルシン,血清Ⅰ型コラーゲン
血清オステオカルシン,血清Ⅰ型コラーゲン
架橋 C-テロペプチド及び尿中Ⅰ型コラーゲ
架橋 C-テロペプチド及び尿中Ⅰ型コラーゲ
ン架橋 N-テロペプチド)の増加が認められ,
ン架橋 N-テロペプチド)の増加が認められ,
骨代謝回転の亢進が示唆されている。また,
骨代謝回転の亢進が示唆されている。また,
血清副甲状腺ホルモン及び 1,25 ビタミン D
血清副甲状腺ホルモン及び 1,25 ビタミン D
の増加も認められている。病的骨折の既往の
の増加も認められている。病的骨折の既往の
ある患者又はその他の慢性骨疾患を有する患
ある患者又はその他の慢性骨疾患を有する患
者では,十分な観察を行い,異常が認められ
者では,十分な観察を行い,異常が認められ
た場合には,投与を中止するなど適切な処置
た場合には,投与を中止するなど適切な処置
を行うこと。
を行うこと。
(改訂項目のみ抜粋)
(改訂項目のみ抜粋)
■ 改訂理由
抗 HIV 薬による治療経験がない HIV-1 感染症患者を対象とした本剤の外国臨床試験において,投
与 144 週までの成績が得られたことから,記載内容を更新致しました。
③ 併用注意
改訂後
改訂前
3. 相互作用
(2)併用注意(併用に注意すること)
3. 相互作用
(2)併用注意(併用に注意すること)
クラリスロマイシン クラリスロマイ
シン及びコビシ
スタットの血中
濃度が上昇する
可能性がある。
クラリスロマイ
シン及びコビシ
スタットのCYP3A
に対する阻害作
用が考えられる。
クラリスロマイシン これら薬剤及び これら薬剤及び
テリスロマイシン コビシスタット コビシスタット
の血中濃度が上 の CYP3A に対
昇する可能性が する阻害作用が
考えられる。
ある。
(改訂項目のみ抜粋)
(改訂項目のみ抜粋)
■ 改訂理由
本剤とテリスロマイシンの併用については,テリスロマイシン及びコビシスタットの血中濃度が
上昇する可能性があることから,注意喚起を行ってきました。しかしながら,本邦ではテリスロマ
イシンが販売中止され,2012 年 3 月末日をもって経過措置期間を満了していることから,テリスロ
マイシンに関する記載を削除することと致しました。
-4-
④ 副作用
改訂後
改訂前
4. 副作用
4. 副作用
抗 HIV 薬による治療経験のない HIV-1 感染症患
外国における抗 HIV 薬による治療経験のない
者を対象とした本剤の外国臨床試験(144 週時)
HIV-1 感染症患者を対象とした本剤の臨床試験
において,701 例中 335 例(47.8%)に副作用が
(96 週時)において,701 例中 330 例(47.1%)
認められた。主な副作用は,悪心 110 例(15.7%)
,
に副作用(臨床検査値異常除く)が認められた。
下痢 86 例(12.3%)
,異常な夢 64 例(9.1%)
,
主な副作用は,悪心 110 例(15.7%)
,下痢 85 例
頭痛 52 例(7.4%)等であった。また抗 HIV 薬
(12.1%)
,
異常な夢61例
(8.7%)
,
頭痛50例
(7.1%)
による治療経験があり,ウイルス学的に抑制さ
等であった。
れている HIV-1 感染症患者を対象とした本剤の
臨床検査値異常では,
CK
(CPK)
増加 46 例
(6.6%)
外国臨床試験(48 週時)において,632 例中 153
が多かった。
(承認時)
例(24.2%)に副作用が認められた。主な副作用
は,悪心 24 例(3.8%)
,不眠症 17 例(2.7%)
,
下痢 14 例(2.2%)
,頭痛 14 例(2.2%)等であっ
た。
■ 改訂理由
抗 HIV 薬による治療経験がない HIV-1 感染症患者を対象とした本剤の外国臨床試験において,投
与 144 週までの成績が得られたことから,副作用情報を更新し,注意喚起を行うことと致しました。
また,抗 HIV 薬による治療経験があり,ウイルス学的に抑制されている HIV-1 感染症患者を対象
とした本剤の外国臨床試験において,投与 48 週までの副作用情報を得られたことから,新たに副作
用情報を記載し,注意喚起を行うことと致しました。
-5-
⑤ その他の副作用
改訂後
改訂前
4. 副作用
4. 副作用
(2)その他の副作用
(2)その他の副作用
下記の副作用があらわれることがあるので,
下記の副作用があらわれることがあるので,
観察を十分に行い,異常が認められた場合は
観察を十分に行い,異常が認められた場合は
適切な処置を行うこと。
適切な処置を行うこと。
頻度
種類
代謝及び栄
養障害
精神障害
2%以上
頻度
種類
代謝及び栄
養障害
2%未満
脂質異常症,食欲減退,食欲
亢進,アルコール不耐性,イ
ンスリン抵抗性,ビタミンD
欠乏,耐糖能障害,低リン酸
血症
異常な夢, 気分変調性障害,うつ病,不
不眠症
安,リビドー消失,自殺企図,
パニック発作,妄想症,スト
レス
精神障害
神経系障害 頭痛,
浮動 傾眠,味覚異常,注意力障害,
性めまい 錯感覚,感覚鈍麻,記憶障害,
運動失調,協調運動異常,嗅
覚錯誤,認知障害,筋緊張亢
進
神経系障害
眼障害
眼障害
胃腸障害
黄疸眼,眼瞼痙攣,眼乾燥,
流涙増加,視力障害,眼そう
痒症
悪心,
下痢 放屁,胃腸障害,腹部膨満,
嘔吐,腹痛,便秘,口内乾燥,
胃食道逆流性疾患,口の感覚
鈍麻,口唇炎,嚥下障害,肛
門周囲痛,流涎過多,舌障害,
おくび,耳下腺腫大
胃腸障害
皮膚及び皮
下組織障害
発疹,全身性そう痒症,寝汗,
皮膚炎,多汗症,脱毛症,剥
脱性皮膚炎,皮膚疼痛,光線
過敏性反応,皮膚色素過剰,
好酸球性膿疱性毛包炎,脂肪
肥大症,ざ瘡,脂肪組織萎縮
症,皮膚灼熱感
皮膚及び皮
下組織障害
筋骨格系及
び結合組織
障害
筋骨格痛,関節痛,骨粗鬆症,
顎関節症候群,四肢不快感,
筋痙縮,筋骨格不快感
筋骨格系及
び結合組織
障害
-6-
2%以上
2%未満
食欲減退,高コレステロール
血症,高脂血症,インスリン
抵抗性,アルコール不耐性,
ビタミン D 欠乏,高トリグリ
セリド血症,食欲亢進
異常な夢, 睡眠障害,不安,うつ病,リ
不眠症
ビドー減退,悪夢,気分動揺,
自殺念慮,パニック発作,怒
り,多幸気分,失見当識,妄
想症,不安障害,感情不安定
頭痛,浮 傾眠,味覚異常,注意力障害,
動性めま 錯感覚,片頭痛,精神的機能
い
障害,記憶障害,協調運動異
常,振戦,感覚鈍麻,知覚過
敏,嗅覚錯誤,認知障害,嗜
眠,運動失調,緊張性頭痛
黄疸眼,視力障害,眼そう痒
症,流涙増加,眼乾燥,眼瞼
痙攣
悪心,下 消化不良,便秘,腹痛,腹部
痢,嘔吐, 膨満,腹部不快感,口内乾燥,
鼓腸
胃食道逆流性疾患,口唇炎,
口の感覚鈍麻,上腹部痛,肛
門周囲痛,心窩部不快感,腸
炎,嚥下障害,排便回数増加,
便意切迫,口唇乾燥,流涎過
多,舌障害
発疹,そう痒症,全身性そう
痒症,寝汗,多汗症,紅斑,
斑状丘疹状皮疹,光線過敏性
反応,皮膚色素過剰,剥脱性
皮膚炎,湿疹,皮膚疼痛,好
酸球性膿疱性毛包炎,丘疹性
皮疹,皮膚炎,脂肪肥大症
筋肉痛,顎関節症候群,重感,
筋骨格痛,四肢不快感,筋痙
縮,骨粗鬆症,関節痛
改訂後
頻度
種類
腎及び尿路
障害
2%以上
改訂前
2%未満
蛋白尿,血尿,頻尿,腎結石
症,腎仙痛,結晶尿,糖尿
一般・全身 疲労
障害及び投
与部位の状
態
無力症,異常感,熱感,発熱,
空腹,疼痛,末梢腫脹,胸痛,
悪寒,脂肪組織増加,宿酔,
インフルエンザ様疾患
臨床検査
血中クレアチニン増加,肝機
能検査異常,アミラーゼ増
加,リパーゼ増加,血中クレ
アチンホスホキナーゼ増加,
糸球体濾過率異常,低比重リ
ポ蛋白増加,体重減少,血中
アルカリホスファターゼ増
加,尿中結晶陽性,体重増加
その他
鼻炎,胃腸炎,ウイルス感染,
バーキットリンパ腫,ホジキ
ン病,肛門性器疣贅,好中球
減少症,薬物過敏症,甲状腺
機能低下症,回転性めまい,
右脚ブロック,頻脈,高血圧,
しゃっくり,中毒性肝炎,勃
起不全,月経困難症,不規則
月経,挫傷,腰椎骨折
頻度
種類
腎及び尿路
障害
2%以上
2%未満
血尿,蛋白尿,頻尿,腎仙痛,
ミクロアルブミン尿,腎結石
症
一般・全身 疲労
異常感,無力症,発熱,熱感,
障害及び投
易刺激性,疼痛,胸痛,末梢
与部位の状
性浮腫,インフルエンザ様疾
態
患,空腹,悪寒,宿酔,脂肪
織増加
注 3)
臨床検査
CK(CPK) ALT(GPT)増加,γ-GTP 増
増加,尿中 加,リパーゼ増加,尿中ブド
ウ糖陽性,血中コレステロー
赤血球陽
ル増加,血中ブドウ糖増加,
性,アミ
血中ビリルビン増加,血中尿
ラーゼ増
酸増加,血小板数減少,尿中
加,AST
(GOT)増 蛋白陽性,血中ブドウ糖減
加,好中球 少,血中アルブミン減少,血
中クレアチニン増加,血中リ
数減少
ン減少,血中トリグリセリド
増加,ヘモグロビン減少,血
中カリウム増加
その他
勃起不全,しゃっくり,高血
圧,ほてり,バーキットリン
パ腫,挫傷,薬物過敏症,回
転性めまい,肝損傷,低比重
リポ蛋白増加,体重減少,右
脚ブロック,肝炎,鼻炎,糸
球体濾過率異常
注 3)グレード 3 及び 4 の臨床検査値異常を示した。
■ 改訂理由
抗 HIV 薬による治療経験のない HIV-1 感染症患者を対象とした本剤の外国臨床試験において,投
与 144 週までに得られた副作用情報と抗 HIV 薬による治療経験があり,ウイルス学的に抑制されて
いる HIV-1 感染症患者を対象とした本剤の外国臨床試験における副作用情報を合わせて集計致しま
した。
また,臨床検査の項には,グレード 3 及び 4 と判定された臨床検査値異常変動項目から,本剤の
副作用と判断された臨床検査項目を記載することと致しました。
なお,再集計した結果,新たに追記することとなった副作用は,以下の通りです。
ストレス,筋緊張亢進,放屁,おくび,耳下腺腫大,脱毛症,ざ瘡,脂肪組織萎縮症,皮膚灼熱
感,筋骨格不快感,結晶尿,血中アルカリホスファターゼ増加,尿中結晶陽性,体重増加,胃腸炎,
ウイルス感染,ホジキン病,肛門性器疣贅,甲状腺機能低下症,頻脈,月経困難症,不規則月経,
腰椎骨折
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3. その他の改訂
「使用上の注意」以外にも改訂を行いましたので,主な内容を以下に記載致します。
① 使用期限
一部変更申請が承認されたため,使用期限を 2 年から 3 年に延長致します。
②【臨床成績】<外国人における成績>
抗HIV薬による治療経験がないHIV-1感染症患者を対象とした,
本剤の外国臨床試験
(236-0102
試験及び 236-0103 試験)において,投与 144 週までの結果が得られたことから,情報を更新致
しました。
また,抗 HIV 薬による治療経験があり,ウイルス学的に抑制されている HIV-1 感染症患者を
対象とした,本剤の外国臨床試験(236-0115 試験,236-0121 試験及び 236-0123 試験)について
も,投与 48 週までの結果が得られたことから,新たに情報を記載致しました。
③【薬効薬理】3. 薬剤耐性
(2)臨床試験
抗HIV薬による治療経験がないHIV-1感染症患者を対象とした,
本剤の外国臨床試験
(236-0102
試験及び 236-0103 試験)において,投与 144 週までの結果が得られたことから,情報を更新致
しました。
また,抗 HIV 薬による治療経験があり,ウイルス学的に抑制されている HIV-1 感染症患者を
対象とした,本剤の外国臨床試験(236-0115 試験及び 236-0121 試験)についても,投与 48 週ま
での結果が得られたことから,新たに情報を記載致しました。
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