行政評価の変更について

資料5
行政評価の変更について
砥部町では行政評価を平成 18 年度に試験導入、平成19年度より本格導入し、毎年
実施してきました。しかし行政評価導入から数年が経過し、現在の行政評価でいくつか
問題点が出てきました。そこで、問題点を整理し、よりよい評価機能を持った行政評価
としていくために、現在の行政評価を変更することを検討しています。
<現在>
町の将来を描いた各種計画の頂点にある
『砥部町総合計画』
基本施策評価(総合計画の施策ごとに評価)
行政評価
↑
事務事業評価(細かい事業毎に評価)
<変更後>
町の将来を描いた各種計画の頂点にある
『砥部町総合計画』
行政評価 =
行政評価から切り離す =
基本施策評価(総合計画の施策の進捗状況をチェック)
事務事業評価
↓
事業別財務諸表の形にする
現在の行政評価について
町の将来を描いた各種計画の頂点にある『砥部町総合計画』に基づいて、総合計画の
中の基本施策が、各種事務事業を行うことで実現に近づいているかを測るものになって
います。
(行政評価の流れ)
1.人工数調査及び事務事業の政策体系図を作成(細事業やそれに係る職員数の調査)
↓
2.担当職員による「事務事業評価」を実施(細事業ごとに評価)
↓
3.担当課長による「基本施策評価」を実施(総合計画の施策ごとに評価)
↓
HP、広報で結果を公表
基本施策評価について
基本施策評価は総合計画とリンクし、総合計画の施策ごとに評価を行っています。
現在の問題点
・基本施策評価と事務事業評価の細事業を関連付けた政策体系図としているが、事
務事業を無理に当てはめている部分もあり、事務事業評価との関連性に欠けてい
る。
・総合計画の「成果指標」を測る項目に、総合計画とは違う指標を使っていて、総
合計画の進捗状況が測れていない項目がある。
変更後
・事務事業と結びつけて考えるのではなく、本来の目的である総合計画の推進を基
本に考え、
「総合計画の推進状況をチェックする」評価にする。
事務事業評価について
事務事業評価は、事業の担当者が実施している事務事業の現状を把握・認識した上で、
目的を達成するために解決するべき課題・問題を発見し、具体的な改善につなげていく
取り組みです。
現在の問題点
・評価開始から数年経ち、評価が形骸化している面がある。
・基本施策評価票を記入するための、事務事業評価。となっている。(基本施策評価シ
ートに事務事業での数字を記入する箇所があるため)
・
「行政がやるべきなのか、民間委託はできないのか」など評価導入時とは違った視点
での評価項目の導入の必要性もでてきた。
変更(案)
町の財政状況を示した書類の一つである「施設別・事業別財務諸表」の事業別財務諸
表に事務事業評価を加える形にすることを検討中。財政的な視点を持った事務事業の評
価に変えることで、評価自体が有益なものになるよう目指します。