部長会議資料 平成28年5月2日 企画部企画経営課 事務事業評価(業務棚卸評価)の見直しについて 1.経緯 総合計画実施計画の進行管理手法として、施策目標を達成するために設定した事業の進捗度を測るため、 毎年度実施する業務棚卸評価により、前年度事業の評価を行ってきた。 しかしながら、複雑かつ膨大なシート構成から本来意図する分析を十分に行うことができないことに加 え、作成にあたり多大な時間を要することから、 「シートの作成が目的となっており、本来の目的である事 務事業の棚卸につながっていない」等の課題が出てきた。 こうした厳しい財政状況下においては、業務棚卸評価のスキームを抜本的に見直し、事業手法の見直し や事業の縮小・廃止を徹底的に行うことにより、事務事業の効率化及び限られた資源の効率的・効果的な 再配分をより一層図っていくとともに、本年度より取り組む「働きかたの見直し」を推進し、職員のワー クライフバランスの実現を目指すこととした。 そのため、これまでの業務棚卸評価の評価スキームを次の方向性で再構築する。 2.見直しの方向性 事務事業評価(業務棚卸評価)については、次の方向性で見直しを行っている。 方向性 項番 1 事務事業評価と業務棚卸 評価の役割の明確化 詳細 これまでは、 「事務事業評価=業務棚卸評価」として実施してきたが、 毎年度の指標の達成度を測るための「事務事業評価」、事業における活 動や事務の進め方の改善のための「業務棚卸評価」として、役割を明 確化する。 2 業務棚卸評価の重点化 事業の廃止・縮小について、より実効性を持って着実に推進するこ とに加え、第4次実施計画や次期基本構想の策定に向け、目的や目標 の設定のあり方等に関する職員意識の向上を図ることも目的とし、よ り集中的に業務のあり方を見直す契機となるよう、業務棚卸評価の対 象を各部課かいが自主的に選定する3事業以内とする。 3 見やすさ・使いやすさと 従来の評価シートについてはA3横のシートを活用していたが、公 いった観点からの評価シ 表した結果、市民から「見づらい」、 「分かりづらい」との指摘があっ ートの改訂 た。市民への説明責任及び市が実施する事務事業に対する市民の関心 と理解の向上のため、見やすさ等にも配慮したA4版のシートとする。 4 理事者ヒアリングの 効率化 より効率的・効果的なヒアリングとするため、業務棚卸評価ヒアリ ングの対象事業については、従来の全事業を対象とするのではなく、 各部課かいが3事業以内で選定した「業務棚卸評価シート作成事業」 のみを対象とする。 3.評価の流れ(案) 裏面参照。 1 【 評価の流れ(案) 】 事務事業評価表 の作成 課長以下の職員(事務担当者含む)で、事務事業評価表を作成し、 目標の達成度合いを確認する。 課長以下の職員(事務担当者含む)で、事務事業の中から業務棚 業務棚卸評価シート 作成事業 を選定 卸評価シート(以下、 「業棚シート」という。 )作成事業を選定(3 事業以内)し、課長と協議のうえ、承認を得る。 課長は部局長に事業の選定理由等を説明し、承認を得る。 業棚シート作成事業 部局長は部内の業棚シート作成事業が全て挙がったら、所管の副 について副市長と 市長とヒアリングし、承認を得る。 ヒアリングを実施 ※ヒアリングについては企画経営課で日程調整等は行いませんの で、各部局で対応いただくようお願いします。 業棚シート作成事業の決定 業棚シートの作成 部長ヒアリングの実施 課長補佐または担当主査と事務担当職員を中心に業棚シートを作成 し、課長に改善内容等を説明・協議のうえ、承認を得る。 課長は部局長に事務の改善内容等を説明・協議のうえ、承認を得る。 企画経営課行政改革担当 によるヒアリング 政策領域会議において 情報共有 理事者ヒアリング 一部の課かいについては、企画経営課行政改革担当に よるヒアリングを実施。 政策領域における各課の事務事業の改善内容等について情報共有 を図る。 各課で行った事務の改善内容等について、理事者に説明・協議する。 当該事業の実施にあたって、業務棚卸評価結果を反映させ、改善 評価結果の確定 内容を実行する。 2
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