(31)埼玉県民の婚姻と出生

グラフで見る埼玉県のすがた
31
埼玉県民の婚姻と出生
婚姻率
婚姻率の推移
(埼玉県)
(人口千対・%)
12
11.0 11.3
(歳)
平均初婚年齢の推移
(埼玉県)
夫
10
8 8.8
8.8
6
6.4
4
6.2
6.9 6.6
5.8
5.7
27.3
5.5
4.9
24.8
2
0
S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H26
母の年齢階級別出生割合(埼玉県)
(%)
24歳以下
25∼29歳
30歳以上
64.8
54.1
38.9
47.9
29.6
34.4
22.5 21.5
47.3
(人口千対・%)
23.6
24.4
16.2
30.8
17.5
25.9
22.1
12.4
19.9
9.3
S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H25
出所:人口動態統計
13.9
11.5
25.5
26.3
29.1
27.1
28.2
29.5
市町村別の出生率
(平成25年)
1 戸田市
2 和光市
3 朝霞市
4 志木市
5 富士見市
5 吉川市
7 滑川町
8 伊奈町
9 川口市
10 八潮市
17.9
41.4
41.1 39.0
28.5
31.4
30.2
S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H26
出生率の推移
(埼玉県)
56.8
妻
10.1 9.7
8.6
9.9
8.4 8.1
S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H25
55 小川町
55 嵐山町
57 越生町
58 長瀞町
59 毛呂山町
60 川島町
61 ときがわ町
62 東秩父村
63 鳩山町
(%)
11.4
11.1
10.3
9.9
9.7
9.7
9.4
9.2
8.9
8.8
5.1
5.1
4.9
4.8
4.5
4.4
3.8 全 国 8.2%
3.2
埼玉県 8.1%
3.0
(赤)
は比企郡内の自治体
政府が進めている「まち・ひと・しごと」創生総合戦略のなかで各自治体が将来(2060年)の地方
人口ビジョンを策定しているところです。そこで人口ビジョン策定の基本データとなる埼玉県内の婚
姻と出生について見ましょう。
埼玉県の婚姻について、婚姻率と平均初婚年齢から見ましょう。それぞれ子供の出生には、大きな
関連がありますし、少子化をもたらしている大きな要因であると言えるでしょう。データから婚姻率
の減少と初婚年齢の高齢化が分かります。婚姻率は昭和45年に11.3%から減少し、平成26年にはピー
クの半分以下の4.9%となりました。また平均初婚年齢は逆に上昇を続け、女性は昭和35年の24.8歳
から平成26年には29.5歳と上昇しています。婚姻率の減少と初婚年齢の高齢化が少子化の進展の根
本的な原因と言えます。これによって出産年齢の高齢化が進み、出生率の減少にもはっきりと見て取
れます。
最後に県内の市町村別の出生率(※)を見ますと、戸田市の11.4%がトップで和光市、朝霞市と続いて
います。一方、下位の自治体は奇妙なことに比企郡(グラフが赤)を中心に県西部地区の市町村がほ
とんどとなっています。
(※)‌出生率は人口1,000人あたりにおける出生数の割合をいう。これに対し一人の女性が一生に生む子供の平均数を示す合計
特殊出生率がある。