平成26年度事業報告 渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団は、渡良瀬遊水地及びその周辺地域におい て、良好な水辺空間の形成を図るための自然観察施設及び運動施設の整備及び運営並 びに環境保全のための活動、環境教育、調査研究等を行うことによって、環境保全と その利活用を推進することを目的としています。 平成26年度は従来から渡良瀬遊水地の管理や環境保全などで培い、蓄積してきた 渡良瀬遊水地等に係わる管理技術や知的財産を活かして、次のような事業を行い、更 なる社会貢献に努めてまいりました。 1.環境保全及び調査研究事業 ①湿地植物の保全等の活動、環境教育及び遊水地への理解を深めるための活動 ・渡良瀬遊水地の自然環境を生かした動植物・歴史等をテーマとした小学生の環 境学習・体験学習の支援を実施しました。また、渡良瀬遊水地環境学習発表会 を実施しました。 ・渡良瀬遊水地の動植物観察会及び夏休み宿題サポート教室、E ボート講習会など の開催をしました。 ・湿地園等で貴重植物などの保全管理及び観察の場の提供を行いました。 ・渡良瀬遊水地の自然環境学習資料「昆虫ガイドブック」を作成しました。 ・渡良瀬遊水地の治水・利水、環境、利用等情報をパネル展示やビデオで提供する とともに現地案内等体験活動センター、湿地資料館で実施しました。 ・環境保全のためのクリーン運動、ヨシ焼きや豊かな自然環境を伝えるフォトコン テストを地域と一体となって開催しました。 ②渡良瀬遊水地の利活用・湿地植物保全等の調査研究及びその成果の普及 ・貴重植物の自生地保全・再生のための活動及び調査研究を行いました。 ・渡良瀬遊水地の利用実態調査及び利用活用方策を行いました。 ・年間の利活用計画と利用調整、事故防止等の調査、検討を行いました。 ・ヨシ焼きによる植物生育の効果の調査を行いました。 2.施設管理事業 ・安全に利活用できるよう施設の点検、管理改善を実施しました。 ・谷中湖周辺植栽の維持管理(貴重植物の保全等含む)を行いました。 ・利用施設の状況把握及び安全指導を実施しました。 ・谷中湖周辺利用のための施設管理(ゲート・トイレ等)を行いました。 3.運動施設事業 ・渡良瀬カントリークラブの運営・管理等を行い、利用者の健康増進を図りました。 4.事業 ①組織及び人員 財団の組織は、業務部及び企画部の二部制の執行体制で、職員構成は、直接採用 職員の他、民間企業からの出向職員からなっており、平成26年度は、以下の通り です。 職 員 直接採用 民間企業 からの出向 計 業務部 3 1 4 企画部 6 - 6 合 9 1 10 計 備 考 (平成27年3月末)
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