健診結果(血圧高値)情報の提供 表 血圧とは、心臓から全身に血液が送り出されるときに、血管の壁にかかる圧力のことです。 加齢や生活習慣などが原因で一定レベル以上に高くなる状態が「高血圧」です。 自覚症状はほとんどありませんが、放置すると命に関わる合併症を引き起こすこともあります。 あなたの結果通知表とその対応についてみてみましょう 最高血圧=収縮期血圧 最低血圧=拡張期血圧 質問 あなたのBMIは 25.0 以上ですか ※BMIとは肥満状態を 表す体格指数です はい(肥満者) 質問 いいえ(非肥満者) 裏面へ 収縮期血圧が 160 mmHg を超えている 又は 拡張期血圧が 100 mmHg を超えている いいえ はい 血圧が非常に高い状態です。望ましい血圧レベル(収 縮期血圧120mmHg未満、かつ拡張期血圧80mmHg未 満)の人と比べて、約5倍、脳卒中や心臓病にかかりや すいことがわかっています。この健診結果を持って至 急かかりつけの医療機関を受診しましょう。 質問 収縮期血圧が 140 ~ 159 mmHg 拡張期血圧が 90 ~ 99 mmHg 又は いいえ はい 高血圧の疑いがあります。 この状態が続くと、望ましい血圧レベル(収 縮期血圧120mmHg未満、かつ拡張期血圧 80mmHg未満)の人と比べて、約3倍、脳卒 中や心臓病にかかりやすいことがわかって います。血圧を下げるためには減量(太って いた人や以前より体重が増えた人)、適度 な運動、禁煙、お酒を減らす、減塩、野菜を 多くして果物も適度に食べるなど、生活習 慣の改善が必要です。特定保健指導の対象 者は積極的に利用する等、生活習慣の改善 に取り組み、1~3か月後に、かかりつけの医 療機関で再検査を受けてください。ただし、 もしあなたが糖尿病、慢性腎臓病、心血管 病(心臓や血管の病気)をもっている場合や、 他のリスク※を3つ以上もっている場合には、 この血圧の状態が続くと脳卒中や心筋梗塞 を起こす可能性が高くなるため、至急かか りつけの医療機関を受診しましょう。 ※他のリスクとは裏面参照 監修 質問 収縮期血圧が 130 ~ 139 mmHg 拡張期血圧が 85 ~ 89 mmHg 又は はい 正常範囲内ですがその中では高いで す。この状態が続くと、望ましい血圧レ ベル(収縮期血圧120mmHg未満、かつ 拡張期血圧80mmHg未満)の人と比べ て、約1.5~2倍、脳卒中や心臓病にか かりやすいことがわかっています。血 圧を下げるためには、減量、禁煙、お酒 を減らす、減塩、野菜を多くして果物も 適度に食べるなど、生活習慣の改善が 必要です。特定保健指導の対象者は積 極的に利用しましょう。 健康状態を確認するために、今後も健 診を受けましょう。 いいえ 収縮期血圧 ~129 mmHg かつ 拡張期血圧 ~84 mmHg 異常はありませんでした。 引き続き健康状態を確認するために、 今後も健診を受けましょう。 引用:標準的な健診・特定保健指導プログラム(平成25年4月) 健診結果とその他必要な情報の提供(フィードバック)文例集 特定非営利活動法人 健康情報処理センターあいち 健診結果(血圧高値)情報の提供 裏 表面から いいえ(非肥満者) 最高血圧=収縮期血圧 最低血圧=拡張期血圧 質問 収縮期血圧が 160 mmHg を超えている 又は 拡張期血圧が 100 mmHg を超えている はい いいえ 血圧が非常に高い状態です。望ましい血圧レベル(収 縮期血圧120mmHg未満、かつ拡張期血圧80mmHg未 満)の人と比べて、約5倍、脳卒中や心臓病にかかりや すいことがわかっています。この健診結果をもってか かりつけの医療機関を受診しましょう。 質問 収縮期血圧が 140~159 mmHg 拡張期血圧が 90~ 99 mmHg 又は いいえ はい 質問 高血圧の疑いがあります。 この状態が続くと、望ましい血圧レベル(収 縮期血圧120mmHg未満、かつ拡張期血圧 80mmHg未満)の人と比べて、約3倍、脳卒 中や心臓病にかかりやすいことがわかって います。血圧を下げるためには減量(太って いた人や以前より体重が増えた人)、適度 な運動、禁煙、お酒を減らす、減塩、野菜を 多くして果物も適度に食べるなど、生活習 慣の改善が必要です。特定保健指導の対象 者は積極的に利用する等、生活習慣の改善 に取り組み、1~3か月後に、かかりつけの医 療機関で再検査を受けてください。ただし、 もしあなたが糖尿病、慢性腎臓病、心血管 病(心臓や血管の病気)をもっている場合や、 他のリスク※を3つ以上もっている場合には、 この血圧の状態が続くと脳卒中や心筋梗塞 を起こす可能性が高くなるため、至急かか りつけの医療機関を受診しましょう。 ※他のリスクとは下記参照 収縮期血圧が 130~139 mmHg 拡張期血圧が 85~ 89 mmHg 又は はい 正常範囲内ですがその中では高いで す。この状態が続くと、望ましい血圧レ ベル(収縮期血圧120mmHg未満、かつ 拡張期血圧80mmHg未満)の人と比べ て、約1.5~2倍、脳卒中や心臓病にか かりやすいことがわかっています。血 圧を下げるためには、減量(以前より体 重が増えた人)、適度な運動、禁煙、お 酒を減らす、減塩、野菜を多くして果物 も適度に食べるなど、生活習慣の改善 が必要です。健康状態を確認するため に、今後も健診を受けましょう。 いいえ 収縮期血圧 ~129 mmHg かつ 拡張期血圧 ~84 mmHg 異常はありませんでした。 引き続き健康状態を確認するために、 今後も健診を受けましょう。 出典)標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】平成25年4月 厚生労働省 健康局 血圧高値に関するフィードバック文例集より 高血圧の状態が続くと 血管が傷つく 動脈硬化が進む 合併症を引き起こす 更にプラスして ※「他のリスク」とは以下の心血管病の危険因子を指します ● 高齢(65歳以上) ● 喫煙 ● 脂質異常症(中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロ-ル39mg/dl以下、LDコレステロ-ル140mg/dl以上) ● 肥満(BMIが25以上、特に腹部肥満) ● メタボリックシンドローム ● 若年(50歳未満)発症の心血管病の家族歴 合併症のリスクが更に高まります
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