【カンデサルタン錠 2mg「イセイ」】 無包装状態における安定性に関する資料

【カンデサルタン錠 2mg「イセイ」】
無包装状態における安定性に関する資料
コーアイセイ株式会社
z 目的
カンデサルタン錠 2mg「イセイ」の無包装状態における安定性を確認するため、試験を実施した。
z 保存条件
(1) 温度:40℃、3 ヵ月、遮光、気密容器(ガラス瓶)
(2) 湿度:25℃、75%RH、3 ヵ月、遮光、開放
(3) 光
:25℃、総照度 120 万 Lux・hr(1000Lux、50 日)、開放
z 試験項目
性状、定量法、硬度、溶出性、純度試験
z 結果
(1) 温度に対する安定性
測定項目
規格
開始時
1 ヵ月
2 ヵ月
3 ヵ月
性状
白色∼帯黄白色の素錠
白色の素錠
白色の素錠
白色の素錠
白色の素錠
定量法
95.0%∼105.0%
98.0
97.3
97.4
97.4
硬度※※
(参考値(N))
49
54
58
55
89
88
88
86
0.10
0.23
0.32
0.40
N.D.
0.01
0.02
0.04
N.D.
0.01
0.02
0.03
0.02
0.06
0.09
0.11
溶出性
45 分間の
溶出率が 75%以上
RRT 約 0.5
1.5%以下
RRT 約 0.8
RRT 約 1.1
0.5%以下
純度試験※
RRT 約 1.5
(HPLC)
RRT 約 2.0
1.0%以下
0.05
0.14
0.20
0.25
RRT 約 0.4
0.1%以下
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
その他の最大量
0.1%以下
0.06
0.06
0.06
0.06
総量
4.0%以下
0.24
0.51
0.72
0.91
(2) 湿度に対する安定性
測定項目
規格
開始時
1 ヵ月
2 ヵ月
3 ヵ月
性状
白色∼帯黄白色の素錠
白色の素錠
白色の素錠
白色の素錠
白色の素錠
定量法
95.0%∼105.0%
98.0
97.7
98.1
97.9
硬度※※
(参考値(N))
49
27
32
29
89
89
89
89
0.10
0.12
0.14
0.15
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
0.02
0.03
0.03
0.03
溶出性
45 分間の
溶出率が 75%以上
RRT 約 0.5
1.5%以下
RRT 約 0.8
RRT 約 1.1
0.5%以下
純度試験※
RRT 約 1.5
(HPLC)
RRT 約 2.0
1.0%以下
0.05
0.07
0.08
0.09
RRT 約 0.4
0.1%以下
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
その他の最大量
0.1%以下
0.06
0.06
0.06
0.06
総量
4.0%以下
0.24
0.30
0.31
0.34
(3) 光に対する安定
測定項目
規格
開始時
25 日間
50 日間
性状
白色∼帯黄白色の素錠
白色の素錠
白色の素錠
白色の素錠
定量法
95.0%∼105.0%
98.0
97.4
97.7
硬度※※
(参考値(N))
49
46
44
89
90
88
0.10
0.13
0.15
N.D.
0.01
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
0.02
0.03
0.05
溶出性
45 分間の
溶出率が 75%以上
RRT 約 0.5
1.5%以下
RRT 約 0.8
RRT 約 1.1
0.5%以下
純度試験※
RRT 約 1.5
(HPLC)
RRT 約 2.0
1.0%以下
0.05
0.08
0.10
RRT 約 0.4
0.1%以下
N.D.
N.D.
N.D.
その他の最大量
0.1%以下
0.06
0.06
0.06
総量
4.0%以下
0.24
0.34
0.37
※
標準溶液のカンデサルタンシレキセチルのピーク面積を 1.0%として算出した。
N.D.:検出限界 RRT:相対保持時間
※※本剤は硬度の規格が設定されていないため、参考として「錠剤・カプセル剤の無包装状態での
安定性情報 改訂 6 版(医薬ジャーナル社)」の評価基準に従い評価した。
分類
変化なし
評価基準
硬度変化が 30%未満の場合
変化あり(規格内) 硬度変化が 30%以上で、硬度が 19.6N 以上の場合
変化あり(規格外) 硬度変化が 30%以上で、硬度が 19.6N 未満の場合
z 結論
カンデサルタン錠 2mg「イセイ」の無包装状態における安定性試験を実施した結果、湿度に対する
安定性で規格内の硬度低下が認められたが、その他の各試験項目では変化は認められなかった。
コーアイセイ株式会社:無包装状態における安定性に関する資料(社内資料)
2015 年 7 月作成
【カンデサルタン錠 2mg「イセイ」】
粉砕後の安定性に関する資料
コーアイセイ株式会社
z 目的
カンデサルタン錠 2mg「イセイ」の粉砕後の安定性を確認するため、試験を実施した。
z 保存条件
(1) 温度:40℃、5 週間、遮光、気密容器(ガラス瓶)
(2) 湿度:25℃、75%RH、5 週間、遮光、開放
(3) 光:25℃、総照度 120 万 Lux・hr(1000Lux、50 日)、開放
z 試験項目
性状、純度試験、定量法
z 結果
(1) 温度に対する安定性
測定項目
参考用:製剤の規格
開始時
2 週間
5 週間
性状
白色∼帯黄白色の素錠
白色の粉末
白色の粉末
白色の粉末
0.15
0.25
0.35
N.D.
0.01
0.03
N.D.
0.01
0.02
0.04
0.07
0.11
RRT 約 0.5
1.5%以下
RRT 約 0.8
RRT 約 1.1
純度試験※
(HPLC)
定量法
0.5%以下
RRT 約 1.5
RRT 約 2.0
1.0%以下
0.08
0.14
0.19
RRT 約 0.4
0.1%以下
N.D.
N.D.
N.D.
その他の最大量
0.1%以下
0.06
0.06
0.06
総量
4.0%以下
0.35
0.56
0.77
97.1
97.1
96.6
95.0%∼105.0%
(2) 湿度に対する安定性
測定項目
参考用:製剤の規格
開始時
2 週間
5 週間
性状
白色∼帯黄白色の素錠
白色の粉末
白色の粉末
白色の粉末
0.15
0.16
0.18
N.D.
0.01
0.01
N.D.
N.D.
N.D.
0.04
0.04
0.05
RRT 約 0.5
1.5%以下
RRT 約 0.8
RRT 約 1.1
0.5%以下
RRT 約 1.5
純度試験※
(HPLC)
RRT 約 2.0
1.0%以下
0.08
0.09
0.10
RRT 約 0.4
0.1%以下
N.D.
N.D.
N.D.
その他の最大量
0.1%以下
0.06
0.06
0.05
総量
4.0%以下
0.35
0.38
0.40
95.0%∼105.0%
97.1
97.4
97.1
測定項目
参考用:製剤の規格
開始時
25 日間
50 日間
性状
白色∼帯黄白色の素錠
白色の粉末
白色の粉末
白色の粉末
0.15
0.17
0.19
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
N.D.
0.01
0.04
0.06
0.07
定量法
(3) 光に対する安定性
RRT 約 0.5
1.5%以下
RRT 約 0.8
RRT 約 1.1
純度試験※
(HPLC)
定量法
0.5%以下
RRT 約 1.5
RRT 約 2.0
1.0%以下
0.08
0.11
0.13
RRT 約 0.4
0.1%以下
N.D.
N.D.
N.D.
その他の最大量
0.1%以下
0.06
0.06
0.06
総量
4.0%以下
0.35
0.43
0.50
97.1
97.5
97.1
95.0%∼105.0%
※標準溶液のカンデサルタンシレキセチルのピーク面積を 1.0%として算出した。
N.D.:検出限界 RRT:相対保持時間
z 結論
カンデサルタン錠 2mg「イセイ」の粉砕後の安定性試験を実施した結果、各試験項目で変化は認め
られなかった。
コーアイセイ株式会社:粉砕後の安定性に関する資料(社内資料)
2015 年 7 月作成