理事長賞 平成27年8月度 西伊豆健育会病院 功 績 平野 崇 医師事務作業補助者の平野は、仲田院長のカルテ代行入力を含む診療補助をす ることで、仲田院長が医療に専念でき、患者さんと向き合う時間も増え、待ち時間も 短縮され医療の質の向上に寄与しています。さらに外来サマリーを作成することで、 算定洩れがなくなり増収に貢献している功績。 推 薦 者 推 薦 理 由 佐野 良一 今回、平野が運営会議の「頑張ってるプレゼン」で自分の業務について、しっかりと 発表したことに正直、驚きました。以前は人前で自分をアピールすることを苦手として いる職員でした。また今後は整形外科だけでなく、他科についても診療補助をするこ とが必要であり、その為には診療情報管理士の育成が必須であることをアピールし てくれました。前向きに取り組み、回りの職員にも良い影響を与えている平野を理事 長賞に推薦いたします。 内 容 医師事務作業補助者の平野は電子カルテ導入後、仲田院長の電子カルテ代行入力を開始しました。 医師事務作業補助者とは、医師が行う業務のうち、事務的な業務をサポートすることで、ドクターが医 療に専念できることを目的としています。業務内容はカルテ代行入力の他、①退院サマリー作成②診断 書などの文書作成③医療の質を高める作業④行政の報告業務などです。代行入力といっても簡単に できる訳ではありません。前日に全予約患者さんについて予習してから診療に臨みます。また診療が円 滑に進むように外来サマリーを作成しています。外来サマリーを作成するポイントは2点です。一つ目は、 電子カルテを開くと患者さんの疾患、及び家族構成等のバックグランドが一目で把握できることです。二 つ目は記載内容の検索の短縮です。内容について、画面を何度も何度もスクロールして病態について 確認する手間を省けます。 この外来サマリーは全ての再診患者に作成し、分からない病名、医療行為などは医学書で検索しま す。平野は予習と復習を欠かさず実践し、自分の業務の精度を保つことを心掛けています。また検査に ついては、事前に必要と思われる検査をカルテで確認し、診療前に仲田院長に伝えて診療の際にオー ダーを入れてもらうようにしています。最近では、診察室の入室は一回と決め、仲田院長に確認の上、 事前に採血、レントゲンのオーダー入力を済ませ、検査結果を事前に用意した上で、患者さんに診察に 入室していただく工夫もしています。 理事長賞 平成27年8月度 尚、復習として診療終了後は、仲田院長から指摘された事項の修正、カルテ記載の内容の確認、外 来サマリーを更新することでコスト洩れ防止にも大いに役立っています。結果として予約通りに診察が 進み、待ち時間が短縮され、算定洩れが無くなるなどの利点に繋がっています。また結果は数字として も現われていて、月1パーセントのアップとなり、金額では100万円。年間では1200万円の増収となりまし た。平野が医師事務作業補助者として仕事を始めた時には、退院サマリーの作成が主な仕事でした が、現在では業務の幅が大きく広がり成長を実感しています。
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