石川島記念病院 - 医療法人社団 健育会

理事長賞
平成27年8月度
石川島記念病院
功
推
薦
定元 章子
績
人事労務管理担当者の離職により空白になった業務を遂行し、安定化させた功績
者
野口 伸一
推 薦 理 由
専門知識や経験を必要とする業務を引き継ぎも十分でない状態から引き受け、ほぼ
素人の状態から半年で主体的に進められるようになれたのは、定元さんの分からな
いものを分かるようにするための質問力やコミュニケーション力、何より業務を逃げず
に完遂させようとする使命感によるものです。発展途上の当院においてこのマインドは
他の職員が模範とすべきものと考えます。
人事労務部門に限らず、当院の事務部門の業務改善はいまだ道半ばではあります
が、定元さんの心労に耐え、業務改善を推し進める気概を評価していただきたく、理
事長賞に推薦いたします。
内 容
定元章子さんは、熱川温泉病院で医事課職員として11年間、経理課・病棟クラーク・医事課職員とし
て勤務したのち、東京移転(本人都合)と共に当院異動となりました。定元さんの当院勤務開始(平
成27年3月23日)の1か月ほど前、人事担当者の突然の離職が発生し、人事労務管理の業務が宙に
浮いた形となってしまいました。周りの事務職員でその業務を引き受けたものの、専任できる職員もおら
ず人事労務に関する知識や経験も不足していたことから、給与支払いのミスが発生するなど病院運営
に大きな支障が出ていました。
その最中、人事労務の専任担当者として赴任した定元さんは、健育会グループで11年のキャリアがあ
るものの、本業務に関しては全くの素人と言っていい状態でした、それでも当院の状況を理解し、不安
もあったでしょうが、その職務を引き受けてくれました。
業務に入ってからは、職員の顔も分からないなか、前任のミスをお詫びすることから始まり、やりながら憶
え、期限のある仕事を進めていきました。
推薦者から見て、定元さんにとっての財産は、これまで培ってきた熱川温泉病院および本職員との信頼
関係と健育会グループの仕組みや風土についての理解があるということです。どの職種がどのような事
を把握し進めているかについてある程度推察できています。仕事に入る段階でその仮説をもとに検証し
ながら進められるため、大きな回り道をせずに答えにたどり着いています。
理事長賞
平成27年8月度
当院で人事労務担当に就いて半年が経過しました。職員数に対して職種や条件が多様で、いまだ入
退職数も多い状態です。そのような環境のなか入退職の処理から給与計算まで一通りの業務はこなせ
るようになっています。今後、これらの業務は体系化・効率化し、次の業務目標として、医療職サポート
を充実させ、離職率減少に資する仕事に入っていきたいとは、定元さん本人の意気込みです。