理事長賞平成21年12月度西伊豆病院功績 3F病棟看護師土屋直美大分県から伊豆の地にツーリングにきて受傷してしまった患者さんに対し、見知らぬ土地での治療が専念できるように配慮し、患者さん及び患者さん家族にも非常に喜ばれ安心と信頼の向上に貢献し、また同時に病院の知名度アップにも貢献した功績。推薦者推薦理由福永幸子遠方の地で受傷してしまった患者さんに対し、見知らぬ土地であっても治療に専念できるように配慮し、不安な心に寄り添い励まし続けました。その結果として治療も順調に進み、患者さんと患者さんご家族にも感謝の言葉を頂きました。因って患者さんの信頼と安心の向上に貢献し、遠く離れた大分の地に西伊豆病院の名前を印象付けたので、理事長賞に推薦致します。事例大分県からツーリングに来ていたOさんは、林道をバイクにて走行中、後頭部に痛みがあり、バイクを止めようとした所、目の前が暗くなり橋から転落してしまいました。通りがかりの人に発見され、宿まで送ってもらいましたが激痛の為、当院に救急搬送されました。レントゲン・M R I 検査にて第 1 2 胸椎圧迫骨折と診断されました。後頭部の痛み後、意識を失ったのは蜂に刺さされた事に因るアナフィラキシーショックが疑われました。治療としては、腰椎ベルトにて保存的に加療後、リハビリとなりました。大分から遠く離れた伊豆の地で受傷してしまったOさんは、言葉や慣習の違いから非常に不安な様子であり、打撲による痛みの為 A D Lも低下しており、入院直後は全く元気がありませんでした。そんな時、同郷であった看護師の土屋直美が声を掛けました。地元の言葉で話しかけられたOさんは、土屋直美には心を開き、回りに知り合いが誰もいなく心細いと話しました。土屋直美はOさんの気持ちを汲み取り、奥様が付き添えるように許可や個室の手配をし、治療に専念できるよう何くれと無く心遣いをしました。言葉の壁が取り除かれたお陰で、Oさんと土屋直美との間ではいつしか信頼関係が築かれていました。Oさんは土屋直美の心遣いを非常に喜んでくれて、痛みが引いてくると積極的にリハビリにも取り組んでくれました。リハビリを頑張った甲斐もあり、経過も順調で年明け前に退院できました。退院の際に、ご夫婦で『本当に有難うございました。皆さんのお陰で安心して入院生活を送れました。入院した病院が西伊豆病院さんで本当に良かったです。』と何度も頭を下げてお帰りになりました。後日お礼のお手紙を頂きました。感謝のお手紙を読んで、旅先での単なる入院ではなく、患者さんの心に残る看護が出来たことは土屋直美の今後の励みになりました。また遠く離れた大分の地で『伊豆半島に西伊豆病院あり』となった事を誇りに思います。