No.3 6月号 - 柏崎市教育情報支援システム

柏崎市立田尻小学校 学校だより №27-3号
平成27年6月19日
柏崎市大字安田1455
電
話:22-4315
FAX:22-1518
E-mail:[email protected]
行事のねらい、子どもと教師
校長
吉
田
存
祐
学校行事をはじめ、すべての教育活動には「ねらい」があります。何のためにその活動を行う
のか、その活動を通して、子どもたちにどんな力を身に付けさせるのかということです。先月の
運動会を例に説明します。3つあります。
○
競技やその練習に取り組み、「運動に親しむ態度」を育てる。
○
それぞれの競技のもつ楽しさを味わいながら、「体力の向上」を図る。
○
運動会に向けた準備や練習、集団行動を通じて、自分のために、仲間のために、学校
のみんなのために、自分のできることや、しなければならないことを考えて実行しよう
とする態度を育て、
「責任感や連帯感」を養う
3つ目のねらいにあるように、自分の責任を果たす一方で、他の人の役割についても考え、協
力者としてのあり方を、運動会に向けての一連の動きの中で考えさせ、身に付けさせていきます。
応援練習やダンス練習は、リーダーが中心になって行いますが、当然のことながら最初はうま
くいきません。下の記録にもあるとおり、担任は間に合うのか不安になります。しかし、運動会
が近付くにしたがって、教師の指示がなくても動ける集団に成長していきます。行事のもつ力の
大きさを感じます。
「必要とされている自分」「やればできる自分」に気付いたとき、子どもはさらに成長してい
くのです。
【ある担任の週案簿の指導記録より】
応援練習、ダンス練習と、子どもの気持ちをどうすれば高めることができるのか、
どうすれば自分から動き出せるのか。その指導の仕方に何度も考えさせられた運動会
であった。周りの様子を見ながら動く慎重派の子どもが多く、激しく声を掛けると、
子どもは、やらされていると感じ、また、優しく声を掛けても変わらない。悩みに悩
んだ日々・・・。
そんなときに団長が語った応援団の夢や本番に目指したい姿が、子どもの姿勢に大
きく影響を与え、変化につながっていくのを実感した。子どもの心に響かせることが
やはり大切と感じた。応援団の熱い思いが、多くの子どもの気持ちを動かし、積極性
へとつなぐことができることを発見した行事となった。
運動会の次は学習!!
子どもの心をつかむ授業を目指していく。
大運動会 2015
かけぬけろ 笑顔で 優勝つかみとれ
5月23日(土)、晴天の下、今年度の運動会が行われました。
子ども一人一人が、力の限り走り、声がかれるまで仲間を応援す
る姿に多くの感動をもらいました。また、応援リーダー、ダンスリ
ーダー、係の仕事に一生懸命取り組んだ高学年の姿も大変立派でし
た。
地域の皆様、保護者の皆様からは、心温まるご声援をたくさんい
ただき大変ありがとうございました。また、役員としてご活躍いた
だいたPTA役員の皆様、大変ありがとうございました。
閉会式での応援団長のあいさつ
赤組応援団長
徳間
尊
結
果
【競技の部】
☆優 勝:青組
☆準優勝:白組
☆敢闘賞:赤組
【応援の部】
☆優 勝:青組
☆準優勝:赤組
☆敢闘賞:白組
ぼくは、結果よりも、みんなとここまでやってこられたことがう
さん
れしいです。応援練習の時、赤組のみんなが、一生懸命全力で口を
開けて応援する姿を見ると、すごくうれしくなりました。
応援団長になる前、ぼくは人前で話すのが苦手でした。でも、団
長になって、人前で堂々と話すことの大切さを知りました。団長に
なって、本当に良かったです。1から5年生は、来年の運動会も力
を合わせて、頑張ってください。そして、これからの学校生活も頑
張っていきましょう。
赤組のみなさん、ぼくを支えてくれてありがとうございました。
ぼくは、赤組のみんなが大好きです。最高の赤組です。
白組応援団長
細山
諒
最初は、優勝できるか、みんな指示を聞いてくれるか、とても心
さん
配でした。立つ、座る、静かにするが、なかなかできない、大きな
声が出てこない、どうしたらみんなの気持ちがそろうか考えていま
した。でも、運動会が近付くにつれて、だんだんとまとまりが出て
きて、白組は、きっと優勝できるなあと思うようになりました。
今日は、今までの中で、一番いい応援でした。これまで、みんな
で頑張って練習してきて、本当に良かったと思いました。最後まで
ぼくについてきてくれてありがとうございました。今年の白組は、
最高です。
青組応援団長
庭山
翔大
今日は、ぼくにとって小学校最後の運動会でした。ぼくは、これ
さん
まで団長として、みんなをまとめ、優勝を目指して頑張ってきまし
た。最初は、応援団長としてとても不安でした。でも、自分のかけ
声でみんなが返事をしたり、動いたりしてくれてうれしかったし、
自信がつきました。みんなが協力してくれたおかげで、ぼくは、頑
張れたと思います。
青組のみなさん、今日まで本当にありがとうございました。先生
方、応援に来てくれたみなさん、ありがとうございました。最高の
運動会でした。
心があったかくなるお話
先日、保護者から校長宛にお手紙をいただきました。
高校2年の娘が、安田のバイクショップ上野商会様近くでスマホを落としました。探し
てみましたが、見つかりませんでした。もしかしたら・・・と思い、柏崎警察署に電話し
てみました。すると、警察署にスマホが届いていることが分かりました。「お礼を言いた
いので、拾った方を教えてほしい」と言ったところ、「田尻小学校の子どもが拾ってくれ
たのです。お礼も何もいらないそうです。こちらから連絡しておきますね。」とのことで
した。
上野商会様近くでスマホを拾ってくださった田尻小のお子さんにお礼を言いたいです。
どうもありがとうございました。
心の優しい田尻小のお子さんに感動いたしました。本当にありがとうございました。
また、登校中に鍵を拾い、届けた子もいました。後日、持ち主に無事届けられたと警察から
連絡がありました。田尻小には、心の優しく正義感のあふれる子どもがたくさんいます。
生徒指導の窓
いじめ見逃しゼロ!
田尻小学校では、
「いじめ防止対策基
って、児童の人権感覚やいじめに走ら
本法」に基づき、
「いじめ防止基本方針」
覚やいじめに走らない感性を育むため
を策定しています。5月下旬から、
「学
の学習に取り組んでいきます。
校生活アンケート」をもとに、担任が
生徒指導上の諸問題の未然防止・解
児童一人一人と「ハートフルトーク」
消の鍵を握るのは、児童生徒、教職員、
(懇談)を行いました。この取組の大
保護者、地域の人々が力を合わせた明
きなねらいのひとつが「いじめの未然
るい学校づくりの取組と言われていま
防止と発見」です。学校生活において
す。学校、家庭、地域社会が一緒にな
不安を抱える児童に寄り添い、具体的
って子どもたちを見守り、いじめを見
にその不安を取り除いています。さら
逃さないようにしましょう。ご協力を
に「いじめ防止学習プログラム」によ
お願いいたします。
☆7月の主な行事☆
8日(水)
14日(火)
セーフティーよつわ一斉下校
23日(木)
学習参観日、学年懇談会
地区子ども会
15・16・21・22 日
夏休み前
授業最終日
東中学校区学校支援本部事業
24日(金)
救急法講習会
夏休み開始~8月25日まで
柏崎ぎおんマーチングパレード
17日(金)
中越教育事務所計画訪問
28日(火)
柏崎市小学生親善水泳大会
22日(水)
小中一貫教育講演会(6年)
30・31日
夏季個別懇談