平成27年6月2日 甲府市立甲府商科専門学校 校長 奥田 正直 様 学校関係者評価委員会 委員長 川口 知男 平成26年度学校関係者評価結果報告書 学校関係者評価結果を別紙のとおり報告いたします。 1 学校関係者評価委員 楊 礼江(保護者:後援会長) 山本 大吾(卒業生:同窓会長) 川口 知男(関係学校:甲府商業高校校長) 中楯 前(地域住民: 西下条自治会長) 花田 智(企業・団体:甲府商工会議所総務部長) 2 学校関係者評価委員会の開催状況 日 時 平成27年2月16日(月) 14:00~16:00 会 場 本校 西大教室 欠席者 中楯 前 3 評価結果 別紙のとおり [別紙] 自己評価項目ごとの学校関係者評価結果 (1)教育理念・目的・人材育成像 【評価できる点】 ○教育理念・目的・人材育成像が職員、学生、保護者の評価を得ている。 【改善を要する点】 ○教育理念・目的・人材育成像を、高校、地域住民、産業界などの外部に対しても周 知していくことが求められる。 (2) 学校運営 【評価できる点】 ○ビジョンとミッションが年度当初に文書で明確に提示されている。 ○運営組織や意思決定機能が規則等で整備されている。 ○「学校経営向上計画」 、 「業務見直しシート」等で改善の取り組みがなされている。 ○ホームページや「学校だより」等を通じて、学校の近況等が保護者や学生に伝達さ れている。 ○学生の氏名、肖像等をホームページや「学校だより」等に掲載する承諾を学生及び 保護者から得ている。 【改善を要する点】 ○難易度の高い資格や試験の合格者数を増やして学校の知名度を高めてほしい。 ○10年後、20年後も通用する人材育成も重要である。 ○山梨学院大学のように、ビジネスプランを企業に評価してもらう取組を検討してほ しい。 ○学生に学ぶことへの動機付けをすることも学校の重要な役割である。 (3) 教育活動 【評価できる点】 ○教員相互の授業参観を行っており、平成 27 年度からは学生の授業評価も実施するな ど、積極的に取り組んでいる。 ○日本商工会議所主催簿記検定1級や応用情報技術者試験などの難易度の高い試験に 合格するのに必要な知識と、実務で求められる知識が同時に習得できるカリキュラ ムとなっている。 ○成績評価・単位認定・進級卒業判定が客観的な数値として明確になっている。 ○教員の資質向上について、県教委等の教員研修を受講している。 ○会計情報科は企業で対応できる経理知識や情報技術を学べる。情報処理科はソフト ウエア教育に重点をおきつつハードウエア知識も習得でき、バランスのとれたカリ 1 キュラムになっている。 ○丁寧で熱意ある指導であると学生からの評価が高い。 【改善を要する点】 ○「職業実践専門課程」認定への作業などを通じて、さらに産学の連携を進めていく べきである。 ○職業教育の視点から、資格取得だけでなく実務的な教育も目指してほしい。 ○今後、厳しい環境変化が予想されるので、それに対応できるカリキュラムを編成し ていく必要がある。教育課程編成委員会での審議をもとに、本校教育理念をさらに 反映するものに改善してほしい。 (4)学修成果 【評価できる点】 ○担任と進路支援室が一体となって進路支援を行っている。 ○企業の人事担当者やハローワークのスタッフ等による就職模擬面接を取り入れるな ど、手厚い支援を行っている。 ○校外の各種就職説明会等に積極的に参加している。 ○外部の講師を招いて社会人教育や職業教育等の講義を行っている。 ○高い就職率を上げている。 【改善を要する点】 ○地域との連携を深めるために同窓会組織の支援を求めることも必要である。 ○卒業生の就業状況を把握するために、同窓会、企業訪問などの機会を役立ててほし い。 ○進路支援の強化のためにキャリアカウンセラーを配置することが望まれる。 (5)学生支援 【評価できる点】 ○クラス担任が学生の心身の状況をよく把握している。 ○養護教諭を中心とした、心身の相談に応じる体制が整っている。 ○外部のカウンセラーの助言を受けることができる。 ○各職員が得た情報を共有するなど組織体制を整えている。 ○日本学生支援機構などの支援体制がある。 ○成績不振の場合や学校生活については保護者と連絡を取り合う体制になっている。 ○学校行事が年間計画の中で計画的に実施されている。 【改善を要する点】 ○外部の奨学金制度を活用してほしい。 2 (6)教育環境 【評価できる点】 ○教育施設・設備は随時修繕するなど、適正に維持・管理されている。 ○パソコン等の情報処理機器は定期的に最新の機種に更新している。 ○甲府市や県内・市内の関係機関と連携し、インターンシップを行っている。 ○避難訓練のマニュアルを作成し、法令に基づく設備の点検、年2回の避難訓練を実 施している。 ○消防署職員による防災指導を受けている。 ○自然災害による帰宅困難者の対応のため、食料の備蓄なども行っている。 ○学生に防災ヘルメットを配布している。 ○危機管理マニュアルを整備している。 【改善を要する点】 ○インターンシップが就職に結びつくよう工夫してほしい。 (7)学生の受入れ募集 【評価できる点】 ○学生募集のために次のような活動を行っている。 オープンキャンパス、入試説明会、高校訪問、高等学校主催の学校説明会への参加、 新聞、雑誌等への広告掲載 ○学校パンフレットを作成し、学校紹介を行っている。 ○学校納付金は、同分野の学校と比べて低く設定されている。 【改善を要する点】 ○高校生とその保護者、高校関係者に対する本校の知名度を上げてほしい。 ○市内に本校と同分野の専修学校が来春開校するので、本校の特徴を打ち出す必要が ある。 (8) 財務 【評価できる点】 ○甲府市の財務会計に関する条例や規則等に則り、予算、執行、会計監査、決算は適 正に処理され、公開されている。 (9) 法令等の遵守 【評価できる点】 ○規則、マニュアル等に則り、学校関係者や社会に対するコンプライアンスは適正に 維持されている。 ○市の個人情報保護条例に基づき、個人情報は適正に管理されている。 ○自己点検・自己評価については、学生・保護者アンケートを実施し、問題の掘り起 こしと改善に努めている。 3 (10)社会貢献・地域貢献 【評価できる点】 ○本校の敷地を災害時の広域避難場所に指定している。 ○学校の教育資源や施設が社会・地域に貢献できるための方策を検討している。 ○次のような学生ボランティア等の活動をおこなっている。 ・周辺道路の清掃作業 ・甲府市中央商店街の七夕飾りつけへの協力 ・甲府市市制祭や甲府市成人式への参画 ○市民を対象とする簿記や中国語などの公開講座を実施している。 【改善を要する点】 ○社会貢献や地域貢献の機会を通して学校の知名度を上げてほしい。 4
© Copyright 2024 ExpyDoc