平成28年3月31日に60歳で定年退職される方へ

共済組合から年金のお知らせ
(共済時報第
平成 27 年6月訂正版
352 号)
平成28年3月31日に60歳で定年退職される方へ
(生年月日:昭和30年4月2日~昭和31年4月1日)
※一般職員の場合(消防特例の方は受給開始年齢が異なります。)
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あなたの支給開始年齢・老齢厚生年金の支給関係図(イメージ)
62歳
63歳
64歳
65歳
職域加算額
職域加算額+年金払退職給付
老齢厚生年金
老齢基礎年金(国民年金)
○平成27年10月1日から被用者年金制度の一元化が行われ、あなたの年金には
厚生年金保険法が適用されます。
○62歳から「老齢厚生年金」「職域加算額」(退職共済年金の職域年金部分相当)が
支給されます。(ただし在職中は一部又は全部支給停止されることがあります)
○65歳から「老齢基礎年金」「老齢厚生年金」
「職域加算額」「年金払い退職給付」が
支給されます。(ただし在職中は一部又は全部支給停止されることがあります)
○「職域加算額」=平成27年9月までの組合員期間に応じて支給
「年金払い退職給付」=平成27年10月以降の組合員期間に応じて支給
○あなたが65歳になったとき、一定の要件を満たす場合、被扶養配偶者や児童がいると
「加給年金額」が加算されます。
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年金の支給
年金は、62歳に達した日の属する月の翌月分から支給されます。
ただし被用者年金加入中(フルタイム・短時間再任用期間中など)は所得制限により
年金額の一部又は全部が支給停止となります。→裏面
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年金の停止
参照
年金の請求について
○62歳の誕生月の2~3か月前に請求に必要な書類を送付します。
○60歳からは繰上げ請求も可能です。ただし繰上げすると減額があります。
○一定の障害要件に該当する方、又は44年以上共済組合に加入した方には特例があります。
○請求に関する書類は共済組合又は年金機構のどちらにでも提出できます。
平成 27 年6月訂正版
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年金の停止(再就職した場合の在職中支給停止について)
老齢厚生年金を受給できる年齢になったとき、在職していると、年金の一部又は全部が停止される
ことがあります。
【例】毎月の給料(通勤手当等の手当額含む)
過去一年間のボーナス等の合計
30万円・・A
120万円・・B
基本月額(決定した年金から職域部分※1 を除いた一月あたりの額)
15万円・・C
≪65歳未満≫の場合
給料等と年金の合計が 28 万円を超えると年金の一部又は全部が停止されます。
① 総報酬月額相当額※2 を求めます。
{(A×12 か月)+B}÷12={(30 万円×12)+120 万円}÷12=40 万円・・・D
② 支給停止額を求めます。
(D+C-28 万円)×1/2×12=(40 万円+15 万円-28 万円)×1/2×12=162 万円・・E
③ 一部支給される額を求めます。
(C×12 か月)-E=(15 万円×12 か月)-162 万円= 18 万円(月額 1.5 万円) (一部支給額)
共済組合員(フルタイム再任用等)以外の場合は、
この額に職域部分が加算されます。済組合員(フ
≪65歳以上≫の場合
給料等と年金の合計が 47 万円を超えると年金の一部又は全部が停止されます。
① 総報酬月額相当額※2 を求めます。
{(A×12 か月)+B}÷12={(30 万円×12)+120 万円}÷12=40 万円・・・F
② 支給停止額を求めます。
(F+C-47 万円)×1/2×12=(40 万円+15 万円-47 万円)×1/2×12
=48 万円・・・G
③ 一部支給される額を求めます。
(C×12 か月)-G=(15 万円×12 か月)-48 万円= 132 万=(月額 11 万円) (一部支給額)
共済組合員(フルタイム再任用等)以外の場合は、
この額に職域部分が加算されます。済組合員(フ
※1 職域部分・・加入月数に応じて支給。決定額全額の 1/6 に相当。
※2 総報酬月額相当額・・標準報酬月額+その月以前一年間の標準報酬賞与合計額÷12
※3 基本月額・・老齢厚生年金の年金額(加給年金額を除く)÷12
一部支給額計算式
≪65 歳未満≫基本月額+総報酬月額相当額が 28 万円を超えた場合
年金額
給料等
総報酬月額
47 万円以下
相当額※2(総) 47 万円超
(28 万以下の場合は全額が支給されます)
基本月額※3(基)
28 万円以下
28 万円超
基-(総+基-28 万)×1/2
基-(総×1/2)
基―【(47 万+基-28 万)×1/2
基-【47 万×1/2+(総-47 万)】
+(総-47 万)】
≪65 歳以上≫
基本月額+総報酬月額相当額が 47 万円を超えた場合
基本月額-【(基本月額+総報酬月額相当額-47 万)×1/2】
(47 万円以下の場合は全額が支給されます)