LEC東京リーガルマインド 複製・頒布を禁じます 司法試験 論点ブロック 問題 科 目 刑法(各論) 窃盗 刑 各論5 刑 各論6 法 「財物」の意 電気以外のエネルギーなどは「財物」 (235)にあたるか。 義 その意義が問題となる。 法 被害者自身に Aが甲から盗んだ財物を、甲が①その直後又は②後日に、 よる窃盗犯人 Aから奪い返した。 からの引き揚 甲に窃盗罪(235)が成立するか。242 条の「占有」の意 げ 刑 各論7 義が、窃盗罪の保護法益と関連して問題となる。 法 賃貸人による 賃貸借終了後に、賃貸人甲が賃借人Aに断ることなく目 返還しない賃 的物を引き揚げてしまった。 借人からの目 甲に窃盗罪(235)は成立するか。242 条の「占有」の意 的物の引き揚 義が、窃盗罪の保護法益と関連して問題となる。 げ 刑 各論8 法 第三者による Aが甲から盗んできた財物を、乙がさらに盗んだ。 窃盗犯人から 乙に窃盗罪(235)が成立するか。242 条の「占有」の意 の財物の奪取 刑 法 死者の占有 各論9 義が、窃盗罪の保護法益と関連して問題となる。 (1)甲が被害者Aを殺害した後に初めて財物奪取の意思を 生じて死体から財物を領得し、さらに、(2)その後、第三 者の乙がAの死体から財物を奪った。 甲及び乙に窃盗罪(235)は成立するか。死者に占有があ るかが問題となる。 刑 各論 10 法 上下主従の関 売場の店員が売場の物を領得した場合に窃盗罪(235)、 係に立つ者の 横領罪(252)のいずれが成立するか。上下主従の関係に 間の占有の帰 ある者の間の占有の帰属が問題となる。 属 刑 各論 11 法 委託された封 頼まれて鞄を預かった者が、施錠を解いて中にあった現 緘物の占有の 金 10 万円を抜き取った場合、窃盗罪(235)が成立する 帰属 刑 各論 12 か。委託された封緘物の占有の帰属が問題となる。 法 使用窃盗の可 他人の財物をごく短時間一時使用する行為は不可罰とす 罰性(不法領 るのが一般であるが、これはなぜ導かれるのか。使用窃 1 LEC東京リーガルマインド 複製・頒布を禁じます 得の意思の要 盗の可罰性判断における不法領得の意思の要否が問題と 否) 刑 各論 13 なる。 法 領得罪と毀棄 甲が、Aの壷を持出し自宅の庭で壊した場合、窃盗罪 罪の区別(不 (235)が成立するか。また、持ち帰った壷を見て壊すの 法領得の意思 が惜しくなり、自宅に飾っておいた場合はどうか。不法 の要否) 刑 各論 14 領得の意思の要否が問題となる。 法 情報窃盗の可 甲が、競争会社に売りつける目的で、A会社の企業秘密 罰性 が書かれている小紙片一枚を持ち出してコピーした後、 直ちにA会社に戻しておいた場合、窃盗罪(235)は成立 するか。 単なる小紙片が「財物」にあたるか。また、右紙片を直 ちに会社内に戻したことから、不法領得の意思が認めら れるかが問題となる。 刑 各論 15 法 親族相盗にお 財産犯の被害者と行為者との間に特別な親族関係がある ける免除の根 場合には刑が免除されるが、この 244 条1項の法的性格 拠 刑 各論 16 ないし免除の根拠をいかに解すべきか。 法 244 条の「親族 甲が同居する父Aの占有する宝石を、何ら親族関係にな 関係」は誰と いBの所有物であることを知りながら盗取した場合、244 誰との間に必 条は適用されるか。 要か 244 条の親族関係が行為者と誰との間に必要かにつき条 文上明らかでなく問題となる。 刑 各論 17 法 244 条の「親族 甲が、同居する父Aの占有する宝石(所有者はB)をA 関係」の錯誤 の所有物であると信じて盗取した場合にも、244 条は適用 されるか。 親族関係の錯誤の処理が問題となる。 2
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