COH-084 ★国税専門官 2010★ ★ ******************************************************************************* ある家族が、近所の人からフルーツゼリーの詰め合わせをもらった。内訳は、みかん，ぶどう，もも，パイナップル，マンゴーの５種類がそれぞれ３個ずつ、合計15個であり、それを父，母，長女，次女の4人ですべて食べた。各人が食べたものについて、次のことが分かっているとき、確実にいえるのはどれか。 ○ フルーツゼリーが好きな母は、全種類を食べた。 ○ 長女は３個食べたが、同じ種類のものを複数は食べなかった。 ○ 次女は４個食べたが、長女と同じ種類のものは食べておらず、また、みかんゼリーは食べなかった。 ○ ５種類のうち、３人で１個ずつ食べたのはパイナップルゼリーのみである。 1．母は、マンゴーゼリーを２個食べた。 2．母が２個食べたゼリーは、長女も食べた。 3．父は、パイナップルゼリーと、ももゼリー又はぶどうゼリーの２個を食べた。 4．長女は、マンゴーゼリーかももゼリーのどちらかは食べた。 5．次女は、３種類のゼリーを食べた。 1 / 3 COH-084 対応関係難易度 B／正解★ ★ 2 ******************************************************************************* 家族４人と５種類のフルーツゼリーで対応表を作成します。条件に、ぶどう、もも、マンゴーを区別する条件がありませんので、表１の A，B，C がこれらのいずれかを表すことにしましょう。２番目と３番目の条件より、長女は３種類を１個ずつ、次女は残る２種類を２個ずつ（１番目の条件より、次女が３個食べることはありません）食べたことがわかります。これより、４番目の条件にあるパイナップルは、次女を除く３人で１個ずつ食べたことになりますね。また、３番目の条件より、次女はみかんゼリーを食べていませんから、A～C のうちの２種類を食べたことになり、これを A と B とします。そうすると、長女はみかん、パイナップルと C の３種類となり、ここまでで、表１のようになります。表１パイみかナん A B C 計父１母１長女１１００１３次女００２２０４計３３３３３ 15 ここで、１番目の条件より、母は A と B の残る１個を食べており、また、みかんと C についても１個以上食べていますが、１個だけだと３人で１個ずつ食べたことになり、４番目の条件に反します。よって、母はみかんと C は２個ずつ食べたことになり、表２のようになります。表２パイみかナん父１母 A B C 計００００１１２１１２７長女１１００１３次女００２２０４計３３３３３ 15 2 / 3 COH-084 これより、ぶどう、もも、マンゴーが区別できないことに注意して選択肢を検討すると、肢２が確実にいえ、これが正解です。突っ込みどころ満載な、楽しい問題ですね（＾◇＾）お母さんはきっと専業主婦です！毎日１個、１週間かけて食べたのです♪ お父さんは帰りが遅いのか、甘いものが苦手なのか…。長女はダイエット中かもしれません！！そう思うことにしましょう(^。^) 3 / 3