平成29年度に、絹地区の3小学校が統合され、絹中学校と 一緒の小中一貫校(義務教育学校)がつくられる予定であること は、周知のことです。延島小学校の長い歴史も、今年度と来年度で終わることになりま す。このような時を迎え、子どもたちに対して何ができるか、昨年度から考えてきまし た。そして、延島小学校がなくなっても、延島小学校に通っていたことや延島小学校を 卒業したことを誇りに感じられるような体験をさせたいと思いました。 1『延島小学校の先輩の話を聴く会』 6月15日(月)に延島小学校の卒業生の話を聴く会を行いまし た。昭和52年度の延島小学校卒業生、栃木県警の高濱一夫さん においでいただき、日本剣道形を見せていただきました。48歳 で日本で最高段位の剣道八段を取得しました。剣道八段は時には 1400人受験しても10人前後しか合格できないくらいの大変 狭き門です。 今回の行事の目的は、 1 本校の卒業生である先輩の話を聴くことによって、本校に通学していることを誇り に思い、一生自信をもって生き抜く児童を育成する。 2 先輩を尊敬したり、憧れたりして、自分のよさや可能性に目を向け、将来に希望 をもたせる。 としました。 剣道形では相手が必要なので、養心館館長の荒井一美先生にもおいで いただき、お二人に演武を行っていただきました。稽古着、袴姿のお二 人、竹刀や木刀ではなく模擬刀を抜いて相対して立ち会う姿を見た子ど もたちは、じっと動かず、音も出さず、魅入っていました。その後のお 二人への質問です。 その頃の延島小について ・生き物は飼っていたのですか ・『ねむの木祭』ってあったのですか ・プールはあったのですか ・子どもは何人くらいいましたか など 剣道について ・なんで短い刀と長い刀を持っているのですか ・剣道着や袴なのはなぜですか ・どのくらい練習するのですか ・優勝した大会はいくつありますか など 今の子どもたちにとって、し~んとした状況で、じっと集中して何かを見るというこ とは滅多にない経験だったと思います。子どもたちが、延島小ってすごいな、大きくな ったら自分も立派な大人になりたいなと思ってくれればいいなと思いました。 - 1 - 2『運動会で神輿を担ごう』案 次に計画しているのは以前延島で行われていたお祭りの神輿を子どもたちに担がせた いという計画です。目的は、 本地区の伝統的な行事である、秋祭りの神輿を担ぐことで、昔から伝わる伝統的な 行事を体験したり、その意味を理解させたりして、延島で生活していることを誇りに 思い、ふるさとを大切に思う気持ちを育てる。 としました。延島神社の例大祭で神輿を見たときに思いつきました。 先日15日(月)に自治会長の方々との会議(なかなか忙しくて都合 のつかない方もいましたが)をひらき、具体的にどのような手順で お借りしたり準備したりするかを御意見いただきました。今後氏子 の代表様などにも相談し、お借りできれば、運動会で全児童で担い でみたいと思っています。なお、当時のお囃子のCD『延島 千石 ばやし』も流したいと考えています。 これら以外にも『延島小を空から見よう』など、今年度はあと3つの延島小に関わる 行事を考えています。間近になりましたら、またお知らせいたします。我々職員も延島 小の歴史の最後に関われることを誇りに思って勤務していきたいと思っています。 今年度は福良小、梁小と一緒 に3校合同で修学旅行に行きました。私は一つのグループの後ろ をついて行く役割でした。鎌倉駅からグループ行動になり、小町 通りに入りました。子どもたちはどの店に入るのかとみていまし たが、大勢の観光客、修学旅行の他地区の小中高校生などの勢い におされたのか、どの店も入らず小町通りを通り抜けてしまいま した。延島の子らしく引っ込み思案で終わってしまうのかなと思 っていたのですが、移動して高徳院の大仏のまわりでは何人もの 外国の方に話しかけ写真を撮っていました。自分たちで何とかし て、どんどん自信をつけていく延島の子どもたちを見ることがで きました。2日間大変楽しい修学旅行でした。 下 野 新 「歯と口の健康集会」が行われ 聞 社 の 方 ました。奥歯に力を入れると柔軟 に お い で 性が増すとか、歯磨きの力のいれ いただき、 具合、歯と健康に関するクイズな 新 聞 の 記 ど3つのブースをつくって、ねむ 事の作り方等を勉強しました。特に、 のキッズの班で体験して回りました。集会を担 見出しをどうつくるか等も体験して 当した保健体育委員会の児童も大変立派な態度 学ぶことができました。 で集会を運営していました。 昨年度の5名の評議員さんに今年度も継続して、学校経営についての御意見をいただ くことになりました。第1回目は6月5日の「歯と口の健康集会」を見ていただき、各学 級の授業も見ていただきました。御意見をいただいた内容は次号でお知らせいたします。 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。 - 2 -
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