フライアッシュ用 AE剤(Ⅰ種)

マスターエア 785
( 旧名:マイクロエア 785 )
フライアッシュ用 AE 剤(Ⅰ種)
マスターエアⓇ 785[ MasterAir Ⓡ 785 ]は、JIS A 6204「 コンクリート用化学混和剤 」に適合する AE 剤( Ⅰ種 )で、
コンクリート中に微細で安定した良質な空気泡を連行することができます。特にフライアッシュを用いるコンクリー
トの空気連行性に優れており、フライアッシュ中の未燃焼炭素量にかかわらず、安定した空気量が得られるほか、運搬
や経時に伴う空気量の低下を改善します。
また、マスターエア 785 を用いると、単位水量が低減でき、ワーカビリティーの改善や耐久性の向上など、良好な品
質のコンクリートを造ることができます。
特 長
1.
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微細で良質な空気泡を連行します。
単位水量を低減します。
ワーカビリティーが改善できます。
ブリーディングやコンクリートの沈下を減少させます。
凍結融解の繰り返し作用に対する抵抗性を向上させます。
コンクリートの凝結特性は、プレーンコンクリートとほぼ同程度です。
AE 剤を吸着しやすい骨材を用いた場合でも、優れた空気連行性を示します。
主成分および物性
主 成 分
外 観
密 度
(g/cm3、20℃)
全アルカリ量
(%)
高アルキルカルボン酸系陰イオン界面活性剤と
非イオン界面活性剤の複合体
茶褐色液体
1.02∼1.06
1 .2
*
塩化物イオン量 *
(%)
0.00
*全アルカリ量、
塩化物イオン量は分析値例です。
用 途
レディーミクストコンクリート、寒中コンクリート等の一般土木・建築用コンクリートをはじめ、コンクリート製
品まで幅広くご使用頂けます。
使用量と空気連行性
( 例 )を、図に示します。
空気量
マスターエア 785 の使用量と空気連行性の関係
6.0
(%)
F(C+F)
=20%
F(C+F)
=10%
F(C+F)
=30%
5.0
4.0
結合材:普通ポルトランドセメント
とフライアッシュ
C+F=320kg/m3
スランプ:18cm
AE減水剤:マスターポゾリスNo.70
3.0
0.01
0.02
0.03
0.04
0.05
使用量((C+F)
×%)
0.06
マスターエア 785
( 旧名:マイクロエア 785 )
性 能
マスターエア 785 の JIS A 6204 による性能評価例
試 験 項 目
減 水 率
(%)
AE剤
規定値
試験値
評 価
6以上
7
適 合
凝結時間の差
(分)
始 発
−60∼+60
+10
適 合
終 結
−60∼+60
+10
適 合
圧縮強度比
(%)
材齢 7日
95以上
104
適 合
材齢28日
90以上
100
適 合
120以下
100
適 合
60以上
99
適 合
長 さ 変 化 比
(%)
凍結融解に対する抵抗性
(相対動弾性係数、%)
使用材料
セメント:普通ポルトランドセメント 3 種混合
細 骨 材:大井川水系陸砂( 密度 2.63g/cm3、FM2.73 )
粗 骨 材:青梅産砕石( 密度 2.64g/cm3、MS20mm )
混 和 剤:マスターエア 785
使用および取扱上の注意事項
1. マスターエア 785 は、他の混和剤や雨水・異物等の混入がないように、また凍結しないように( 凍結温度:-1℃ )
保管してください。
2.
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凍結した場合には、暖めながら静かにかくはんし、
融解させてからご使用ください。
本剤はアルカリ性ですので接触すると、皮膚、目等を刺激したり、
粘膜に炎症を起こすことがあります。
取り扱いに当たっては、保護メガネ、ゴム手袋等の保護具を着用してください。
目に入った場合は、速やかに清浄な水で十分洗眼した後、
専門医の診察を受けてください。
皮膚に付着した場合は、速やかに水で洗い流し、必要に応じて専門医の診察を受けてください。
飲み込んだ場合は、多量の水を飲ませ専門医の診察を受けてください。
使用および取扱いの前に、当社の製品安全データシート( MSDS )をお読みください。
荷 姿
原液:17ℓ缶
※本商品についてのお問い合わせは、最寄りのエリアまでご連絡ください。
www.master-builders-pozzolith.basf.co.jp
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の実際の現場結果を確実に保証するものではありません。
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2014.11
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