めざす教師像「心身を整える教師」

平成27年度
校長通信 NO2
めざす教師像「心身を整える教師」
「報・連・相」をこまめに行うことは仕事の基本です。
簡単なようでいて一番難しいのが「ほうれんそう」です。タイミングよく「ほうれん
そう」することができれば,校長としてとても頼りになります。なぜなら,学校で決
裁権があるのは校長だからです。最終責任は校長ですが,報・連・相されていないこ
とには責任はとれません。報・連・相によって仕事の幅が広がり,内容が深まります。
→【報・連・相のポイント】
① 事実のみを報告する。
教員に多いのが,自分の思い込みや意見のほうが多いこと。「たぶん・・・だ
と思います」は必要ないことです。
ケース会議でも自分がいかに苦労しているかの話が多くなりがち,把握できて
いる事実のみを報告します。
だからといって,伝書ハトは困ります。校長の判断材料になるだけの情報は把
握してください。
② 自分の意見は校長から問われてから,自分の意見を述べる。
① に付随しますが,自分の意見や思いは問われたら答えます。
③ 「悪いニュース」や「クレーム」は口頭でいいから,すべてに優先して知ら
せる。苦情はまず校長に報告するのが仕事の基本の基本。
一番困るのが,危機管理意識の低さです。事が大きくなったり,こじれたりし
たときに,責任をとるのは校長です。それぞれが危機意識のアンテナを高くし
てください。
④ メモで連絡することを習慣にしておく。
(緊急の場合は口頭でもかまわない。)
メモにすると自分でも情報を整理でき,何が問題なのかがわかります。
メモで連絡することを習慣にしてください。
⑤ 先手必勝。校長に聞かれる前に報告する。
初めの報告はあっても,対応後にどうなったかの報告を忘れる人がいます。最
終報告を校長(教頭)は待っています。どこからか校長の耳に入ってから,あ
れはどうだったのと聞かれて報告するのは社会人とし×。
⑥ 他(学年,保護者,他校,他機関)に影響する情報はすべて連絡する。
学校は学校だけで成り立っているわけではありません。1人の子どもの背景に
はいろんな人が絡みます。どこから,どんな影響があるかわからないのです。
⑦ 普段から校長とのコミュニケーションを多くする。
普段からコミュニケーションをとっていないと話していて意思疎通が難しい
し,校長の意図するところも理解できません。普段から,「こんなことに取り
組みたい」という話をお互いにしましょう。