稲の城第 79 号

聖書の言葉に立つキリスト教会
発行・2015 年 9 月 27 日
稲の城
第 79 号
稲城聖書教会会報
〒206-0804
東京都稲城市百村 66-8
℡.042(377)5546
E-mail. [email protected]
http://www015.upp.so-net.ne.jp/inagibch/
【今月の黙想】
今年は例年にもまして台
風や水害などの自然の脅威
が多くありました。いまだに
復興のめどが立たずに奮闘
する方々も多くいます。この
頃朝晩は気温が低くなりましたので、一日も
早く通常の生活へ戻れるよう祈ります。
台風 18 号の被害で鬼怒川が決壊したことで
起きた多くの災害は知りましたが、台風の直
接的な被害がなかったはずの地域に膨大な被
害があることも知りました。ある漁港に水害
で流されてきた大量の流木や生活ゴミで埋め
尽くされてしまったことです。一時は海面が
見えないほどだと言われました。重機を使っ
て漂着物を岸壁に引き上げていますが、浮か
んでいるのは一部で、水面下に数十トンはあ
りそうだという話や流れ込んだ土で水深が浅
くなり、漁船の航行ができないとの心配の声
も聞こえてきました。ますます異変と思われ
る気象に私たちがどのように接すればよいか、
知恵が必要な時代かもしれません。
水害で流されてきた大量の流木や生活ゴミ
で埋め尽くされてしまった港の姿を見て、ふ
と神学校の入学試験の作文の課題が「川」で
あったことを思い出しました。ひらがなしか
覚えていなかった私にとって作文は大変なこ
とでした。私は、
「子どものときによく川で遊
びました。川の水は上から下へ流れていきま
す。…」と子どものような文を書いた覚えが
あります。
「より澄んだ水を求め」という文(著者不
明)を紹介します。
「川に流れる水が澄んでいないのなら、上
流の小川に行ってみてください。川の水より
はずっときれいな水であるはずです。小川か
ら流れる水よりもっと澄んだ水を見たのなら、
小川に水を流している山のふもとの泉に行っ
てみてください。小川の水よりももっと涼し
くもっと澄んだ水がそこにはあるはずです。
しかし、もっときれいな水を求めたいのなら、
より高く登るために何もかも軽くしなければ
なりません。騒がしいところから出てみてく
ださい。そして一番高いところへ行ってみて
ください。妬み、争い、貪り、汚れ、不平、
不満などで混濁している水ではなく、澄んで
きれいな水がある山奥の泉のところまで。」
自然の脅威により港まで流され埋め尽くさ
れた私たちの利器がゴミとなっていくことは
心痛いことですが、私たちが日ごろ接してい
る多くのモノがゴミのように思われるときが
来るかもしれません。また、私たちが当たり
前だと思っていることが無意味で、むしろ水
を混濁させるものだと気づくときも来るかも
しれません。そう思うと澄んでいる水、きれ
いな水を求めたくなります。モノだったら
日々の生活の中で軽くすることはできますが、
人生が負っている重荷はどうにもなりません。
主の言葉に頼るのみです。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、
わたしのところに来なさい。わたしがあなた
がたを休ませてあげます。」(マタイ 11:28)
牧師 金俊起
秋の一泊キャンプを行いました
今年は奥多摩バイブルシャレー
にて、稲城聖書教会の一泊キャンプ
を行いました。
17 名が参加し、天候も秋らしい
晴れの日で、奥多摩の緑に囲まれて
過ごせた一時でした。
プログラム
9 月 20 日
16:00 みんなで歌おう!
16:30 話し合い①
「今までの教会」
18:00 夕食(ミートローフ)
19:00 賛美講習会
19:30 話し合い②
「現在の教会」
21:00 コーヒータイム
21:30 入浴&就寝準備
9 月 21日
6:30 デボーション
7:00 川原へお散歩など
8:00 朝食(パンケーキ)
9:30 みんなで歌おう!
10:00 話し合い③
「これからの教会」
12:00 昼食(カレー)
昼食後、記念撮影、解散
・あぁ終わってしまったキャンプ・・。
日常の雑多から解放されてゆったりとした交
・
「教会」をテーマに
わりの時間を感謝します。みなさんのいい笑
顔をたくさん写真に収めることができました。
話すのは、とっても
重そうなテーマだな
来年はこの交わりの場に更にたくさんの人が
ぁ~と思ってました、 加えられることを願います。久々にゲームで
行く前は。でも、年
熱くなりました。
(永守 みどり)
齢、性別、職業、趣
味、全く似つかない
・みなさんに協力していただいて元気に楽し
人達の集まりなのに、 く参加することができました。部屋から食堂
何も臆することなく思うままに言えて、不思
の通路が平らだったり、集会室へはスロープ
議とうーん、って頷ける話し合いができる。
で行けたので、移動は楽でした。キャンプで
一人ひとりがほんとに違う才能、知恵、経験、
は、みんなで賛美するときが一番たのしいで
す。食事に時間がかかるので、タイムスケジ
感性を与えられていて、面白い。神様は稲城
聖書教会を祝福されているなぁと思わされま
ュールにあわせるのが大変でしたが、スタッ
フの方が食べ物を細かにするブレンダーの器
した。教会堂の移転という具体的な現実があ
るからこそ、重いテーマも難なく話せた、そ
具を毎回洗ってくださってとても助かりまし
う思いました。
た。
(松永たまみ)
マダガスカル行きを前に、生野菜を沢山、喰
い納めできたのと、お風呂場でマンガみたい
・教会についての思いや願いを分かち合えて
にすっ転んで尻もちついてしまったことは、
よかったです。
「あそこに稲城聖書教会がある」
きっと忘れません☆
(永守めぐみ) と知られている教会になるために、不断に地
域に開かれた良い働きがなされるよう、私た
・今年の一泊キャンプは福音の家が予約出来
ちにできることを考えています。恵シャレー
ず、奥多摩バイフルシャレーで行いました。
のまわりの山の緑が濃くて景色がよかったで
福音の家に比べ、集会室が「お洒落」、「食事
す。
( 松永千惠子)
が…」という声が聞こえました。何よりたま
みさんのお部屋があったことと思っています。 ・ホギルマジックによる賛美指導 くつろぎ
会堂移転についても皆さんと思いを分かち
のスペースサッカーゲーム、自由なお食事楽
合えたことが大きな収穫でした。会堂移転を
しいおしゃべり
etc.・・感謝(岩崎三恵子)
終えた時に、皆さんと一緒に主に感謝をささ
げることを今から楽しみにしております。
・すべて他の方々が準備して下さったところ
主に感謝、Kyrie eleison
(岩崎建男) に当日だけ参加するというなんともゼイタク
な2日間でした。日曜日の礼拝も毎回参加で
・奥多摩の大自然の中で、今年も一泊キャン
きるわけではないので、教会員の方々とふれ
プができ感謝でした。天気も良く、参加者も
あうことも少ないので、なおのことお食事の
多く与えられ、あっという間に時間が過ぎて
とき、話し合いの時等すべて新鮮な経験でし
しまいました。今年は特に会堂移転があるこ
た。特に話し合いの中では一人一人が自分の
とから、「教会」をテーマにみんなで話し合
言葉で語られた教会に対する
うことができました。
思いが伝わってきて同じ方向
神様がこの地に建てて下さった稲城聖書教
に向かっているこの小さな集
会をこれからどのように導いて下さるのか、
団を改めて確認しました。労を
期待したいです。あと、ホギルさんの賛美指
とられた皆様、本当にありがと
導がユニークで楽しく、みるみる上達!?し
うございました。
たのは驚きでした。
(吉川歩)
(雨宮敬子)
一泊キャンプの感想
・去年ヘルパーとして協力していただいた知
人が来られないということで、娘のケアをし
ながらの参加は難しく思えましたが、いつも
お世話になっているヘルパーさんが、
「日帰り
なら」と協力を申し出てくださって助かりま
した。話し合いでは、集会室が広すぎて、私
の聴力ではみなさんの声を聞きとれなくて、
空気が読めずに自己主張ぎみになったかと反
省しています。釣りが好きな小阪兄のことを
思い出しながら、この一時を大事に過ごそう
と思いました。
(松永旭)
・稲城聖書教会の過去を振り返り、今を見つ
め、未来を見据え、お互いに交わりのひとと
きを主に感謝します。とても有意義であった
なぁと感じます。来年は 2 曲弾けるようにギ
ターの練習をします!
(吉川南潤)
・奥多摩の大自然の中、皆さんの暖かい気持
ちに支えられました。何も分からない私です
が、これからもちゃっかりよろしくお願いし
ます。
(長崎綾)
8月会計報告
献金(収入)総額は 384,426 円
主日献金 61,900 円 月定献金 236,066 円
特別献金他 60,000 円
先月の繰越金 535,998 円(会堂移転指定献金
30 万含)
支出総額は 336,290 円
牧師謝儀 160,000 円 会堂家賃 95,000 円
伝道宣教費 55,000 円 集会費 15,000 円
その他 11,290 円
来月への繰越金 583,734 円となりました。
主に感謝致します。皆様の経済が支えられ必
要が満たされるようにお祈り致します。
10 月の予定
10 月 4 日
18 日
聖餐式、世話人会
聖書の学び「イエスの譬え話Ⅸ、
真夜中の友人」
信徒会
10 月の奉仕者
クリスマスバザーのご案内
11月23日(月)祝日 10時~
毎年大人気のアドベントカレンダーをはじめ、
クリスマスを心豊かに迎える品物を作ってい
ます。時間のある方々はご協力をお願いしま
す。また、バザーの時には皆さまのお出でを
お待ちしております。❤
お問合せは、岩崎姉・吉川姉まで。
10 月 4 日
11 日
18 日
25 日
司会
岩崎兄
松永兄
岩崎兄
松永兄
祈り
掃除
片岡姉
南潤兄
岩崎姉
松永兄
菊地姉
岩崎兄
永守(め) 吉川姉
編集後記
あと2ヶ月でこの教会堂
をあけ渡さなければなりま
せん。皆が楽しく集いそして
何よりも心を一つにして神
を賛美し礼拝したこの建物
を去ることはそれぞれの心
の中でそれぞれの思いが行
きかっていることと思いま
す。建物は変ってもそれぞれのその思いはそ
のまま持って次の場所で育てて行きたいもの
です。(雨宮)