関節内注射時の留意点

①
校
1
アダントディスポ・ハリソン関節注25㎎
関節内注射時の留意点
一 感染防止のためのポイント
ー
関節内注射は罹患部に薬剤を直接注射する治療法ですが、最も危惧されるリスクとして関節内の感
染があげられます。つきましては、以下の事項についてご確認頂き、本剤の使用にあたりご留意下
さいますようお願い申し上げます。
アダントディスポ・ハリソン関節注2
5㎎は関節内に注射する薬剤であり、厳重な無
菌的操作のもとに行うことが必要です。
①注射準備(ブリスターパックあるいはアンプルの開封から注射まで)
は注射の直前に行ってくださ
い。作り置き(混合や包装開封後放置した状態など)
は感染のリスクを高めますので避けてくださ
い。
②アンプルから注射筒へ吸引する際やルアー部へ注射針を装着する際には衛生的手洗い※を十分に行
い、できれば滅菌手袋等を使用した上で、衛生的環境下で操作する必要があります。
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※衛生的手洗いとは
速乾性消毒薬
(1
5秒以内に乾燥しない量)を両手、両手首に擦りこみ、乾燥するまでよく擦り込む手洗い法、
または薬用石けんまたは消毒薬などで3
0秒以上洗った後、流水で洗い流し、ペーパータオル等で拭く手洗
い法です。
③注射部位はポビドンヨード等で広く十分に消毒し、塗布後1分以上経過してから注射してくださ
い。感染防止の観点から、注射部位になるべく触れることなく、術者の指も消毒するか、滅菌手
袋の着用をお勧めします。注射後は刺入部を滅菌された絆創膏や滅菌ガーゼ等で被い衛生的に
保ってください。
④アダントディスポはプレフィルドシリンジタイプで、アンプルから注射筒への吸引時の汚染リス
クを低減させた製品です。他の薬剤を混注する等の行為は汚染リスクを高めますので避けてくだ
さい。
監修:日本大学医学部
整形外科
教授
<裏面に《使用時の注意に関する添付文書の記載事項
(抜粋)
》
を記載しておりますので、ご参照下さい。
>
龍
順之助
先生
①
校
1
《使用時の注意に関する添付文書の記載事項(抜粋)
》
【用法・用量】
・変形性膝関節症、肩関節周囲炎
通常、成人1回
[アダントディスポ:1シリンジ、ハリソン関節注25㎎:1アンプル(ヒアルロン酸ナトリ
ウムとして1回2
5㎎)
]
を1週間ごとに連続5回膝関節腔内又は肩関節
(肩関節腔、肩峰下滑液包又は上腕
二頭筋長頭腱腱鞘)
内に投与するが、症状により投与回数を適宜増減する。
・慢性関節リウマチにおける膝関節痛
通常、成人1回
[アダントディスポ:2.
5mL、ハリソン関節注25㎎:2.
5mL(ヒアルロン酸ナトリウムとし
て1回2
5㎎)
]を1週間毎に連続5回膝関節腔内に投与する。
本剤は関節内に投与するので、厳重な無菌的操作のもとに行うこと。
【使用上の注意】
1.
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
3)
投与関節部に皮膚疾患又は感染のある患者〔本剤は関節内に投与するため。〕
2.
重要な基本的注意
1)
変形性膝関節症、慢性関節リウマチにおける膝関節痛については、投与関節の炎症又は関節液貯留が著
しい場合は、本剤の投与により局所炎症症状の悪化を招くことがあるので、炎症症状を抑えてから本剤
を投与することが望ましい。
2)
本剤の投与により、ときに局所痛があらわれることがあるので、投与後の局所安静を指示するなどの措
置を講じること。
3)
関節腔外に漏れると疼痛を起こすおそれがあるので、関節腔内に確実に投与すること。
7.
適用上の注意
1)
注射時の注意
!本剤は膝関節腔内又は肩関節内に投与するので、厳重な無菌的操作のもとに行うこと。
"症状の改善が認められない場合は、5回を限度として投与を中止すること。
#関節液の貯留があるときには、必要に応じ穿刺により排液すること。
2)
アンプルカット時:本品は、ワンポイントアンプルなので、マークを上にして下方へ折ること。なお、
アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
[ハリソン関節注2
5㎎
のみ]
3)
その他
!血管内へは投与しないこと。
"眼科用には使用しないこと。
%本剤は、殺菌消毒剤であるベンザルコニウム塩化物等の第4級アンモニウム塩及びクロルヘキシジン
により沈殿を生じることがあるので十分注意すること。
《アダントディスポについての注意》
#本剤は粘稠なため、2
2∼23G程度の注射針を用いて投与することが望ましい。
$本剤の使用は1回限りとし、開封後は速やかに使用し、使用後は廃棄すること。
《ハリソン関節注2
5㎎についての注意》
#本剤は粘稠なため、1
8∼20G程度の太めの注射針を用いて注射筒に吸引し、2
2∼23G程度の注射針を
用いて投与することが望ましい。
$本剤は粘稠なため、アンプルの頭部に注射液が付着することがあるので、アンプルを振り、付着した
注射液をアンプルの底部に流下させ、ゆっくりと注射筒へ吸入すること。
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8年1
2月作成
関
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