治療 ● 原因の治療 原因の治療 ● 確認された危険要因の治療 高カルシウム血症、その他 ● 循環血液量減少の治療 ● 不必要な薬剤への曝露を制限する 特に、何らかの動物で膵炎の原因となるこ とがわかっているもの 本当にその薬は必要か? 代替となるものはあるか? 治療 ● 原因の治療 ● 積極的輸液療法 BUN と人における生存 n=5819 Wu et al. 2010 治療 ● 原因の治療 ● 積極的輸液療法 ● 厳密なモニタリング 治療 ● 原因の治療 ● 積極的輸液療法 ● 厳密なモニタリング ● 合併症に対する早期治療介入 合併症 ● 重症の膵炎は様々な合併症との関連がある 電解質および酸塩基の不均衡 DIC 急性腎不全 肺不全 多臓器不全 ● 注意深いモニタリングと早期治療介入が良好 な回復の鍵となる。 治療 ● 原因の治療 ● 積極的輸液療法 ● 厳密なモニタリング ● 合併症に対する早期治療介入 ● 栄養に関する考慮 人における栄養に関する考慮点 ● 急性膵炎は異化性の高い疾患である。 ● 人の患者の場合、カロリー補給を受けた場合、 予後は改善する。 ● その他関連する疑問 経腸vs. 非経腸? 膵臓より前vs.膵臓より後? 猫における栄養サポート ● ルーチンの絶食は、今では急性膵炎の患者 には勧められていない。 猫における栄養サポート ● 経腸栄養が非経腸栄養より推奨される。 ● 膵臓より前からの栄養補給が大部分の患者 に勧められる。 ● 胃瘻チューブおよび経鼻胃チューブを使用す ることができる。 ● 経腸栄養を与えられない患者の場合は、部 分的または全てを非経腸栄養にすることも可 能。 治療 ● 原因の治療 ● 積極的輸液療法 ● 厳密なモニタリング ● 合併症に対する早期治療介入 ● 栄養に関する考慮 ● 鎮痛剤 鎮痛剤 ● 人の膵炎患者においては腹痛が主要な臨床 症状である。 ● 重度の膵炎の猫でも19-25% しか認められて いない。 腹部疼痛 ? 鎮痛剤 ● 人の膵炎患者においては腹痛が主要な臨床 症状である。 ● 重度の膵炎の猫でも19-25% しか認められて いない。 ● しかし、多くの患者では鎮痛治療が実施さ れた後に腹部疼痛が明らかになる。 鎮痛剤 ● 入院患者 メペリジン (非経口) ブトルファノール(非経口) フェンタニル(ボーラス注射または経皮) モルヒネ(間欠的ボーラス投与または定速 注入) リドカイン(腹腔内または静脈投与) ● 通院患者 トラマドール (経口; 限られた使用例) ブトルファノール(経口) フェンタニル(経皮) 治療 ● 原因の治療 ● 積極的輸液療法 ● 厳密なモニタリング ● 合併症に対する早期治療介入 ● 栄養に関する考慮 ● 鎮痛剤 ● 制吐剤療法 制吐剤 ● メトクロプラミドおよびその他のドパミン阻害薬 弱い制吐作用、通常は十分ではない。 ● オンダンセトロン、ドラセトロン、その他の 5-HT3 アンタゴニスト オンダンセトロン: 0.1-0.2 mg/kg PO または IV 12-24 時間毎 ドラセトロン: 0.5-1.0 mg/kg PO または SC 12-24 時間毎 ● マロピタント(NK1 アンタゴニスト) 1.0-2.0 mg/kg PO 24 時間毎 0.5-1.0 mg/kg SC 24 時間毎 その他の治療戦略 ● 抗生物質? 人の急性膵炎の場合の抗生物質 ● 膵炎で死亡する人の約50%は感染性の合 併症によって死亡する。 ● 人においては、複数のメタ分析でも抗生物 質の有用性が認められていない。 ● 最近の人の急性膵炎の治療ガイドラインに は抗生物質のルーチンの使用は含まれて いない。 猫の急性膵炎の場合の抗生物質 ● 体系的に検証されていない。 ● しかし、感染性の合併症は稀である。 2頭の猫で感染性の膿瘍 その他の治療戦略 ● 抗生物質? ● 蛋白分解酵素阻害薬? 蛋白分解酵素阻害薬 ● 自然発生の人の膵炎症例の対照臨床試験で は、蛋白分解酵素阻害薬は有効とは認められ なかった。 ● 慢性膵炎の猫の1症例の報告 メシル酸ガベキサートにより状態が改善 しかし、この猫はプレドニゾロンも投与されていた。 その他の治療戦略 ● 抗生物質? ● 蛋白分解酵素阻害薬? ● 外科的治療? 外科的治療 ● ドレナージ ● 腹腔洗浄 ● デブリードマン ● 部分的膵臓切除 ● 胆嚢十二指腸吻合術 人の患者での結果には疑問がある。 猫ではほとんどデータがない
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