10月22日(月)2Bで実施済み 「いのち・からだ・いきる教育」指導案 授業者 養護教諭 山田 由美子 協力者 東海大学 望月 美紗子 1 主 題 いのちの教育-基本的自尊感情の育みに着目して- 2 授業のねらい 「共有体験」の実践 ① 3 授業の目的 「共有体験」を実践的に学び、理解する。共有体験とは「体験」の共有と「感情」の共 有が構成要素となるため、仲間と共に、一つの空間で、同じ体験をして、同じ感情の交流 がなされていなければならない。本授業を体験する中で、共通の達成課題を持つことによ り、嬉しさや楽しさ等、そこに生まれる感情を仲間と共有し、共有することの心地良さを 体験することで「共有体験」を理解する。 (1) 「体験」の共有 活動を通して、自然とお互いの肩が触れ合い、頭を寄せ合って行うようになること で、その場の空気や一体感を体験することができると考える。 (2) 「感情」の共有 体験を通して、そこに生まれる様々な感情を共有し、他者の表情や言葉を感じ取る ことによって自らの感情をも認め、受容することができるようになると考える。 4 活動の内容 【偉人からのメッセージ 】 偉人の名言を記したカード(順不同)を並び替える 5 準備するもの 偉人の名言を記したカード(個人用、グループ用) 1 6 展 開 時 間 導 入 (2 分) 授 業 展 開 指導上の留意点と評価 【授業の導入】 ・学習のねらいを伝える。 展 開 (8 分) ・「エクササイズ」を紹介する。 【個人作業】 ・ 「偉人からのメッセージ」に取り組む。 ・「個人作業」で生じる自分の気持ちに 気づかせる ・ 各人に封筒を配布する。 ・ ルールを説明する。 ******** 授業者の教示 ******* ・個人で作業させる ・人と話し合わせない ・制限時間 3分 ・机を離させる ***************************** ・メッセージカード「個人用」 ・ワークシート1「個人用」 ・ワークシートに「個人作業」に取り組 んだ感想を記入する。 (ワークシート1「個人用」) (10 分) (1分) ≪予想される反応≫ ・つまらない ・やる気がない ・途中でやめたくなってしまう 【グループ作業】 ・6~10 組のグループに分かれる。 ・ 「偉人からのメッセージ」に取り組む。 ・「グループ作業」で生じる自分の気持 ちに気づかせる。 ・ 各グループに封筒を配布する。 ・ ルールを説明する ******** 授業者の教示 ******* ・協力して楽しませる ・制限時間 3分 ・発表者を決めさせる ***************************** ・完成が難しそうなグループにはヒント を与える。 ・ 完成したメッセージは各グループの机 に並べさせる。 ・グループを指名し、 メッセージをは発表 ・完成したメッセージを紹介する。 させる。 ・完成できなかった場合は、真剣に取り組 んだ様子を認めるような言葉かけをする。 (1分) ・ワークシートに「グループ作業」に取り ≪予想される反応≫ ・楽しい ・嬉しい 組んだ感想を記入する。 ・協力できた (ワークシート1「個人用」) ・メッセージカード「グループ用」 (22 分) 【グループ共有】 ・ 「個人作業」と「グループ作業」で生 ・ワークシートに記入したことを基に 「個人作業」と「グループ作業」で生じた じる気持ちの違いに気づかせる。 気持ちの違いについて気づいたことを話 ******** 授業者の教示 ******* し合う。 ・必ずグループ内の全員に発表 させる。 ***************************** 2 ・グル―プで発表した中から、特に多く挙 ≪予想される反応≫ げられた感想を1つワークシート2「グル ・グループ作業の方が、完成した時 ープ用」に書き、黒板に掲示し発表する。 の喜びが大きく、楽しかった。 ・○○君/○○さんが協力してくれ て、嬉しかった。 ・指導者が反応を返したりしながら、話し 合いが深くなるように配慮する。 ・ワークシート2「グループ用」 ・太マジック 評価(1)一人ではなく誰かと共に活動することの楽しさに気づかせることができたか。 終 末 (8 分) 【まとめ】 ・ 「共有体験」について考える。 ・ 「共有体験」はなぜ必要なのかを伝える。 ・部活や運動会等、生徒の体験と重ねさせ てイメージを膨らませる。 ・共有体験を通して基本的自尊感情が育ま れていることをおさえる。 評価(2) 「共有体験」を体感し、 「共有体験」の必要性を理解させることができたか。 7 評 価 (1)一人ではなく誰かと共に活動することの楽しさに気付かせることができたかどうか。 (2)「共有体験」を体感し、 「共有体験」の必要性を理解させることができたかどうか。 3
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