PT鈴木やつかとクライアント様皆さまの 【今回のテーマ】 筋トレとお酒の関係性はどうなっているのか、といったご質問はよくいただきます。 飲まないほうがなんとなくいいのでは、といった部分では皆さん共通しているのですが、 結論から申し上げると 身体づくり・ダイエットに対してはお酒(アルコール)は何一ついいことがない というのが結論になります。 もちろん少量であれば動脈硬化予防、ストレス解消、食欲増加(食べれない人)、リラックス 人間関係をよくする、などのメリットがあると思います。あくまで「身体作り」に対してという視点です。 【身体作りに対してのデメリット】 ・筋肉を発達させるテストステロンの分泌量が減少する ・筋肉を分解するコルチゾールが増加する ・内臓のオーバーワーク (アルコール分解時の負担、脂肪燃焼の後回し) ・1g当たり7kcalとカロリーが高い ・栄養的にはほとんど価値がない と複数のデメリットがあるため、フィットネスの業界ではどの文献をみてもネット上でも 筋トレした日は特に控えましょう!というのが通説になっています。 私も実際最近までそのようにお話していたことも多くありました。 【だけど・・・長年の疑問】 「せめて筋トレした日は控える」という発想の根拠としては、筋トレによるダメージ+アルコール によって身体の負担が二重になる、といった浅い根拠しか示されているものがなかったのと、 私自身の経験則として、「ハードに筋トレした日に飲酒した方が翌日のダメージが少ない」 ということが多かったからです。 筋トレ(運動)しなかった日と筋トレした日の飲酒後を比べると、翌日のすっきり感は 筋トレした日の方が楽だな、と感じていたのですが、理論的に解説した文献もなかったので あまり疑いなく通説の方が正しいと認識していました。 ところが、私の経験則を理論的に解説している記事を最近見つけました。 納得できる部分も多く面白いので要約したものをご紹介します。 ↓次ページに続く↓ 【筋トレでアシドーシスの状態を作りにくくできる】 アルコールは胃と小腸上部で吸収されて肝臓に運ばれ酵素作用を受けて分解されます。 第1段階で「アセトアルデヒド」に変換されますがこれが猛毒であるため、その後安全な「酢酸」 になります。酢酸は肝臓で水と二酸化炭素分解されますが、アルコールの量が多いと 分解に肝臓の処理能力が追い付かなくなり、血中に放出され筋肉などの末梢組織に届けられます。 酢酸が血中に蓄積するとアシドーシスを起こして体調不良を起こします。 アシドーシスとは血液のphが酸性に傾いている状態を指します。 血液は弱アルカリ性が正常で、これが崩れるとあちこちに不具合が起こります。 アルコールによる不調は酢酸の蓄積によりアシドーシスになるためです。 しかしそれを防ぐ手があります。筋トレです。 筋トレなどの運動後は代謝が活性化して大量のエネルギーを必要とします。 傷ついた筋線維の修復、新規の筋線維合成、運動で失われたエネルギーそのものの確保など、 多くのエネルギーを待ちわびている状態です。 実は酢酸も3大栄養素に次ぐエネルギー源となるため、筋肉が酢酸を勢い良く処理してくれて 筋トレ後は血中に酢酸が血中に残らず、アシドーシスが起こりにくくなります。 逆に何もしていないときは酢酸が蓄積しやすい状態となります。 筋肉は別段エネルギーを必要としていませんから、 酢酸は行き場を失いやすく血中に放出されやすいといえます。 ・・・というわけで筋トレにより酢酸をエネルギー補充に使うことにより、血中への放出を 少なくできる→どちらかというと筋トレした日のほうが・・という考え方があるようです。 皆さんの経験則としてはいかがでしょうか?!ぜひ教えてください! 次回は「お酒の種類」について、筋トレの観点から見た情報と根拠を お話させていただきます。 様 次回ご予約は / ( ) : ~です トレーニングお疲れさまでした。次回も元気に健康でお会いしましょう!
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