平成25年度 第3学年 理科シラバス

平成25年度 第3学年 理科シラバス
指導者:小西 祥二郎
1 学習目標
・物の重さ、風やゴムの力並びに光、磁石及び電気を働かせたときの現象を比較しながら調べ、見いだした問題を興味、関
心をもって追究したり、ものづくりをしたりする活動をとおして、それらの性質や働きについての見方や考え方を養いま
す。
・身近に見られる動物や植物、日なたと日陰の地面を比較しながら調べ、見いだした問題に興味、関心をもって追究する活
動をとおして、生物を愛護する態度を育てるとともに、生物の成長のきまりや体のつくり、生物と環境とのかかわり、太
陽と地面の様子との関係についての見方や考え方を養います。
2 年間授業計画
学期 月 時数
4
(3)
単元名
1 身近な自然の観察
○ 春を見つけた
(3)
○ 校庭の草花の観察
5
(4)
1
6
2 たねをまこう
○ ホウセンカ・マリーゴールドのたね
まき
(2)
○ 育つ植物の観察
(8)
3 チョウを育てよう
(7)
4 植物の育ちとつくり
(4)
5 風やゴムのはたらき
○風で動くおもちゃ
(4)
○ゴムで動くおもちゃ
学習のねらい
・身の周りの自然に目を向け、春らしいものを見つける
ことによって、自然の変化や美しさに気づく。
・校庭の草花に注目し、ただ「雑草」としか見ていなか
った草の一つ一つに名前があり、
小さくても美しい花
を咲かせている事を知り、植物を愛する心が芽生え、
名前を覚えることで、
さらに興味を持って自然を見る
ことができるようになる。
・ホウセンカとマリーゴールドの種子を観察し、フラワ
ーポットで育てて観察することで、
双子葉植物の発芽
と育ち方を知る。
・花壇やプランターに植え替えてさらに大きく育て、
本葉が増え、茎が伸びていく様子を観察し、植物の育
っていく様子を体感する。
①モンシロチョウやアゲハチョウを飼育することで、
生
き物を大切にする心を育てるとともに、
さなぎから羽
化して成虫になる姿に感動する心を育てる。
②虫の体の作りと変態について知る。
7
・植物を栽培することで、育っていく様子を観察し、根、
茎、葉という植物の基本的な作りと働きを知る。
9
2
(3)
6 学級園の花の観察
(3)
7 かげのでき方と太陽の光
○太陽の動きと陰
10
・風で動くおもちゃを作り、風がどのように働くか、
その力をどのように利用するかを考える。
・ゴムで動くおもちゃを作り、その力をうまく利用する
方法を考えることで、
ゴムの性質や力をより深く実感
できるようになる。
・マリーゴールドとホウセンカの花のつくりを観察する
とともに、種を取り入れ、花からたくさんの種子が
できることを知り、
植物の生命力の偉大さに感動する
心を育てる。
・秋の草花を観察し、自然の変化に気づく。
・太陽の動きと陰の様子を観察し、太陽がどのように動
き、それに伴って陰がどのように変化するかを知る。
・日なたと日陰の地面の様子を調べ、太陽の光が当たる
(3)
11
(3)
(3)
○日なたと日陰の地面の様子
8 光の性質
○鏡で光をはね返そう
○虫眼鏡で光を集めよう
と温度が上がり、水が蒸発して乾燥することに気づ
く。
・光を鏡で反射したり、集めたりして、光が直進するこ
と、太陽光には物を温める力があることに気づく。
・虫眼鏡は光を集めることができ、1点に集めると
紙がこげるほど高温になることを知る。
2
(3)
9 電気で明かりをつけよう
○豆電球に明かりをつけよう
(2)
○電気を通す物通さない物
(2)
10 磁石のふしぎをさぐろう
○磁石につく物つかないもの
12
1
(3)
○磁石の極
・磁石につくものとつかないものがあることを知り、
磁石につくものは鉄でできている物だということ
に気づく。
①磁石にはN極とS極があり、同じ極同士は反撥し合
い、違う極同士は引きつけ合う事を理解する。
②磁石は自由に動けるようにすると、N極が北、S極が
南を指して止まることを知る。
(1)
○磁石になるもの
・釘や縫い針を磁石で同じ方向にこすると、こすられた
物が磁石になることを知る。
(2)
11 ものと重さ
○ものの形と重さ
・粘土の形を変えて重さを調べ、形が変わっても重さは
変わらない事を理解する。
3
(2)
2
(1)
(3)
(1)
3
・乾電池と豆電球をどのようにつなげば明かりがつくか
を理解する。
・電球と電池の間に色々な物をはさんで、電気を通す物
と通さない物があることに気づき、
どんな物が電気を
通すかを知る。
○ものの体積と重さ
・体積が同じで、材質が違う物を調べて、体積が同じで
も材質によって重さが違うことを知る。
12 おもちゃランドへようこそ
○おもちゃ作りの計画
・風やゴムや磁石を利用しておもちゃを作る計画を立て
る事で、3年生の理科で学習した内容を思い出し、そ
れぞれの性質や特徴、力の利用の仕方を考える。
○おもちゃ作り
・風の力で動くおもちゃ
・ゴムの力で動くおもちゃ
・磁石の力で動くおもちゃ
・明かりがつくおもちゃ
・数人のグループで作ることで、アイデアを出し合って
工夫したり、協力しておもちゃを作り上げたりする事
の楽しさを味わう。
○おもちゃ大会
・色々なグループが作ったおもちゃで順に遊ばせてもら
うことで、他のグループの工夫や良さを感じる。
3 評価の観点と方法
関心・意欲・態度
科学的な思考・表現
観察・実験の技能
知識・理解
・春の自然やホウセンカとマ ・ゴムの力や太陽光や電気の ・植物や昆虫などの栽培や飼 ・風やゴムの力、昆虫や植物
リーゴールドの栽培をと
力など、自然の事物、現象
育をとおして観察し、植物
の体のつくり、光や電気や
おして自然に親しみ、意欲
から、見通しをもって事象
や昆虫の体のつくりを知
磁石の力などについて、そ
をもって自然の事物、現象
を比較したり、関係付けた
る。豆電球や磁石を使っ
の性質や規則性、相互の関
を調べる活動を行い、自然
り、条件に着目したり、推
て、器具や機器などを目的
係などについて実感を伴
を愛するとともに生活に
論したりして調べること
に応じて工夫して扱い、そ
って理解できる。
生かそうとする。
によって、法則性に気づ
れらの作りや法則などを
き、その力をうまく利用し
実験をとおして理解でき
ておもちゃを作ることが
る。
できる。
上記の観点から、教科への出席状況・学習態度・テストの成績・授業中の発表・ノートなどを判断材料と
して観点別に評価し、さらに相対性を加味しつつ絶対評価として評点をつけます。詳しくは1学期末に配布
しますプリント「通知表の見方について」をご覧ください。
4 保護者の皆様へ
○学習で使用する物
・教科書「わくわく理科3」
(啓林館) ・ノート ・観察カード ・探険バッグ ・その他学習教材セット
○お願い
・1年をとおして自然の移り変わりをしっかり観察していきたいと思います。季節ごとの動物や植物、昆虫の様子などを興
味をもって観察できるように、ご家庭でもできる 限り自然とふれあう機会を持たせてください。
・1学期はマリーゴールドとホウセンカを育て、モンシロチョウやアゲハチョウの飼育をします。
・2学期には太陽と陰、光の性質、乾電池と豆電球の学習をします。今、太陽光発電が話題になっていますが、ご家庭でも
太陽の光や熱、電気や電球などに興味を持ち、色々質問したり、ご家庭にある物をさわったり実験したりしたがると思い
ますので、安全に気を付けて、良い経験をさせてあげてください。
・3学期には磁石の学習と物のかさと重さの学習をします。そして、総合的に、風やゴム、磁石などの力を利用したおもち
ゃづくりをします。紙の箱や段ボール、紙コップや糸巻きなど、工作の材料を自分で用意することになりますので、ご協
力よろしくお願いします。