PDFファイル/168KB - 埼玉県NPO情報ステーション NPOコバトンびん

様式第8号・別紙1
平成 26 年度埼玉県共助社会づくり支援事業
事業実施報告書
法
人
名
特定非営利活動法人 救急医療の質向上協議会
地域の市民およびヘルスケアプロバイダーを対象と
事
業
名
した独立型教材・患者急変対応コースの開発による急
変搬送の円滑化
① 事業の目的を達成したか
家族・患者が急変したことを迅速に判断し適切な行動を
とることができるようになる独立型教材を開発するとい
う目的は達せられた。
② 地域における課題
救急患者の搬入困難
市民が 119 番通報する内容、および救急隊が市民から得
た情報をもとに行う搬送依頼の内容から、医師が救急搬
送の必要性を了解できないで搬送依頼を断る事態がしば
しば起きている。
③②の課題解決方法
患者になにが起きているのかを、現場に居合わせた家
(事業内容・活動実績)
族・市民・ヘルスケアプロバイダーが、救急搬送を受け
入れる医師に情報伝達できるようになる独立型教材を開
発する。
市民講座(10 月 8 日、12 月 24 日、2 月 4 日)
参加者:地域市民 ・CATS 会員(一般市民)・
救急活動をする NPO 法人
参加人数
延べ 28 名
10 月 9 名・12 月 11 名・2 月 8 名
③ 連携先の名称と役割分担
教材のテスト・評価・改善。
・越谷消防本部
救急搬送する救急隊
・獨協医大越谷病院救命救急センター
・埼玉県立大学
⑤事業実施により構築した連携体制
(図などでわかりやすく示してください)
救急受入れ側
保健医療福祉学のご専門の立場から
救急医療の質向上協議会
埼玉県立大学
地域医療
市民の声
教材作成のノウハウ
医師
獨協医大越谷病院
救命救急センター
教材
救急隊
越谷市消防本部
⑦広報実績・時期、広報対象地域、手段、 CATS HP 掲載
枚数、回数等
CATS 会員 134 名へ市民講習会(計 3 回)開催について
一斉メール
SNS(Facebook)において、市民講習会(計 3 回)の告知
と開催報告
⑧費用面で工夫したこと
現場(市民)→消防(救急隊)→病院(医師)
の各現
場が事業に参画することで、教材開発におけるリサーチ
が効率的に行えた。
NPO CATS が今まで開催してきた講習会での市民の声
や、映像教材を開発してきたノウハウなど、蓄積された
財産を本事業に生かすことで教材開発の費用を抑えるこ
とが出来た。
⑨この取組によってどのような地域貢献
市民講座に参加した地域市民は教材を使用しながら(映
ができ、地域課題解決に向けた効果があっ
像の視聴やテンプレートの記入)、患者急変の早期発見、
たか
119 番通報の判断、救急搬送の仕組みや 119 番通報のポ
イント、適格な情報伝達の仕方を学び、いざというとき
行動を起こせる自信を持つまでに至った。
完成した教材を埼玉県東部メディカルコントロールの各
消防に配布し各地域で市民への啓蒙に使用してもらう。
⑩今年度の取組の反省点
教材完成の時期が 2 月だったため、広報地域を拡大する
までに至らなかった。
事業期間内で IT を使用した広報対象地域の拡散が出来
なかった。
⑪来年度以降、この取組をどのように 継
完成させた教材を配布した消防で、市民対象の講習会(救
続・発展させていくか
急通報の講習会など)で使用してもらい広く地域市民へ
拡散してもらう。
ホームページへの掲載や SNS などの IT を利用して映像
教材の閲覧やテンプレートのダウンロードを可能とす
る。それにより広報範囲の拡大を図り広く市民に拡散し、
継続して使用できるように工夫する。