『靴の底ぬけたやん!』(PDF 182KB)

ペンネーム
futtyerai
【エピソードのタイトル】
靴の底ぬけたやん!
【エピソードの内容】
第6回大会、練習は思うようにできていなかったけれど、友人や後輩たちと一緒に走ってまだまだ元気というと
ころを示してやろうと、サブ4ねらいでスタート。
前日は前夜祭で盛り上がり、ホテルの一人寝でなかなか眠れず、体調はあまりよくないというのが当日の本
音でした。それでも、若いころから走ってきて60歳の節目とはいえサブ4くらいはなんとかなるだろう。悪くても4
時間10分以内は、という思いでスタートしました。関門橋を超えて5km地点沿道で応援している後輩にそっと
近づき「よっ!」なんて声をかけてびっくりさせ、折り返しまでは1kmを5分少し切るペースで余裕をもって、自
分でも今日は調子がいいなあと思うくらいやけに快調に走りました。
ことろが、長府方面の折り返し少し前から右足の靴がやけにパカパカと異音。何か変だなあと思いつつその
まま走り続けて、折り返しを過ぎてしばらく走ると、いきなりパカッ!と大きな音とともに右足がガタガタ。靴の底
が取れたのでした。長年愛用してきた某 A 社のレース用シューズ。靴底の薄い布とソールの部分が剥がれたら
しい。あわてて、取りに行こうとするけど、逆行です。押し寄せる人人人、危ない、ぶつかりそう。何とか5m逆行
して靴の底を右手で拾うと再び走り始めました。しかし、右足はほとんど靴下で走っているのと同じ。左足はシ
ューズを履いているためバランスもとりにくい。これではとても走り続けることはできない。むしろ両足はだしの
方がバランス的にはいいだろうがはだしで30km以上走る自信はなし。一瞬「スタート地点近くまで走って棄
権」というのが頭をよぎる。それでもだらだらと走って給水所で立ち止まり訳を話すと係りの人がクラフトテープ
を貸してくれた。靴を履き、靴の底を合わせて足ごとクラフトテープでぐるぐる巻き。
さて、それからは大変でした。その時点での遅れは立ち止まった5分程度でしたが、5kmも走るとクラフトテー
プは切れ切れ、再び給水所でクラフトテープのお世話に。待たされた挙句クラフトテープなかったり。もうサブ4
どころではありません。しかも笑い話のようですが、とうとう30km過ぎには左の足の靴底も剥がれ、ほとんど
の給水所でクラフトテープはないかと尋ねる悲惨な状態に。しかも立ち止まっていた時間が長くてその間ずっと
雨に打たれたからなのか、身体は低体温症をおこしたらしく途中からは体調まで最悪の状態に。走っていても
震えが止まらないのです。もう根性だけで完走だけを目標に切り替えて何とか5時間ぐらいかかってフィニッシ
ュすることができました。もう、最後は精魂使い果たしてのゴールとなりました。来年こそと誓った第7回大会は
ぎっくり腰のためドクターストップ。何とかリベンジをしたいと燃えて練習を積んで第8回大会のスタートラインに
立ちたいと思います。もちろんレースシューズは現在おニューを使い込んでいます。