校長あいさつ 大社高等学校 校長 小山理久 このたび隠岐高等学校から

校長あいさつ
大社高等学校 校長 小山理久
このたび隠岐高等学校から大社高等学校校長に着任しました小山理久です。どうぞよ
ろしくお願い申しあげます。
本校は1898年(明治31年)に創立され、数度の校名変更、統合、学科増設、校
舎移転を行い本年度117年目を迎える普通科18学級(各学年6学級)体育科3学級
(各学年1学級)の県内有数の伝統校である大規模校です。
4月8日には本年度第1学期始業式を行い、4月9日には入学式を挙行し280名の
新入生を迎え、元気いっぱいの全校生徒831名で本年度をスタートいたしました。校
訓である「自主自立 敬愛互助 創造発展」を心に刻み、一世紀を超えるよき伝統と校
風を継承して意欲をもって有意義な高校生活を送ってほしいと思っております。
本年度は(1)コミュニケーション力の育成 (2)学校魅力化の推進 (3)学力の育成と自
己実現の支援 (4)信頼される学校づくりを重点目標としました。
コミュニケーション力については、気の合う限られた仲間の中でのみコミュニケーシ
ョンをとるのではなく、また、自分の思いを一方的に伝えるのでもなく、生活の中でお
互いに相手の話をよく聞き、理解を深め、共感しながら人間関係やチームワークをつく
ってほしいと考えています。成長し、努力していく「あるがままの自分」は、かけがえ
のない自分であると認めるとともに、相手の存在を認め、思いやり、敬意を表すること
が大切です。そして、様々な問題や課題について自ら深く考え、対話を通じてお互いに
考えを伝え合い、深めあって解決していくコミュニケーション力を高めることが重要と
考えております。
学力の育成と自己実現の支援について、まず「やりたいこと」つまり目標を定めるこ
と。自分なりの「学び」の目的意識、自分なりの考えを持って高校生活を送ることが重
要です。次に、その目標に向かって勉強や部活動など「やるべきこと」を実践すること。
そして最後に学力や体力、スキルなど「できること」を身に付けることが必要であると
考えます。そのためにはトレーニングが必要です。学校生活を送る上で、この三つ、即
ち「やりたいこと」を定め、「やるべきこと」を実践し、「できること」を身に付けると
いうことをしっかりイメージして学んでほしいと思います。
もちろん、「学ぶ」ことは決して各教科の勉強だけではありません。部活動での顧問の
先生や先輩の助言、地域でのボランティア活動に参加するなど地域とつながることも「学
び」につながります。生徒会活動、学校行事を通じて得られる「学び」もあります。生
徒たちが学校生活の中でいろいろなことを学んでいくことを全教職員が協力して支援し
てまいりたいと思います。
保護者の皆様、地域の皆様、卒業生の皆様をはじめ本校に関係していただいておりま
す皆様の本校教育活動へのご理解とご支援をお願い申し上げます。