最近分離 した高度 メチシ リン耐性黄色ブ ドウ球菌 の13薬 剤に対す る

最 近 分 離 し た 高 度 メ チ シ リン 耐 性 黄 色 ブ ドウ 球 菌
の13薬
剤 に 対 す る感 受性
神 田 佳 代 子 ・横
田
健
順天堂大学医学部細菌学教室*
(昭和62年12月12日
1987年1月
か ら 同 年8月
(MIC≧3.13)黄
sodium,
月 間 に,東
色 ブ ド ウ球 菌64株
methicillin,
cliae,
ま で の8か
onoxacin,
rifampicinに
0.025μg/ml,
minocycline
6.25μg/mlで
あ り,ま
arbekacin,
cefmetazole,
μg/ml,
arbekacin
たMlc80はrifampicin
Key
words:メ
ブェ ム 系 薬 剤,そ
トラ サ イ ク リ ン系,マ
が 国 で も1980
の 他 ア ミノ配 糖 体
ク ロ ラ イ ド系 薬 剤 な ど に も
切 な薬 剤 が少 な い こ とか ら臨 床 上 問 題 と
な っ て い る2)。
ま た 本 菌 は,近
年院内感染原因菌のみな
外 患 者 か ら も 同 程 度 分 離 さ れ る よ う に な り,起
京 都 内 の 大 学 病 院 で 分離 され た メ チ シ
リン耐 性 黄 色 ブ ドウ 球 菌 の 分 与 を 受 け た の で,黄
色 ブ ド
ウ球 菌 に 比 較 的 強 い 抗 菌 力 を 示 す と さ れ て い る13薬
を 選 択 し,こ
剤
れ ら 薬 剤 の 抗 菌 力 を 比 較 した 。
I.
よ り 同 年8月
thmmycin
ま で の8か
月 間 に,
を 使 用 し た 。 検 体 の 由 来 は,外
の 他ofloxacin
下 に 示 す13薬
剤 の力 価 の明 らか な もの
を 使 用 した 。 ペ ニ シ リ ン お よ び セ フ ァ ロ ス ポ リ ン系;
cefazolin
(CZON),
methicillin
*
(CEZ),
cefmetazole
imipenem/cilastatin
(DMPPC),ア
東京都 文 京 区本 郷2-1-1
(CMZ),
sodium
cefuzonam
(IPM/CS),
ミ ノ 配 糖 体 系;arbekacin
(TC),
(OFLX),
(RKM),テ
minocycline
rifampicin
薬 剤 感 受 性 測 定 法:DMPPC
infusion寒
有heart
被 験 菌 を 塗 布 し,発
10g,
Difco,
Yeast
育 し
り
Extract
含 む 。pH7.6)で37℃,24時
菌 液 を 用 い,以
5g,
間 培 養 した
下 日本 化 学 療 法 学 会 標 準 法 に 準 じ,感
性 を 測 定 した 。 菌 液 を106cfu/mlに
久 間 製 作 所)に
て,薬
天 培 地(Difco)に
阻 止 濃 度(MIc)を
ら2倍
(RFP)。
して 使 用 し た 。L-broth(11当
Bacto-Triptone
NaCl5gを
トラサ イ ク
(MINO),そ
3.13μg/ml含
天 培 地(Difco)に
た も の をMRSAと
調 整 し,ミ
受
ク ロプ ラ
剤 含 有Mueller-Hin-
接 種 し,37℃
一 液 培 養 後,発
育
求 め た 。 薬 剤 濃 度 は,100μg/mlか
系 列 希 釈 して0.013μg/mlま
で の14階
段 と し
た。
II.
Table1に
抗 生 物 質:以
の種
ク ロ ラ イ ド系;ery-
rokitamycin
リ ン 系;tetracycline
科 系 の 腹 部 ド レー ン お よ び 内 科 系 の 気 管 支 切 開 部 で あ っ
た。
(GM),マ
(EM),
ン タ ー(佐
東 京 都 内 の 大 学 病 院 で 分 離 さ れ た メ チ シ リ ン耐 性 黄 色 ブ
ドウ球 菌(MRSA)64株
出 現 しや す い こ と か ら,こ
剤 感受 性
ton寒
実 験 材料 お よび 方 法
菌 株:1987年1月
あ った 。 そ
耐 性 菌 が 少 な く高度 な メ チ シ リン耐 性黄 色 ブ ド
耐 性mutantが
Difco
炎 菌 と し て 重 視 さ れ て 来 て い る3)。
今 回 我 々 は,東
1.56μg/mlで
(HBK),gentamicin
チ シ
耐 性 を 示 し,適
らず,院
は,rifampicin
3.13μg/ml, ofloxacin
上 で あ っ た。
チ シ リ ン耐 性 黄 色 ブ ドウ 球 菌,MRSA,薬
年 以 降 着 実 に 増 加 傾 向 を 示 し て い る1)。 本 菌 は,メ
系,ラ
arbekacin
minocy-
有 用 性 が高 い であ ろ う。
メチ シ リ ン耐 性 黄 色 ブ ド ウ 球 菌 は,我
リ ンの み な ら ず,セ
imipenem/cilastatin
tetracycline,
tetracycline
い ず れ も25μg/ml以
よ びarbekacinは
はarbekacinの
μg1ml,
0.05μg/ml,
よ びMIC80は
以 上 の 結 果 よ りrifampicinお
0.78
ウ球 菌 に 有 効 な 薬 剤 と考 え ら れ た が,rifampicinは
のMRSAに
cefuzonam,
rokitamycin, erythromycin,
対 す る 感 受 性 を 測 定 し た 。 こ れ ら薬 剤 のMIC50値
0.39
の 他 の 薬 剤 で はMlC50お
京 都 内 の大 学 病 院 で分 離 され た メ チ シ リン耐 性
のcefazolin,
gentamicin,
受 付)
成
感 受 性 分 布 を,Fig.1に
績
そ の累 積 分 布 を 示
した。
1.
ペ ニ シ リ ン ・セ フェ ム 系 薬 剤 の 抗 菌 力
IPMlCSのMlCは0.05∼100μg/mlに
し,そ
の ピ ー ク は0.05μg/mlの
幅 広 く分 布
感 受 性 群 と50μg/ml
の 耐 性 群 の 二 峰 性 分 布 を 示 し た 。CEZ,CMZ,CZONお
290
CHEMOTHERAPY
APR.1988
VOL.
36
NO.
MRSAの
4
薬剤 感受 性
Fig. 1. Cumulative
sensitivity
of 64 strains
S. aureus
to 13 antimicrobial
agents
よ びDMPPCで
は,そ
以 上 に 分 布 し,ピ
ー ク は い ず れ も50μg/ml以
た。 こ れ ら5薬
のMIC値
剤 のMIC50値
2.
はい
上 であ った 。
100μg/ml以
ピ ー ク を 有 し,
比 べ 優 れ た 抗 菌 力 を 示 した 。GM,
EM,RKMで
は100μg/ml∼100μg/ml以
4薬 剤 のMIC50値
の ほ とん ど
上 に 分 布 して い た 。 こ れ ら
上 で あ っ た。
テ トラ サ イ ク リ ン 系 お よ び そ の 他 の 薬 剤 の 抗 菌 力
較 した13薬
布 は0.013以
ml,TCで
した。
は0.78μg/mlと100μg/ml以
そ れ ぞれ 二 峰 性 の
そ れ ぞ れRFP
MRSAに
あ った 。
考
分 離 頻 度 や,薬
tein(PBP)-2の
他 に分 子 密 度78Kダ
ル トンの β-ラク
タ ム剤 に結 合 親 和 性 の低 い新 しいPBP-2'を
在 下 で も,PBP-2'が
形 成 して い
薬剤 存
ム レイ ン架 橋 酵 素 と して働 き,細
胞 壁 合 成 が で き る ため に β-ラクタ ム剤 に 耐 性 とな るも
よび最 も新 しい 第3世 代
のセ フ ェム剤 であ るCZON6)は,高
濃 度 でPBP-2'に
結
あ る程 度 の抗 菌 力 を示 して きた 。
カル バ ペ ネ ム系 であ るIPM/CSはPBP-3を
強 くお さえ
るた め7),そ の理 由 は不 明 の点 もあ るが,今
回 の成 績 で
あ る病 院 でMRSAの
に多 くの
剤 感 受 性 は,施
で 使 用 さ れ て い る 薬 剤 に よ り異 な る た め4),新
分 離 株 を 用 い て,薬
耐 性 機 序 に 関す る研 究 か ら,MRSA
でな い と,PBP-2'の
察
対 す る 薬 剤 感 受 性 に つ い て は,既
報 告 が あ る。MRSAの
順 に 強 い抗 菌 力 が 認 め られ,そ
の他 の薬 剤 の抗 菌 力 は いず れ も 弱か った 。
は あ る程 度 の抗 菌 力 を 発 揮 した。
で0.025μg/ml,OFLXで6.25μg/ml,TCで3.13
III.
X>IPM/CS>CMZの
こ とか ら,MRSAに
上,MINO
ピー クを 示 した 。 こ れ ら 薬 剤 のMIC50は
μg/ml,MINOで0.39μg/mlで
菌 力 を 比 較 した 。
合親 和 性 を有 し,他 の ベ ニ シ リン,セ フ ェム剤 と異 な る
布 は,0.39μg/mlと12.5∼25μg/
で は0.2∼0.39μg/mlと25μg/mlに
選 び,抗
の と考 え られ て い る。CMZ5)お
下 ∼0.05μg/mlで,比
剤 の 中 で 最 も 優 れ た 抗菌 力 を 示
OFLXのMIC分
よ びRFPを
の 比 較 か ら,RFP>MINO>HBK>TC>OFL
る こ とを明 らか に した5)。 した が っ てMRSAは
は そ れ ぞ れ100μg/ml以
RFPのMIC分
OFLXお
我 々 はMRSAの
はHBK0.78μg/ml,GM100μg/
ml,EM,RKMで
色 ブ ドウ球
は ム レイ ン架 橋 形 成 酵 素 で あ るpenicillin biading Pro-
は い ず れ も0.39∼0.78μg/mlと100∼
上 の 二 峰 性 分 布 を 示 し た が,そ
分与 を受 け る機 会 を得 た の で,黄
菌 に 比 較的 抗菌 力 を 示 す 薬 剤 と し て,CEZ,CMZ,
MIC5。
ア ミ ノ配 糖 体 お よ び マ ク ロ ラ イ ド系 薬 剤 の 抗 菌 力
RKM,EM,GMに
of methicillin-resistant
CZON,IPM/CS,GM,HBK,RKM,EM,TC,MINO,
よ びDMPPCで
HBKは0.78μg/mlにMICの
3.
上 であ っ
はIPMlCSで25μg/ml,
CMZで50μg/ml,CZON,CEZお
ず れ も100μg/ml以
MRSAの
は 主 に0.78μg/ml
291
設
しい 臨 床
剤感受性の 動 向を 調べ る 必要があ
る。 我 々 は 本 年 中 に 東 京 都 内 の 病 院 で 分 離 さ れ た
CMZ,CZON,IPM/CS等
認 識 があ ま くそ の 治療 法 が適 切
産 生 量 の多 い菌 が 次 々 に選 択 され,
に も感 受 性 の 低 い菌 が増 加 す
る。 これ が 院 内 感 染 と して拡 大 す る の で,深 刻 な事 態 に
な る こ とは 今 回 の 例 で 明 らか であ る。
HBKはdibekacinの1位
droxybutyric
acid基
ア ミノ基 に4-amino-hyを有 す る新 しい ア ミノ配 糖 体 で,
CHEMOTHERAPY
292
APR.
黄 色 ブ ドウ球菌 の産 生 す る各 種 ア ミノ配糖 体 不 活 性 化 酵
々 木 宗 男,
素 に対 して 安 定 で あ るため,GMやAMK耐
ェ ムを 含 む 多 剤 耐 性 黄 色 ブ ドウ球菌 の分 離 状況 と
性菌に
多 くの 株 が産 生 す る ア ミノ配糖 体 不 活 性 化 酵
勤,
稲 松 孝 思,
浦 山 京 子:
41薬 剤 に 対 す る 感 受 性 。 Chcmotherapy
∼841,
1983
強 い 抗 菌 力 を 示 す こ とが 明 らか に され て い る8)。 ま た
MRSAの
畠山
1988
出 口浩 一,
深 山 成 美,
西 村 由 紀 子,
素 は,従 来 よ り知 られ て い る黄 色 ブ ドウ球 菌 の産 生 す る
田 中 節 子,
小 田 清 次,
松 本 好 弘,
ア ミノ配 糖体 不 活 性 化 酵 素 と同 じで,こ れ ら酵 素 に対 し
久 美 子,
てHBKは
2)
誠,
他 の ア ミノ配糖 体 系 抗 生 物 質 よ り 安 定 であ
る9)。今 回調 べ たCMZ等
て もHBKは
に耐 性 を示 すMRSAに
多 くの産 生 す る不
討 。 Jap.
3)
4)
MRSAは,染
片 山 紀 美 子,
伊藤
渡辺
155∼164,
関 。 Chcmothempy
ク ロラ
MINOで
併 用 す る と,治 療
6)
横田
健:
健,
105の
抗 菌力,
7)
横 田
疫正常者の
た はCZON
療 で き る こ とが 現 在 で も 少 な くな い。 不
注 意 に 高度 耐 性 株 を 増 加 させ た 病 院 で はRFPま
HBKの
必 要 が あ ろ う。 しか し,RFPは
現 しや す い こ とか ら10).高 度 耐 性MRSA感
て はHBKが
8)
山 下 直 子,
島田
免 疫14:
87∼97,
新 井 京 子: L-
定 性,Penicillin
34 (S-3):
鈴 木 映 子,
17∼34,
新 井 京 子, 加 藤
の 試験 管 内 抗菌
活 化 作 用,
生 方 公 子,
紺 野 昌 俊:
ペ ニ シ リン結 合 蛋
9)
34 (S-1):
松 橋 祐 二,
33 (S+4):
野 々 口律 子,
43∼53, 1985
後藤
朗, 松
ア ミノ配 糖体 薬 に 耐性 のブ ド
ウ球 菌 に 対 す るHBKの
apy
抗 菌 作 用 。 Chemother-
33∼40,
山 本 治 夫:
1986
メ チ シ リ ン ・セ フ ェ ム 耐 性
黄 色 ブ ドウ 球 菌 に 産 生 す る ア ミ ノ配 糖 体 抗 生 物 質
たは
染 症 に対 し
1987
鈴 木 映 子,
(MK-0787)
β-lactamase不
不 活 性 化 酵 素 に 関 す る 研 究 。 Jap. J.
Antibiotics
投稿中
10)
MOORMAN,
D.
acteristics
obtained
文
1)
丸 山 映 子,
Imipenem
下 真 理,
耐 性 変 異株 が 出
有 用 な薬 剤 と思 わ れ る。
炎 症,
β-lactamase安
る 安 定 性 。Chemotherapy
み な らず 免 疫 不 全 者 で もFOMとCMZま
生 能 との 相
699∼708,
白 質 親 和 性 及 び マ ウ ス 脳 と 腎 ホ モ ジ ネ ー トに 対 す
受 性 と耐 性 の 明 らか な 二峰 性 の ピー クが 認 め られ,耐 性
の 併用 で,治
吉 田 玲 子,
健,
力,
切 に対 処 す れ ば,免 疫 正常 者 ではMINO,免
西
1986
も感
の菌 の存 在 を知 り,適
井 田 士 朗,
β-lactamase産
力 的 殺 菌 作 用 。 Chomotherapy
性 菌 が 増 加す る。 これ らの株 には,TC,OFLXで
染 症 に対 しては,こ
淳,
メ チ シ リ ン ・セ フ ェ ム 耐 性 黄 色 ブ ドウ
横田
尚 代:
MRSA感
1985
1986
今野
35:
基 礎 編 。 感 染,
的 に選 択 され るた め,今 回使 用 した菌 株 の よ うな高 度耐
菌 が存 在 した 。
2163∼2170,
結 合 蛋 白 質 へ の 親 和 性 お よ び 補 体 ・白 血 環 と の 協
の対 策
生 量 の多 い株 が連 続
多
1984
作 用 しが た い第3世 代 セ フ ェム
を不 用 意 に 汎用 す る と,PBP-2'産
検 体 間 差 お よび
球 菌,
疫 低下 が 著 しくな けれ ば
も治 療 可 能 で あ る。 しか し,MRSAへ
が不 充 分 で,MRSAに
5)
ど には な おあ る程
可 能 な こ とが多 い。 ま た,免
藤 岡 義 丸:
(III)。 多 剤 耐 性 黄 色 ブ ド ウ 球 菌 分 離 率 の 病 院 間 較
差,
度 の感 受性 を示 し,こ れ らにFOMを
堀
篠 原 紀 子,
多 剤 耐 性 黄 色 ブ ドウ球 菌 に 関 す る 研究
に よ りア ミノ配 糖 体系,テ
のMRSAは,CMZ,CEZ,CZONな
38:
大 泉 耕 太 郎,
よび セ フ ェ ム系 薬剤 に耐 性 で あ る のみ な らず プ ラス ミ ド
イ ド系 薬剤 に も耐 性 を示 す こ とが 知 られ て い る21。多 く
永 井 高 史,
耐 性 菌 の 疫 学 的 検 索 ―市 中病 院―。 臨
彰,
岡 き よ:
色 体 上 の遺 伝 子 変 化 で ペ ニ シ リ ン系 お
トラサ イ ク リン系,マ
佐藤
杉 田 守 正,
高 橋 孝 行,
J. Antibiotics
章:
床 と微 生 物13:
活 性 化 酵 素 に も 安 定 で あ るこ とに よ る もの と 考 え られ
る。
論,
835
横 田 の ぞ み,
池 上 亮 祐,
黒 須 義 宇,
黒 坂 公 生,
31:
剤 耐 性 黄 色 ブ ドウ 球 菌 の 薬 剤 感 受 性 に 関 す る 検
優 れ た抗 菌 力 を示 したが,こ れ は 本 剤 が
β-ラク タム系 で な く,ま たMRSAの
保 科 定 頼,
小坂
対 し
豊 永 義 清,
セフ
R.
of
from
献
cus
aureus.
馨, 安 達 桂 子, 田 中喜 久 子, 上 条仁 子, 佐
20:
709•`713,
and
MANDELL,
G. L.:
rifampicin-resistant
clinical
Antimicrob.
1981
isolates
Agents
Char-
variants
of
StaphylococChemother.
VOL.
36
NO.
MRSAの
4
SUSCEPTIBILITY
OF
薬 剤感 受性
RECENTLY
METHICILLIN-RESISTANT
AUREUS
TO
293
ISOLATED
HIGHLY
STAPHYLOCOCCUS
13 ANTIMICROBIAL
AGENTS
KAYOKO KANDA and TAKESHI YOKOTA
Department
Against
in
a
64
Tokyo
strains
picin
hospital
agents,
cefazolin,
arbekacin,
was
ofloxacin
picin
were,
and
that
both
rifampicin
MRSA
The
respectively,
arbekacin
25 ƒÊg/ml.
is
infections.
are
likely
effective
to
induce
and
values
of
0.78,
1.56 ƒÊg/ml.
fewer
against
mutant
(MRSA,
1987,
tetracycline,
3.13
antibacterial
and
and
resistant
arbekacin
MIC80
to
may
and
the
values
of
and
S. aureus
strains.
be
preferable
the
and
rifam-
tetracycline
MICK)
rifampicin
of
methicillin,
ofloxacin,
arbekacin,
6.25 ƒÊg/ml,
isolated
activity
sodium,
minocycline,
methicillin-resistant
strains,
MIC•†3.13 ƒÊg/ml)
the
minocycline,
MICH,
strains
University
imipenem/cilastatin
rifampicin,
The
MRSA
highly
August
cefuzonam,
0.39,
thus
aureus
and
erythromycin,
MICH
0.025,
were
January
cefmetazole,
were 0.05
There
drugs
Staphylococcus
between
rokitamycin,
determined.
over
methicillin-resistant
university
antimicrobial
gentamicin,
of
of Bacteriology, School of Medicine, Juntendo
Hongo 2-1-1, Bunkyo-ku,
Tokyo 113, Japan
the
values
other
arbekacin,
and
of
rifam-
drugs
However,
against
were
indicating
since
high-grade