高齢者も障がい者も安心して暮らせるまち(8~9ページ)(PDF:433KB)

高齢者も障がい者も安心して暮らせるまち
~住み慣れた地域で暮らし続けられるまちづくり~
すべての人が、長年住み慣れたまちで最期までずっと住み続けたいと思えるまちを目指
しています。
■認知症サポーター制度
認知症サポーターは、認知症を正しく理解し、偏見を持た
ず、認知症の人とその家族を温かく見守るボランティアです。
認知症サポーター養成講座を受講し、認知症の人を理解し、
応援する人が認知症サポーターになります。認知症サポー
ターになった人には「オレンジリング」をお渡しします。
高齢者人口4人に対して1人の認知症サポーターを育成することを目標としています。
■徘徊高齢者見守りネットワーク
徘徊する認知症高齢者のいる家族は24時間対応に追われます。介護者が少し目を離し
たすきに家から出てしまい、長時間歩き続けたり、時には車や電車などで遠くまで行き、
帰れなくなってしまうこともあります。
徘徊高齢者見守りネットワークは、家族などから行方不明者(徘徊高齢者)の捜索依頼
が出た場合に、登録者にメールやファックスで捜索情報を配信し、買い物など日常生活の
中で周囲に該当者がいないか確認する程度の捜索協力をお願いするものです。
東郷町の隣接市とも協力し、より広域で捜索できます。
■積極的に各地区へ介護施設を誘致
東郷町内には介護サービスを受けられる事業所が、
各地区に55施設(平成26年12月現在)あります。
また、高齢者の介護と生活全般などを総合的にサ
ポートする相談窓口として、イーストプラザいこま
い館2階に地域包括支援センターがあります。
愛厚ホーム東郷苑内
デイサービスセンター「東郷庵」
東郷町は、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるまちづくりを進めてい
ます。
■福祉サービス
○高齢者世帯の見守り協定
高齢者の皆さんが安心して日々の生活ができるよう、東郷町は新聞販売店、郵便局と見
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守り協定を締結しています。今後も、他の事業所と協定を締結していく予定です。
○ひとり暮らし高齢者などへの配食サービス
身体的・精神的理由で調理が困難な65歳以上のひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの
世帯に、夕食を配達する配食サービス(一部負担金あり)を実施しています。
○暮らしに安心を提供する緊急通報システム
重度の持病等を有する75歳以上の高齢者のみ世帯、ひとり暮らし重度身体障がい者、
高齢者世話付住宅 ( シルバーハウジング ) の入居者を対象に、急病や事故等の緊急事態が
起きた際、迅速に助けを求められるよう、希望者には緊急通報装置を設置しています。
○介護用品の購入費を助成
在宅で常時おむつを必要とする高齢者に対して、紙おむつなどの購入費の助成(本人負
担1割・月額の上限あり)をしています。
■健康寿命(心身ともに自立し健康的に生活できる寿命)
高齢者の皆さんがいつまでも健康で元気に過ごせるよう、介護予防や高齢者同士の交流
を図るため65歳以上を対象にさまざまな教室を実施しています。
○昔を語り合い認知症を予防する回想法(昔なつかし教室)
東郷町では認知症予防効果に着目し、平成16年度から回想法を取り入れた「昔なつか
し教室」を開催しています。
昭和30年代の小学校教室を再現した昔体験館(イーストプラザいこまい館内)で、「小
学校の思い出」や「青春時代の思い出」など語り合います。
○元気な体をつくる「介護予防教室」
介護予防は元気な時から意識的に取り組むことが大切で
す。東郷町では、65歳以上を対象にした「いきいき交流
教室」や「65歳これから教室」など、無理のない範囲で
健康的に体を動かせるさまざまな教室を開催しています。
○レクリエーションスポーツ
生涯現役を目指し、高齢者の健康づくりのため、老人クラブを中心にグラウンドゴルフ
やゲートボールなどのレクリエーションスポーツの普及に力を入れています。
〔関連施策〕
・障がい者医療費助成、精神障がい者医療費助成
・障がい者団体連絡会(身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者)への支援
・障がい児・者日中一時支援事業(日中における活動の場の提供や余暇支援)の委託
・寝具洗濯乾燥サービス事業 ・高齢者・障がい者タクシー料金助成事業
・高齢者世帯向け救急安心カード配布事業
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