小学校 第2学年 道徳学習指導案 日時 平成26年 月 日( )第 校時 ○○:○○~○○:○○ 対象 1 主題名 友達の気持ちを考えて 2 資料名 「およげないりすさん」 第2学年○組○○名 学校名 ○○○○小学校 授業者 職・氏名 会 ○階○○教室 場 2-(3)友情 (出典: 『わたしたちの道徳』小学校1・2年 3 文部科学省) 主題設定の理由 (1)ねらいとする価値について 友達とは、人と人の関わりにおいて、特に大きな影響を与える存在である。その存在の重 要性は成長とともに拡大する。同じ体験や共通の話題等で共感し合ったり、時にはぶつかり 合ったりする中で、友達との間に確かな友情が育まれていくのである。そして、互いがどん な状況にあっても、自己の利害に関係なく、助け合うことで友情はより確かなものになって いく。低学年の児童は、友達と仲良く遊んだり、困っているときに助け合ったりすることを 通して、友達の大切さや友情の良さを感じとることができる。一方で、まだ自己中心性が抜 けない低学年という発達段階であるからこそ、友達の気持ちを考えず、目先にある楽しさや 好奇心、その場の雰囲気を優先させてしまうことが多い。そのため、本時の授業を通して、 友達の気持ちを考えて助け合った経験や友達に助けてもらった経験を想起させることで、ね らいとする道徳的価値の自覚を深めていく。 本時の授業を通して、友達と関わる中で、人間理解と友達の大切さを理解する価値理解を 共感的に深めつつ、友情に対する友達の多様な感じ方・考え方に触れさせることを通して、 ねらいに示した心情を育んでいきたい。また、本校の道徳年間指導計画において、低学年2 -(3)友情をねらいとする道徳の時間は、年間3時間設けられており、本時の授業はその 1回目となる。1回目の授業ではあるが、前述した日々の道徳教育の蓄積と児童の実態より、 本時の授業では道徳的価値の深化を意図して授業を行う。 (2)児童の実態について 略 1 (3)資料について 【資料の概要】 池のほとりで、あひるさんとかめさんと白鳥さんが、池の中の島へ行って遊ぶ相談をしてい た。そこへ、りすさんがやって来て、みんなと一緒に連れて行ってほしいとお願いをする。し かし、みんなは「りすさんは、およげないから、だめ。」と断り、池の島へ泳いで行ってしまう。 りすさんは一人ぼっちで、おうちへ帰る。 島に着いたみんなは、すべり台やぶらんこに乗って遊ぶが、少しも楽しくない。白鳥さんと あひるさんが「やっぱり、りすさんがいた方がいいね。」「でも、りすさんはおよげないから。」 と悩んでいるとき、かめさんがいい考えを思いつく。 つぎの日、りすさんが池のほとりへ行くと、みんなが遊んでいた。みんなは、前日のことに ついてりすさんに謝り、かめさんはりすさんに背中に乗るように伝える。みんなは、かめさん の背中に乗った、りすさんをかこんで、池の中の島へ行く。 【資料分析】 本資料においては、登場人物に共感させて、ねらいとする道徳的価値の自覚を深めていく。 価値理解がある程度深まっている児童の実態を踏まえ、友達の気持ちよりも自分たちの楽しみ や好奇心を優先させ、仲間はずれをしてしまう心情を考えさせた上で、島で楽しめない要因と なった一人一人の心の中にある友情を考えさせたい。そのため、第一発問では、友情の大切さ や尊さよりも自分の気持ちを優先させてしまう心情、友情という道徳的価値を達成することの 難しさにも触れられるように展開をする。また第二発問で、一人ぼっちのりすさんの気持ちを 考えさせることで、友達の気持ちを考えない言動が友達をどんな気持ちにさせるのかを捉えさ せたい。この第二発問でりすさんの気持ちをしっかりと捉えさせることで、中心発問(第三発 問)において、友達の気持ちをより深く考えさせることにつながると考える。そして、第四発 問では、友達の気持ちを考えて助け合った行動が、更に友情を確かなものとし、もっと楽しい 気持ちや温かい気持ちにつながっていると実感している心情を考えさせたい。 場 面 登場人物の心の動き ○基本発問 ◎中心発問 関連する 道徳的価値 池のほとり で、あひるさん とかめさんと 白鳥さんが遊 びのそうだん をしている。 【みんな】 ・とても楽しみだな。 ・何をして遊ぼうかな。 ・わくわくするな。 ・はやく島へ行きたいよ。 思いやり・親切 友情 りすさんが 「ぼくもいっ しょに連れて 行 っ て ね 。」 と みんなにたの む。 【りす】 ・ぼくは泳げないけれど、一緒 に連れて行ってほしいな。 ・一緒に遊びたいな。 ○「ぼくもいっしょにつれ ・友達だから助けてくれるよ。 ていってね。」と、りすさん 【みんな】 にたのまれたとき、みん ・りすさんは泳げないのだから、 なはどんな気持ちだった 島へ行くのは無理だよ。 のでしょうか。 ・連れて行ってあげたいけれど、 めんどうくさいな。 ・3人だけなら、遊ぶことだけに 集中できる。 思いやり・親切 友情 2 りすさんの たのみを断り、 みんなは島の 方へ泳いで行 く。 りすさんは 一人ぼっちに なり、うちへ帰 る。 あひるさん、 かめさん、白鳥 さんは、島で遊 んでいても、少 しも楽しくな い。 島で遊んで いるみんなが 話し合う。 次の日、りす さんが池のほ とりへ行く。 みんなは昨 日のことを謝 り、いっしょに 島へ行こうと りすを誘う。 かめさんの 背中に乗った りすさんを囲 んで、みんなで 島へと向かう。 ・自分で行けないなら、だめだよ。 【みんな】 ・りすさんには少し悪いけれど、 はやく島で遊びたい。 ・今度、別の場所で遊ぶときに りすさんを誘えばいいよ。 ・およげないりすさんが悪いん だよ。 ・かわいそうだけれど、みんなも そう言っているし。 【りす】 ・友達だと思っていたのに、ひど ○一人ぼっちのりすさんは、 いよ。 どんな気持ちだったので ・こんなことになるなんて、悲 しょうか。 しい。 ・みんなと一緒に行きたかった。 【みんな】 ・りすさんは、今頃何をしてい ◎島で遊んでいても、少し るのかな。 も楽しくないとき、みん ・友達なのに、ひどいことをし なはどんな気持ちだった てしまったな。 のでしょうか。 ・一緒に連れてきてあげれば良 かったな。 【みんな】 ・置いてきたりすさんのことを 考えると楽しくない。 ・りすさんを連れてくる方法は ないかな。 ・ぼくが背中に乗せればいい んだよ。 ・みんなも同じ気持ちだった んだね。 【りす】 ・みんなはいるかな。 ・昨日みたいにみんなに置いて いかれたら、つらいな。 ・今日はみんなで遊べるかな。 ・不安だな。 【りす】 ・ぼくのために、みんなあり がとう。 ・大丈夫。気にしていないよ。 ・うれしいな。 【みんな】 ・昨日はりすさん、ごめんね。 ・最初からこうしていれば良 かったね。 ・昨日の分も楽しく島で遊ぼ うよ。 【みんな(りす)】 ・みんなと遊べてうれしい。 ・島はどんな場所なのかな。 ○かめさんの背中に乗った ・みんなありがとう。 りすさんを囲んで、島へ 【みんな】 と向かうみんなは、どん ・助け合うとみんなが楽しい な気持ちだったのでしょ 気持ちになる。 うか。 ・みんな一緒のほうが、楽し いな。 3 思いやり・親切 友情 思いやり・親切 友情 尊敬・感謝 思いやり・親切 友情 勇気 思いやり・親切 友情 勇気 思いやり・親切 友情 勇気 思いやり・親切 友情 尊敬・感謝 思いやり・親切 友情 尊敬・感謝 4 テーマに迫るための指導の工夫 (1)ねらいとする道徳的価値に関する実態把握 一人一人の児童や学級集団が、ねらいとする道徳的価値について現在、どのような状況に あるのかを把握するため、 「ねらいとする道徳的価値に関する実態調査」を実施した。この調 査結果と担任教師の日常の行動観察を合わせて分析することで、より詳細な実態を把握する ことができる。こうして把握した実態を踏まえ、本時のねらいを設定し、ねらいとする道徳 的価値の自覚を効果的に深めることができるような授業展開を構築していく。 実態調査アンケートを作成する際の文言は、小学校学習指導要領に即したものとし、児童 の発達段階に適した表現にして問うようにした。児童一人一人の実態に即した授業を実践す ることで、ねらいとする道徳的価値の自覚がより深いものとなると考える。 (2)発問構成の工夫 ①展開前段の発問 実態調査の結果、ねらいとする道徳的価値そのものの大切さは理解しているが、 「友達の気持 ちを考え、助け合う」というところまでは深まりきれていないという傾向が分かった。そのた め、第一発問では、人間理解を意図した発問を行い、道徳的価値を実現することが難しい状況 に関するより多くの感じ方・考え方を引き出すこととした。第二発問では、友達の気持ちを考 えない自己中心的な言動を受けた、りすの心情を語らせる。中心発問では、友達の気持ちを考 えて、助け合おうとする心情を自分との関わりで捉えさせる。。 また、第四発問では、友達の気持ちを考えて助け合った行動が、更に友情を確かなものとし、 これまで以上に楽しい気持ちや温かい気持ちにつながっていくことを実感している心情を考え させたい。 ②展開後段の発問 本時の授業を通して、友達の気持ちを考えて助け合った経験や友達に助けてもらった経験を 想起させるために、本時のような発問にした。その両方を問うことで、助けた立場の児童の感 じ方・考え方と助けられた立場の児童の感じ方・考え方の両方を語り合うことで、ねらいとす る道徳的価値の自覚をより深いものとしたい。また、導入の調査結果を再活用することで、限 定された場面ではなく、多様な体験を想起させることにつなげる。 (3)資料提示の工夫 児童の資料の世界に浸らせ、資料理解をより深いものとするために、黒板シアターを活用し て、資料提示を行う。また、資料提示で活用した場面絵は、心の劇場タイムでも活用する。 (4)児童の発言をまとめるメモ板書の活用 児童の考えを板書する際に、教員が意図的にまとめることは多くの授業で実践されてきた。 4 ただし、一方的にまとめて板書したのでは、児童の思考の流れをさえぎることになると同時に、 児童への受容・共感を示すという点で不十分だと考える。そのため、一旦教師の手元にあるメ モ板書で受け止めた後、誰と誰の考えをまとめているのかを一つ一つ伝えながら、発言内容を 板書する。そうすることで、児童の思考の流れをさえぎることなく、受容的かつ構成的な板書 をしていく。 (5)学習活動の工夫 ①サイン 友達の多様な感じ方・考え方を通して他者理解を深め、ねらいとする道徳的価値の理解をよ り確かなものにするために、ハンドサイン(グー:違う意見 意見 チョキ:付け加え パー:同じ 1本:質問)を活用して授業を展開する。自分の考えをハンドサインで示すためには、 友達の意見を十分に理解した上で、自分の考えの位置付けを明確に捉える必要がある。こうす ることで、一方通行的な発表を繰り返したり、受動的に友達の意見を聞いたりすることがなく なり、関わりを豊かにすることにつながる。 ②話し合いタイム 児童が互いのハンドサインを見て判断し、相互指名を行って進める。より多くの感じ方・考 え方を短時間で引き出すために、基本的には途中で教師が発言をさえぎることはしない。本時 では第一発問と第二発問で活用する。 ③聞き合いタイム 児童が発言した後に「○○さんの意見が聞きたいです。」と、自分の聞きたいという意思を明 確に伝えさせる。そうすることで、伝えた児童と伝えられた児童はもちろん、それを聞いてい る児童全員の積極的に関わろうとする意識を高めることができると考える。 ④心の劇場タイム ねらいとする道徳的価値について、自分との関わりで考えさせるために、 「 心の劇場タイム(役 割演技)」を取り入れる。即興的な演技を通して、演者である児童自身のあるがままの姿を引き 出すことで、自己理解を深めることにつながる。また、その演技を観察したり、観察した児童 に問い返したりすることで、自他の感じ方・考え方を認識させ、価値理解を深めさせる。 (6)終末について 友達の気持ちを考えて行動していた児童のエピソードが想起できるように、具体物をプ レゼンテーションソフトで示しながら、語り聞かせる。友情の大切さとそれを実感したと きの気持ちを全体で共感し合い、最後に「私たちの道徳」P75に掲載されているフリー ドリヒ・フォン・シラーの詩を紹介し、余韻をもたせて終わる。 5 (7)ワークシートの蓄積について 本年度より文部科学省から配布された「私たちの道徳」は、低・中・高学年に応じた内 容項目ごとにページ構成されている。そのため、道徳の時間でワークシートを活用した際 には、関連したページに添付していくことで、児童の心の軌跡をより効果的に蓄積するこ とができると考える。もちろん、道徳の時間の振り返りを「私たちの道徳」に直接記入す る授業もあるが、別にワークシートを作成活用した際には、それらも一緒に綴じ込むこと で、より深く児童の内面に寄り添った「私たちの道徳」にすることができる。 5 本時の指導 (1)ねらい 友達の気持ちを考え、助け合おうとする心情を育てる。 導入 (2)学習指導過程 学習活動(○主な発問・予想される児童の考え) 指導上の留意点★ 工夫□ 1 ね ら いと す る 道徳 的 価値 の 方 向付 け を する 。 ★事前アンケートの結果を提示することで、ね ※事 前 ア ンケ ー ト の結 果 を示 す 。( 提 示 項目 :「 ど んな 友 らいとする道徳的価値への方向付けを図る。 達が い い です か 。」「友 達 と聞 い て 、思 い 浮 かぶ 場 所」) □ホワイトボードでアンケート結果を示し、展 開後段で再活用する。 2 資 料 「お よ げ ない り すさ ん 」 を読 ん で 、話 し 合う 。 □黒板シアターを活用して、資料提示を行う。 ○「 ぼ くも い っ しょ に つ れて い っ てね 。」と りす さ んに た ★友達の気持ちを考えず、自己中心的な考えで の ま れ た と き 、 み ん な は ど ん な 気 持 ち だ っ た の で し ょ 友達と関わるときの気持ちを考えさせる。 うか 。 □ハンドサインを活用することで、友達の多様 ・ り す さ ん は 泳 げ な い の だ か ら 、 島 へ 行 く の は 無 理 だ な感じ方・考え方と比べた自分の考えの位置 よ。 付けを明確にさせる。 ・連 れ て 行っ て あ げた い けれ ど 、 めん ど う くさ い な。 □より多くの感じ方・考え方を引き出すために ・ 3 人 だけ な ら 、遊 ぶ こと だ け に集 中 で きる 。 「話合いタイム」を設け、児童に相互指名を ・自 分 で 行け な い のな ら 、だ め だ よ。 させる。 ★友達の気持ちを考えない自己中心的な ○ 一 人 ぼ っ ち の り す さ ん は 、 ど ん な 気 持 ち だ っ た の で し 言動 を 受 けた 、り す の心 情 を語 ら せ るこ ょう か 。 とで 、中 心 発問 で の 価値 理 解を よ り 深い ・ 友 達 だと 思 っ てい た のに 、 ひ どい よ 。 もの と す る。 ・ こ ん なこ と に なる な んて 、 悲 しい 。 □メモ板書を活用して、児童の発言を構成的に ・ み ん なと 一 緒 に行 き たか っ た な。 さ び しい な 。 まとめる。 ★皆に 共 感 させ 、 友 達の 気持 ち を 考え て 、 ◎ 島 で 遊 ん で い て も 、 少 し も 楽 し く な い と き 、 み ん な は 助け 合 お うと す る 心情 を 語ら せ る 。 どん な 気 持ち だ っ たの で しょ う か 。 □自分との関わりで道徳的価値を捉えさ ・ り す さん は 、 今頃 何 をし て い るの か な 。 せる た め に、心 の劇 場 タ イム を 設 ける 。 ・ 友 達 なの に 、 ひど い こと を し てし ま っ た。 そ の 際 、か め さ んは 教 員が 演 じ る。 ・ 一 緒 に連 れ て きて あ げれ ば よ かっ た な 。 ★友達の気持ちを考えて助け合った行動が、更 ○ か め さ ん の 背 中 に 乗 っ た り す さ ん を 囲 ん で 、 島 へ と 向 に友情を確かなものとし、これまで以上に楽 かう み ん なは ど ん な気 持 ちだ っ た ので し ょ うか 。 しい気持ちや温かい気持ちにつながってい ・助 け 合 うと み ん なが 楽 しい 気 持 ちに な る 。 くことを実感している心情を考えさせる。 ・み ん な 一緒 の ほ うが 、 もっ と 楽 しい な 。 □自発的に友達の多様な感じ方・考え方に関わ ・み ん な で遊 べ て うれ し いな 。 あ りが と う 。 ることができるように、ハンドサインを生か した「聞き合いタイム」を設ける。 展開 6 3 終末 自 己 の経 験 を 振り 返 る。 □導入の調査結果を再活用することで、様々な ○ 友 達 の 気 持 ち を 考 え て 助 け 合 っ た 経 験 、 助 け て も ら 場面を想起させ、児童自身の経験に基づいた っ た 経 験 は あ り ま す か 。 そ の と き の 気 持 ち も 考 え ま 多様な感じ方・考え方を引き出す。 しょ う 。 ・友達が重い荷物を持って帰ろうとしていたときに、 ★自分との関わりで道徳的価値について考え 荷 物 を 一 緒 に 持 ち ま し た 。 あ り が と う と 言 わ れ て 、 させる。 うれしい気持ちになり、もっと助けたいと思いまし た。 □自分が行動したことだけでなく、友達の行動 ・ 配 膳 台 を 片 付 け て い る と き に 、 友 達 が 手 伝 っ て く れ を想起させることで、互いに信頼し合い、助 て、 と て もあ た た かい 気 持ち に な りま し た 。 け合おうとする心情を語らせる。 4 教 師 の説 話 を 聞く 。 □友情の大切さとそれを実感したときの気持 ○ 友 達 の こ と を 考 え て 行 動 し て い た 児 童 の エ ピ ソ ー ド が ちを味わわせた後、詩を紹介することで、余 想 起 で き る よ う に 、 具 体 物 を プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン ソ フ 韻をもたせて終わる。 トで 示 し なが ら、語 り 聞 かせ た 後、「私 た ち の道 徳 」の 詩を 紹 介 する 。 (3)評価 ・友達と話し合うことを通して、友達の気持ちを考え、助け合おうとする心情を深めること ができたか。 ・友達の気持ちを考えて助けたり、助けられたりした経験を振り返り、自分との関わりで友 情について考えることができたか。 6 板書計画 池の ほとり 池のイラスト 7 およげない りすさん りす 一人ぼっち ・友だちだと思っていたのに、ひどいよ。 ・こんなことになるなんて、かなしい。 ・みんなといっしょに行きたかったな。 ぼくもいっしょにつれていってね。 よ。 ・ りすさんはおよげないのだから、しまへ行くのはむ理だ しま ・つれて行ってあげたいけれど、めんどうくさいな。 あひる ・三人だけなら、あそぶことだけにしゅう中できる。 かめ あそんでいても、 白 たのしくない ・り す さ ん は 、今 ご ろ 何 を し て い る の か な 。 ・い っ し ょ に つ れ て き て あ げ れ ば 良 か っ た な ・友 だ ち な の に 、ひ ど い こ と を し て し ま っ た 。 かめ みんなでりすさんをかこんでしまへ ちになる。 あひる りす 白鳥 ・た す け 合 う と み ん な が 楽 し い 気 も しいな。 ・ み ん な 一 し ょ の ほ う が 、も っ と 楽 りがとう。 ・ み ん な で あ そ べ て う れ し い な 。あ ともだちの気もちを考えて しま 7 ワークシート ワークシートのフォーマットをあらかじめ作 成しておき、多くの道徳の時間で活用している。 そうすることで、毎時間のワークシート作成時 間を効率化でき、その時間を発問の検討や資料 分析、掲示物の作成に活用している。 8
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