大会宣言(案) 今、私たちの平和で明るい未来が奪われようとしている。 自民党安倍政権は、安保関連法を強行採決して日本が戦争できる体制を整えつつある。 明らかな憲法違反だと判断した多くの憲法学者の意見を無視し、国会周辺の結集した多 くの国民の反対の声をも無視した。 そして、沖縄米軍普天間基地の辺野古移設問題では、沖縄の民意を無視し続け沖縄へ のさらなる基地の押し付けを強行しようとしている。 また、発生から5年が経過しようとしている東日本大震災での復興も進んでない中、 反原発・脱原発の集会、デモでの国民の声を無視し国は鹿児島の川内原発を再稼働させ た。 この国の国民を置き去りにした独裁政治のままでは私たちの未来は暗澹たる世界に なってしまう。しかし、シールズやスクールソウルを中心とした若い世代が自分たちの 未来を考えて立ちあがったことには希望がある。そして彼らは、反戦の闘いを続けてい くゆるぎない決意を宣言している。国による沖縄差別に対して沖縄の人たちは国と真っ 向から闘い続けている。福島でも原発事故の悲惨さを経験した人たちが、危険きわまり ない原発に対し反原発の闘いを続けている。 すべての労働組合に結集する労働者は彼らと連帯し共に闘おう。そして平和で明るい 未来のため自民党独裁政治を打倒しよう。 一方、労働の現場に目を向けると、大企業と中小企業、正規労働者と非正規労働者、 男性と女性といった格差・差別が拡大し、パワハラ、セクハラは横行したままだ。経営 者は自分達の地位と利害を守るためには、労働者を犠牲にしながら労働者を平気で分断 もするしパワハラ・セクハラは無かったものにしようとする。 これらに対抗しうるのは労働組合しかない。労働組合の本分は闘うことである。労働 組合は、安心して長く働ける職場を構築する闘いと平和や命を守る闘いを決して忘れて はならない。労働組合の本分は闘うことである。 全労働者組合に結集するすべての組合員は職場の枠から出て全労の仲間に目を向け よう。それぞれが力になれることがあるはずだ。とりわけ富士産業分会の闘いは全労一 丸となって勝利しよう。 全労働者組合は、憲法の生存権が脅かされる政治・社会に対しては断固闘い抜く。 平和で明るい未来のため。差別のない社会のため、安心して生きていける社会実現の ため全労働者組合の運動をさらに推し進めていこう。 以上宣言する 2015年11月23日 全国一般・全労働者組合第44回定期大会
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