●PDCAサイクルの取り組み 当院は、平成21年に「大阪府がん診療拠点病院」に指定され、平成22年には「国指定がん診療連携拠点病院」に指 定されました。がん診療連携拠点病院となるには様々な診療機能や専門スタッフを備え、さらにがん登録や情報公開 など高度の診療体制が求められます。 全病院的にがん診療を推進し、肺がん・胃がん・大腸がん・肝臓がん・乳がんの5大がんをはじめ、各臓器別にがん 診療を行っています。また、地域連携、セカンドオピニオンやがん相談支援、緩和ケアの充実にも力を入れています。 がん診療は単に疾患の治療だけではなく、患者の精神的サポートや社会復帰への支援など多岐にわたる業務からな り、高い診療レベルを維持するために情報収集・職員教育にも力を注いでいます。 当院の理念「正しく・品よく・心をこめて」、また、診療においてはがんの標準治療・低侵襲治療を推進するため、がん 診療における継続的な改善の取り組みを行っています。 【がんセンターの組織】 1. 外来化学療法室 2. がんサポートチーム(緩和ケアチーム) 3. がん情報管理室 4. がん臨床共同研究推進室 5. がん登録室 6. がん相談支援室 7. 各専門職 ○看護師・・・がん性疼痛看護認定看護師、乳がん看護認定看護師、がん化学療法看護認定看護師、 緩和ケア認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN) ○診療情報管理士 ○MSW 医療相談室 ○臨床心理室 緩和ケアチームによる支援を実施す マネジメントについて主治医をはじ るとともに、医療者への臨床教育を計 めとしたプライマリーチームと連携 画 して実施 Plan(計 画) Do (実行) Act (改善) Check (検証) 評価検討したマネジメントをさらに 良いものとし、実践につなげる 毎週1回のカンファレンスを基本に 適時主治医や病棟スタッフと病棟カ ンファレンスで評価検討 国立病院機構の取り組み 国立病院機構では様々な臨床指標を用いて各施設の課題や改善状況を毎年調査しています。 がん診療については、主に代表的ながん(肺癌、乳癌、胃癌、大腸癌、子宮癌)について、標準治療が行われている 症例の比率や、合併症予防の対策の徹底状況などを調査しています。大阪医療センターでは、こういった指標を参考 にして、がん診療の充実と向上を目指しています。 詳細については、http://www.hosp.go.jp/treatment/treatment_rinsyo.html をご覧ください。
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