仕 様 書 1 事業名 知的財産活用支援事業 2 委託期間 契約締結の日から平成 29 年3月 31 日まで 3 事業目的 特許等の知的財産の活用による県内中小企業等の競争力強化を図るため、知財 保護状況調査や外国出願経費補助を行うほか、学校や企業等に知財専門家等を派 遣して知財教育を実施する。 4 委託する業務内容 以下の内容について業務を委託するが、業務の実施に当たっては、発注者の指示 に基づき、知的財産に関する他事業の受託者と密に情報交換、連携を図り、一体と なって取り組むとともに、沖縄県他部署や他団体等の実施する知的財産関連事業に 関して独自に情報収集を行い、効果的な連携を図ること。 (1)知財保護調査事業 県内中小企業等に対して知財保護の重要性を幅広く周知するため、県内業界団 体等と連携体制を構築し、業界団体加盟企業や業界団体と取引関係等を有する 県内中小企業等の知財保護状況調査を行い、各社の課題を掘り起こすとともに、 課題に応じた保護支援や情報提供を実施する。 本事業においては、従来まで知的財産の保護に十分に取り組んでいなかった企 業等に対して、知財保護の重要性を認識してもらうことを主要な目的としていること から、潜在的な知財保護課題を有すると想定される企業を幅広く支援するものとす る。 (2)外国特許等出願補助・ハンズオン支援 優れた技術等を有し、かつ、それらを海外において広く活用する中小企業を5社 程度採択し、外国出願に要する経費の一部を補助するため、弁理士や県内企業の 海外展開事業に知見を有する専門家等で構成する採択委員会を複数回開催し、 選定する。 また、採択企業に対して知財の海外活用法・注意点などのハンズオン支援を行う ものとする。 (3)知財人材育成支援 知財教育を推進するため、高校・高専・大学等を複数校選定し、弁理士等の講師 派遣等を通じて、知的財産に対する関心、知識を高める機会を提供する。 また、県内企業等で知的財産の創造・活用が想定される研究職員等に対して弁 理士等の講師派遣を実施し、知的財産の高度な活用に繋がる研修の機会を提供 する。 5 予算に関する要件 本委託業務に係る予算は 17,028 千円以内(消費税込み)とし、この範囲内で効率 的かつ効果的な業務を企画提案するものとする。 なお、この金額は企画提案のために設定した金額であり、実際の契約金額と異なる ことがある。 6 事業の実施状況に関する事項 (1)事業の進捗状況等を毎翌月 10 日までに県に報告すること。 (2)事業完了時に、実際に要しなかった経費があるときは、相当の委託料を減額す る。 7 事業の成果品及び著作権 本事業の実績をまとめた報告書を成果品として報告書5 部及び電子ファイルにて 沖縄県に納品すること。報告書には、県ホームページ等で公表可能な概要版を添付 すること。なお、概要版は個別企業名が特定されないよう処理すること。 また、当該成果品並びに本事業で制作した POP などのデザイン関係の電子データ、 その他写真素材等に係る一切の著作権及び所有権は沖縄県に帰属することとし、 本委託業務の実施にあたり、第三者の著作権その他の権利に抵触するものについ ては、受託者の責任をもって処理すること。 8 再委託の制限等 (1)一括再委託の禁止等 契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負わせることが できない。また、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)については、その履 行を第三者に委任し、又は請負わせることができない。 ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場 合は、これと異なる取扱をすることがある。 ○契約の主たる部分 契約金額の50%を超える業務 企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務 (2)再委託の相手方の制限 本契約の企画提案参加者であった者に契約の履行を委任し、又は請負わせるこ とはできない。また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な 関係を有する者に契約の履行を委任し、又は請負わせることはできない。 (3)再委託の範囲及び承認 本委託契約の履行に当たり、委託先が第三者に委託し、又は請負わせることので きる業務等の範囲は以下のとおりとする。 下記以外の契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、あら かじめ書面による県の承認を得なければならない。 ただし、以下に定める「その他、簡易な業務」を第三者に委任し、又は請負わせる ときはこの限りでない。 ○再委託により履行する部分 情報発信に係るHPの保守管理業務 (その他、簡易な業務) 資料の収集・整理 複写・印刷・製本 原稿・データの入力及び集計 その他単純作業的な業務であって、容易かつ簡易なもの 9 その他留意事項 本仕様書に定める事項について生じた疑義又は本仕様書に定めのない事項につ いては、沖縄県と受託事業者双方で協議して解決するものとし、必要な事項は別に 定める。
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