(案) 香取地域医療の在り方に係る調査・検討業務委託 1 2 仕様書 業務名 香取地域医療の在り方に係る調査・検討業務委託 業務の目的 現在、市の地域医療については、小児に係る入院や夜間の救急外来など対応 できる施設がなく、市民にとって安心して医療サービスが受けられない状況と なっている。 このような状況の中、香取市総合計画において最優先施策が地域医療体制の 充実であること、また、平成 27 年5月に実施した市民意識調査では、「地域医 療体制の充実」の重要性が突出して1位となっており、市として最も優先して 取り組まなければならないこととなっていることから、主体的に地域医療の在 り方について調査検討し、関係する香取市東庄町病院組合等と協力して、地域 医療体制の充実のために必要な取り組みを検討していく必要がある。 本業務は、このような状況を踏まえ、香取地域の医療体制の充実を図ること を目的に、その在り方を検討するために必要な調査等を行うものである。 3 業務の履行期間 契約締結日の翌日から平成28年9月30日まで 4 業務内容 下記項目の調査・分析を反映した資料作成及び支援 ア 国や県の医療政策の動向の把握 イ 香取市の現状と課題の整理等 ・香取市全体としての医療体制(地域医療需要)の現状と今後の見通し ・入院、外来、救急患者の動向予測等 ウ 香取市の中核病院の現状と課題の整理等 ・沿革と機能等の概要 ・二次医療圏における位置づけ及び提供する医療サービスの充足状況 ・患者の動向分析(入院患者、外来患者、救急患者、地域連携の状況等) ・医療機能、経営(経営形態を含む)、医療連携等における強みと課題の 整理、今後の在り方についての整理・検討 エ 香取市が目指す地域医療の在り方の検討支援 ・平成 27 年5月に実施した市民意識調査結果から、香取地域医療の在り 方に必要な項目についての検討 ・地域医療の在り方を検討するために必要となる分析・調査の実施 ・香取地域で求められる診療科及び必要病床数の検討 1 オ 香取地域及び周辺地域における地域医療連携の効果的な促進方法 カ キ 想定される課題の整理と解決の方向性の検討 香取地域及び周辺地域の中核病院(県立佐原病院、旭中央病院、成田 赤十字病院等)へのヒアリング調査・分析(市町村別退院患者数、割 合及び当該病院に占める病床数、救急外来受診者数、来院方法別患者 数など) 市民アンケート調査、分析 上記各種検討、分析調査を反映した資料作成及び支援 香取地域医療の在り方に係る調査・検討委員会(3回以上)への参加、 資料の補足説明、会場設営、事前説明、委員への報償支払(医療に関 わる有識者1名程度、医療関係機関の代表者3名程度、住民の代表者 等4名程度を想定する)等 ク ケ コ サ 5 報告書の作成 など 業務の実施要件 (1)本業務にあたっては、香取地域の医療の在り方を調査・検討し、総合的 に支援することはもちろん、単なる一般的な事例提供や助言にとどまらず、 検討状況に応じて積極的に支援すること。 (2)本業務に関して、契約書及び本仕様書に明示されていない事項であって も、調査・検討に向けた準備作業に当然に必要となる事項については、発 注者の要請に応じて受注者が誠実に対応すること。 (3)業務の遂行にあたっては、発注者と十分な連絡を保ち、事務処理方針に ついては発注者の指示及び承諾を受けること。 (4)業務の遂行には、高度な情報収集力、分析等を要するため受注者は相当 な知識と技術を有する者を配置しなければならない。 (5)成果品及び作業工程における個人情報印刷物や書類等に対する一切の権 利は、発注者に帰属するものとする。また、これらの成果品等の第三者へ の提供や内容の転載については、発注者の承諾を必要とする。 (6)受注者は、業務の遂行上知り得た内容(個人情報を含む。)を、第三者に 漏らしてはならない。これは、契約の解除又は業務履行完了後においても 同様とする。 (7)担当者が出席したワーキングや各種打ち合わせの要点を整理し、提出す ること。 6 成果品 本業務の成果品は、以下のとおりとする。印刷物の書式、成果品の提出方法 については、発注者と協議の上、決定する。 (1)提出物 2 ・香取地域医療の在り方に係る調査・検討報告書及びその概要版 ・本業務に関し、受注者が出席した各種打ち合わせ等の資料及び議事録 ・本業務のために実施した各種検討・分析に係る報告書 ・その他、指導・助言等に係る報告書 (2)提出部数 ・紙媒体 調査・検討報告書及びその概要版 各 20 部 その他 各2部 ・上記の原稿やデータ等を収録した電子媒体(CD-ROM等) 1部 (3)体裁 A4版(資料、図面等で必要な場合はA3判でも可) (4)提出期限 平成28年9月30日までに各業務実施結果を踏まえて補完、調整をし た最終成果品一式を提出する。 ただし、上記の提出期限前であっても完成した物については提出を求め る場合がある。 7 その他 (1)本業務について必要な資料については、発注者と協議した上で収集する こと。なお、発注者が提供する資料は、毀損又は滅失しないように丁寧に 扱い、本業務の委託期間終了までに返却しなければならない。 (2)成果品については、平易な表現で図表化するなど視覚的に分かりやすい ものとすること。 (3)本仕様書記載事項に疑義が生じた場合又は定めのない事項については、 受注者は発注者と十分な協議の上、業務の遂行に支障がないように努めな ければならない。 3
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