平成 27 年度 多摩地域における管路施設の劣化予測 に関する資料整理

平成 27 年度
多摩地域における管路施設の劣化予測
に関する資料整理業務
特 記 仕 様 書
平成 27 年 10 月
公益財団法人 日本下水道新技術機構
【1】総則
(1) 業務の目的
本業務は、東京都都市づくり公社からの委託研究業務である「多摩地域における管路施設の
劣化予測に関する調査研究」に関して、その一部業務を外注するもので、各市町村が効率的か
つ効果的に改築更新事業を進めるための一助とするため、収集資料の整理を行い、多摩地域の
特性を考慮した管路施設の劣化曲線の設定を行う。
(2)特記仕様書の適用範囲
本業務委託は、本特記仕様書に基づき業務を行うものとし、この仕様書に記載されていない
事項は、「業務委託標準仕様書」によるものとする。なお、本特記仕様書ならびに標準仕様書
に定めのない細部の事項については、本機構担当職員の指示を受けるものとする。
(3)工期
本委託業務の工期は、契約の翌日から平成 28 年 3 月 11 日とする。
【2】業務内容
(1)基礎調査に係る資料整理
多摩地域の下水道管渠台帳等の整理を行うことで,対象区域内の管渠の管径・延長・管材・
施工年度等の属性の把握を行う。また,管渠の布設環境(腐食条件、土質、地下水等)ごと
の状況についての整理を行う。TV カメラ調査結果についても整理を行うものとする。
1)
管路台帳データ(管径,管種,延長,勾配,布設深,土被り等)
2)
供用開始区域データ(管渠の布設年度)
3)
布設環境ごとのデータ(腐食環境、土質、地下水位等)
※腐食環境は、圧送管(MP 含む)吐き口の下流、伏せ越しの上下流人孔を抽出する。
4)
歩車区分データ
5)
大規模住宅団地データ
6)
TV カメラ調査結果資料
7)
取付管数
8)
その他
資料は、昨年度収集したものとするが,必要に応じて再収集を行うものとする。
管路台帳 GIS データとのリンクを考慮したフォーマットに基づき整理する。
TV カメラ調査結果については、収集データから緊急度を算出する。
(2)劣化予測に資する管路及び管路布設環境の資料整理
下水道台帳及び TV カメラ調査結果をもとに、
布設環境ごと劣化傾向が推定できるものを抽
出し、布設環境ごとに管路の属性(管径、管材、布設年度等)を整理する。布設環境の劣化傾
向の分析は、多変量解析等の分析により、劣化に寄与する環境因子を定量的に評価する。
(3)劣化予測式の設定
多摩地域の管路の劣化特性を把握するため、管路属性区分による管路布設環境ごとの劣化
予測式を設定するとともに、一般環境下における劣化予測式を設定し、多摩地域の管路の耐
用年数について整理する。
(4)地域特性を反映した劣化予測の検討に係る資料整理
多摩地域の各市町村における特性を反映した劣化予測式の活用を検討するため、
(3)で得
られたそれぞれの劣化予測式の相関性と評価を整理する。
(3)報告書の作成
上記の業務内容を整理し、報告書として取りまとめる。
【3】打合せ・協議
業務の円滑な推進を行うために、適宜打ち合わせ協議を行う。本業務の打合せ協議は、着手時、
成果品納入時を含む計 5 回以上とする。
【4】提出図書
提出すべき成果品は、次のとおりとする。その編集方法については、予め本機構担当職員と協
議すること。
1)報告書(A4 版カラー:キングファイル製本)
3部
2) 報告書概要版(A4 6 枚程度)
3部
3) 打合せ議事録
一式
4) 参考資料(根拠資料等)
一式
5) 電子データ(作成時のファイル並びに PDF 形式の報告書)
一式
6) その他、本機構職員が指示する資料
一式