後期まちづくり基本計画策定支援業務委託仕様書 1 委託業務名 後期まちづくり基本計画策定支援業務 2 委託期間 委託契約締結日から平成 29 年3月 31 日まで 3 事業目的 本市の総合的なまちづくりの方向性を示すための指針である「尼崎市総合計画(別紙1 参照)」は、一定期間変わることのない基本的なまちづくりの方向性を示す、 「まちづくり 構想(構想期間 10 年) 」とその構想のもとに、都市像を実現するための具体的な施策展 開を定める「まちづくり基本計画(計画期間5年) 」で構成されています。 「まちづくり構想」については計画期間が平成 25∼34 年の 10 年間、 「まちづくり基 本計画」については、前期計画が平成 25∼29 年、後期計画が平成 30∼34 年のそれぞ れ5年間となっており、平成 29 年度の策定に向け、「前期まちづくり計画」を基本とし ながら、 「後期まちづくり基本計画」の策定支援を目的とするものです。 4 委託業務内容 本業務は、 「後期まちづくり基本計画」の作成を確実かつ順調に遂行するため、作成全 般の細部にわたるコンサルティング業務等を委託するものです。 「後期まちづくり基本計画」については「後期まちづくり基本計画策定支援業務委託 項目スケジュール案(別紙2参照)」に基づき、平成 29 年度中の策定に向けて、平成 28 年度から2か年にわたり策定作業を進めていきます。 なお、平成 28 年度(初年度)の委託内容における必須条件は下記の通りですので、プ ロポーザルの提案内容等により委託契約時に市と事業者双方の協議により確定すること を踏まえて、下記業務内容に留意しながら、よりよい提案をお願いします。 (注)スケジュール案に示す平成 29 年度の業務委託内容につきましては、あくまで 現段階の案であり、次年度の委託内容を確約するものではございません。 (注)スケジュール案に示す平成 29 年度の業務委託につきましては、平成 28 年度 委託契約を持って引き続いての委託契約が確約されるものではございません。 1 (1)他都市の後期計画策定に関する情報収集 本市は「前期まちづくり基本計画」を基本としながら、 「後期まちづくり基本計画」 を策定することを検討しているが、すでに「後期計画」を策定している他都市にお ける、骨格部分における「前期計画」からの変更の有無、変更点などについて調査 し、本市の「後期まちづくり基本計画」の骨格形成等に対して助言を行うこと。 (注)なお、他都市への照会が必要な場合は、リスト及び調査票等の提供があれば、 Eメールの送付等は尼崎市で行うことも可能です。 (2)各施策における指標の設定補助 現在、 「前期まちづくり基本計画」の各施策において設定している指標については、 項目の追加・削除や加筆修正を検討しているが、その際、各施策における指標案や 目標数値案等の提示などを行うこと。 (3)資料編「時代認識と尼崎市の現状」の改定案の検討業務 総務省統計局の各種統計データや地域経済分析システム(RESAS)など、国 や民間調査機関等のデータを活用しながら、現在、尼崎市総合計画(「前期まちづく り基本計画資料編」 )に掲載している「時代認識と尼崎市の現状(P85∼P98)」に ついて、各項目の現状分析等を実施するとともに、 「後期まちづくり基本計画」に掲 載する内容案を提示すること。 【各項目】 「①人口減少、少子・高齢社会の進行(P85) 」 「②社会経済情勢の変動(P87) 」 「③ 地方分権と住民主体のまちづくり(P89) 」 「④環境問題の顕在化(P91) 」 「⑤情報社会の進 展(P93) 」 「⑥市民生活を支える財政(P95) 」 「⑦次代に引き継ぐ資産の活用(P97) 」 ア.各項目の現状分析及び将来予測 各項目について、総務省統計局の各種統計資料や地域経済分析システム(RE SAS)などの各種データを活用しながら現状分析及び将来予測等を行い、各項 目の「後期まちづくり基本計画」における掲載する内容案を作成する。 なお、検討の際は現行の記載内容に留まらず、各項目における新たな課題等の バックグラウンドについても調査・研究し、図表の変更を含めた記載内容の変更 についても積極的に提案すること。 イ. 「時代認識と尼崎市の現状」の項目検討 「時代認識と尼崎市の現状」について、項目自体の追加・削除・統合など、時 代の変化に応じた項目変更等についても積極的に提案すること。 2 ウ.平成 27 年度国勢調査結果の分析 「項目①人口減少、少子・高齢社会の進行(P85)」の現状分析及び将来予測等 の際には、国のデータに加えて本市の提供する住民基本台帳データなどを活用し て人口動態を分析するとともに、必ず、平成 27 年度の国勢調査結果を分析し、本 市人口ビジョン(別紙3参照)との整合性などについても確認すること。 (4)各種会議体の運営補助 各種会議体の資料作成補助を行うとともに各種会議に出席し、必要に応じて資料 説明を行うとともに、議事録を作成する。なお、市民懇話会については、10 回程度 の開催を予定しているが、最初の2回は、各論に入る前に、市民に市政参画を面白く 感じていただけるようなものにしたいと考えており、その内容についても企画・提案 もすること。 ア.総合計画審議会(計6回程度開催予定) (総会・2回程度)学識経験者・有識者・市議会議員・市民の計 20 名程度で構成 (部会・1回程度)学識経験者8名程度で構成 (3分科会・各1回程度)総会メンバー各6∼7名程度で構成 イ.市民懇話会(10 回程度開催) 学識経験者1名・公募市民 20 名程度で構成 ※前半2回の開催内容の企画提案 ウ.庁内検討会議(5回程度開催) 市長以下、庁内幹部級職員 20 名程度で構成 (5)市民懇話会委員募集補助業務 市民懇話会の委員募集に際しては、従来の市報やホームページでの募集に加え、 年代別に無作為抽出された市民 1,000 人に対し、委員公募のチラシを送付し、市政 に無関心な方にも広く市政参画を促すこととします。 ア.チラシ作成 サイズ:A4版両面 数 量:2,000 枚 イ.封筒作成 サイズ:角形2号程度(アで作成したチラシ及び本市の作成するパンフレット等 (サイズはA4以下)が封入できるもの 数 量:1,050 枚 3 ウ.封入封緘及び送付 アで作成したチラシ及び本市の作成するパンフレット等をイで作成した封筒に封 。なお、宛 入し、無作為抽出された市民に送付する(送付料金も委託料に含みます) 名シールは市役所で準備します。 数 量:1,000 通 重 量:200g以下(発送時点におけるゆうメール特別運賃(500 通以上)の最 低重量以下。なお、発送をゆうメールに限定するものではありません) (6)市民アンケート調査 尼崎市総合計画に基づくまちづくりを着実に進めていくため、計画に示す各施策 やその取組状況をについて、市民が感じている重要度や満足度等を把握するための アンケート調査を実施する。 なお、アンケートはA4版 16 ページ程度を予定しており、昨年度のアンケート 調査(A4版 12 ページ・別紙4参照)に、 「尼崎市総合計画資料編(P84∼105)」 に活用するアンケート項目を、双方協議の上追加することとする。 ア.アンケート用紙作成 本市がワードデータ等で提供する 12 ページ分のアンケート内容に、新たな4ペー ジ分程度の内容を追加し、アンケート用紙を印刷する。 サ イ ズ:A4版(中厚口) ページ数:16 項程度 部 数:2,600 部 刷 り 色:色上質紙に黒色1色で印字 イ.送付用・返信用封筒の作成 本市が別途指定する料金受取人払いの印影等を反映させた印刷原稿を作成し、送 付用及び返信用封筒の印刷を行う。 サ イ ズ:送付用封筒(角形2号) 返信用封筒(長径3号) 紙 厚:送付用封筒(クラフト 100g/㎡と同程度以上のもの) 返信用封筒(クラフト 85g/㎡と同程度以上のもの) 部 数:各 2,600 部 刷 り 色:黒色1色で印字 4 ウ.封入封緘及び送付 アで作成したアンケート用紙及びイで作成した返信用封筒、本市の作成するパン フレット等(サイズは A4以下)をイで作成した送付用封筒に封入し、無作為抽出 された市民に送付する。なお、宛名シールは市役所で準備します(送付料金も委託 料に含みます) 。 数 量:2,500 通 重 量:200g以下(発送時点におけるゆうメール特別運賃(500 通以上)の最 低重量以下。なお、発送をゆうメールに限定するものではありません。) エ.返信アンケートの受け取り及びデータ入力 本市宛てに返送されたアンケートを定期的に受け取り、回答内容をデータ入力のう え本市に納品する。なお、データ入力フォームはエクセルを使用することとし、フォ ームの体裁については本市と協議を行うこと(返信用の料金は市役所が負担すること を予定しています) 。 (参考回答率) 平成 27 年度 27.3%、平成 26 年度 28.4%、平成 25 年度 28.9% (7)住宅市場(住宅供給・ストック等)と社会動態の関連についての調査 住宅・土地統計調査や国土交通省の土地総合情報システムなど各種データを活用 しながら、本市における住宅供給及びストックの現状と推移を把握するとともに、 本市と近隣他都市(神戸市・西宮市・伊丹市・大阪市・豊中市)の年齢や世帯種別 ごとの社会動態と住宅供給・ストック及び住宅価格等との関連を、過去5年間につ いて調査し、調査結果をまとめる。 なお、本市の住宅マスタープラン資料編等、市の所有する数値等のデータについ ては可能な限り提供します。 (8)業務の成果物 ①他都市の計画策定に関する情報収集結果(紙ベース及びデータ納品) ②「時代認識と尼崎市の現状」の改定案の検討データ(データ納品) ③各種審議会の議事録及び資料案(データ納品) ④市民懇話会委員募集チラシ及び封筒の作成及び発送 ⑤市民アンケート調査アンケート用紙及び封筒(返信用含む)の作成及び発送 ⑥返送された市民アンケート調査の受け取り及びデータ入力(データ納品) ⑦市民アンケート結果の調査結果報告(紙ベース及びデータ納品) ⑦住宅供給・ストックと社会動態の関連についての調査報告書(データ納品) ⑧その他、当該業務において使用した基礎データ等(データ納品) 5 5 業務の進め方 業務に際しては、契約締結以降、進め方や資料確認など適宜、十分な打合せ協議を行 いながら業務を進めていくものとします。なお、市の所有する数値等のデータについて は可能な限り提供します。 6 スケジュール概要(案) 時 期 7 内 容 平成 28 年9月 市民懇話会委員募集補助業務 平成 28 年9月 他都市の計画策定に関する情報収集 平成 28 年 10 月∼12 月 住宅市場と社会動態の関連についての調査 平成 28 年 10 月∼3月 各施策における指標の設定補助 平成 28 年 10 月∼3月 各種会議体の運営補助 平成 28 年 10 月∼3月 時代認識と尼崎市の現状の改定案検討 平成 29 年1月∼3月 市民アンケート調査 支払い方法 全額を業務完了後支払うものとする。 8 契約保証金 契約締結時に尼崎市契約規則に基づき、所定の手続きを行う。 9 その他 当該業務委託に係る成果物及び策定段階におけるデータ等に関する権利は尼崎市に帰 属するものとする。なお、この仕様に定めのない事項について疑義のある場合は、双方 協議の上で決定します。 以 6 上
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