小松高等学校PTA 指導委員会 11 月 26 日(木)午後 7 時より本校調理室で、PTA教養講座が開催されました。今年は小松市の行松旭松 堂専務取締役の行松宏展さんをお招きし、和菓子作り教室を行いました。平日の夜にもかかわらず 63 名もの 参加者が集まりました。 和菓子作りの前に「伝統を継いで気付いた幸せ」というテーマで、行松 さんの講演がありました。京都での修行時代の体験や和菓子にたいする 熱い思いを伺いました。また行松さんは東日本大震災以降、度々被災地 を訪ね和菓子づくり教室を開催するという活動をされています。活動の お話もしていただき、最近話題に上ることが少なく「東日本大震災」は 被災された方々にとっては、まだ何も終わっていないということを気づ かせていただきました。 今回参加者のみなさんがつくったのは 寒椿のお菓子です。東 北の和菓子づくり教室でも作られたものです。寒椿の花言葉は 「わたしはあなたを愛しています」で、被災地から遠く離れた 石川からも応援しつづける行松さんの気持ちが込められていま す。餡の塊があっという間に可憐な椿になるプロの技をじっく り見させていただきました。 和やかにおしゃべりしながらも 目は真剣。みなさんお菓子の出 来栄えを批評しあいながら、楽 しい時間はあっという間に過ぎ ていきました。 行松さんの講演は、時には楽しいエピソードで笑ったり、東北の方々の思いを聞いてしんみりしたり、また 「和菓子」という伝統を師から引き継ぎ、若い世代に手渡すという継承者としての姿勢に多くのことを学ぶこ とができ大変充実した教養講座となりました。
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