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数学科 1年1・2組 石山クラス 協同学習通信
このクラスの協同学習を深めよう!
このクラスになってから、皆さんが協同学習に取り組むようになって、素晴らしい場面が多く見
られ、毎回感動させられています。たとえば・・・・、
パワーアップ事項(予習を取り入れた協同学習)
・ 次の日の授業までにそこで学ぶ内容の教科書のページを読んで、練習問題を自己流で良いので
解いてきておいて下さい。全く解らなくても、
「一度考えたことがある」という経験は、非常に
強く、自分でできなくても、あとは、仲間と先生がなんとかしてくれます。でも、その成果が
・ 悪戦苦闘している小部くんに対して、橋本さんはできるまでじっと待ち、原くんは横から
「もう少しやんか、がんばれ!」と励ましてくれました。
・ 居眠りしてしまっている人を起こした時、その横にいた冨田君が「起こさなくてすいませ
ん」と謝ってくれました。
・ 中野さんが、授業の練習問題をその日中にやってくれていました。
・ 皆で、予習に取り組もうという中で、
「あ~宿題か~↓」という雰囲気の中で、渕上君が
「やってこようぜ!」と皆の方を向いて言ってくれました。
・ 試験前の自習の時、先生に質問しようとした人に緒方智道くんが、「俺が教えるばい!」
と言ってくれました。
・ 「先生が遅れて来た時は、グループを作って、やってきた練習問題を教え合っていて下さ
い。
」と言っていたら、その次の日には、完璧に全員がきれいにグループを作ってやって
くれていました。
・ 井上さんが、解らなくても自分で考える時間を守り、グループになった瞬間に大きな声で
「教えて!」と言って、学び合いを活性化してくれました。
・ 皆さんの方から、「このクラスから赤点が出たらどうするんですか?」という質問があっ
たので、
「もし出てしまったら、皆のせいじゃない?皆の責任だよ。
」と答えると、自然に
「あ、そっか。
」という声が出ました。
最大に発揮されるのは、
「自分でどこまで考えたか」です。自分も仲間も一生懸命。これが協同
学習です。
・ 予習をすることで解決できた分、自由な時間を創り出すことができます。その分、教科書のレ
ベル以上のことを学ぶことができます。そして、これがクラス内平均点を10点上げることに
繋がります。
これからの授業の流れ
始まる前~5分
40分
10分
30分
4人グループ
一斉
個人・グループ・一斉
予習内容・家庭学習の確認
答え合わせ
授業・学び合い
5分
4人グループ
今日の学習内容の振り返り
仲間の言動の振り返り
教科担任より
あとは熱心に教え合っている西原くん、古賀さん、藤原さん、山田さん、前田さん、江口くん・・・
このクラスの協同学習をもっともっと深めるコツがあります。それは、もっともっとお互いを大
他にも挙げたらキリがないくらい、皆さんはお互いに教え合い、聞き合い、励まし合って、この授
切することです。勉強する機会を逃している人がいては、全員で成功することはできません。誰一
業を乗り越えていってくれています。本当に素晴らしいと思います。感動です。
人として孤独になることなく、全員で学ばなければならないのです。そして何よりも、全員が安心
確認事項(もう一度、自分たちができているか確認しましょう。)
・ 発表する人は、皆の方向を向いて発表し、聞く人は発表者の方向に顔だけではなく、身体を向
けましょう。
・ 先生が前に立って話しそうな雰囲気になったら、気が付いた人は周りに教えてあげましょう。
・ 授業が始まった時、周りを見て、教科書やノートが開いていないなど、準備ができていない仲
間がいたら教えてあげましょう。
・ 「解らない」と諦めかけている仲間がいたら必ず励ましましょう。(自分ができない時こそ)
・ 「励ましの言葉」は、出し惜しみせずにどんどん声に出しましょう。教室内が安心して学べる
空間になります。(全員のヤル気がアップ!)
・ 私語や居眠りする人がいたら、2秒以内に「やめた方がいいよ」と気付かせてあげましょう。
できる授業、楽しみになる授業でなければならないのです。
このクラス全体の平均点が大きく上がること、そしてこのクラスの人たちが、他者や自分を尊重
し、誰とでも協力でき、社会に必要とされる大人になることが、私の夢です。それを実現する上で、
授業者である私自身が教師としての力不足を感じています。私も一生懸命勉強しますので、南筑一
のクラスになれるよう、一緒にがんばりましょう!!
協同学習の極意
自分の考えを語ることも大切。
しかし、それ以上に大切なことは
他者の考えをしっかり「聴く」こと。