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岸野小学校だより
NO.3
音楽会
平成 27 年 6 月 24 日 岸野小学校
~目標に向かって努力し
友を思い
心一つに~
18 日(木)
、今年も穂乃香ホールで
音楽会を行いました。座席数が 400 と限
られているため、昨年同様に地域の皆様
をお呼びすることができず、ご来賓も学
校評議員と岸野児童館の皆様のみとさせ
ていただきました。すみませんでした。
来年は新体育館で行いますので、どうぞ
皆様お越しください。
さて、音楽会は日々積み重ねてきた音
楽学習の成果を発表する場です。しか
し、それぞれの学級が曲を決めたり、楽
6 年生合唱「青い竜」
器を決めたりする過程では、一人一人の
思いを伝え合い、お互いがその思いを大切にして、自分のやりたさを我慢したり、友だちに譲ったりする
こともありました。全員の思い通りにはいかないという状況の中で、みんなの心を一つにして曲を創る過
程には様々な課題が生じます。それらを解決しながら取り組み、この音楽会を迎えました。発表のできば
えとしては、練習よりもうまくいったこともあれば、練習の方がよかったものもあります。しかし、そん
なできばえよりも、この音楽会を通して一人一人が目標に向かって努力したこと、友だちを思いやり、み
んなと一緒に演奏できる嬉しさを感じたことが成果でした。4 年生の作文から、一部ですが紹介します。
・・・合奏では初めてアコーディオンをやりました。アコーディオンが重いので、ぼくはいつも筋肉
痛になっていました。難しい曲なので、家で何回もピアノでお姉ちゃんに教えてもらいながら、繰り
返し練習しました。必死に練習して本番までに間に合いました。本番ではしっかりできました。みん
なの心を一つにできたと思います。
・・・
(優さん)
・・・合唱は「ぼくらの地球」でした。この歌は、ぼくたちの地球が今苦しんでいる、だからこの地
球を救おう、という意味でした。この歌に決まったときは、英語があって歌えるか心配でしたが、み
んなで力を合わせてやってみたら、英語の発音もわかったし、低音と高音に分かれたときでもちゃん
と歌えました。わたしは「みんなで力を合わせればできるんだ」と思いました。
・・・ (真帆さん)
・・・楽器を決めるときに「木琴にしよう」と最初は思っていたけれど、木琴はやったことがあるか
ら初めての大太鼓に「よし挑戦してみよう」と思いました。理由は、大きい打楽器をずっと前からや
りたかったからです。そうしたら絢悠くんと音吹くんがエントリーしていました。でも、絢悠くんと
音吹くんが他の楽器についてくれました。だから、大太鼓に決まりました。絢悠くんと音吹くんのお
かげでした。
・・・
(光さん)
・・・歌と合奏をやっている時、大切なことがわかりました。大切なことは「みんなで一緒に歌った
り、合奏したりしなきゃ曲にならない」ということです。理由は、一人がやってもいろいろなハーモ
ニーが出ないからです。
「音楽会はみんながいないとできないものなんだなぁ」とわかりました。来年
もまた、すてきな音楽会にしたいです。
「自分でできることは自分でやる」を目標にして、来年がんば
りたいです。
・・・
(音吹さん)
こんな成果があった一方で、音楽会に参加できなかった児童がいました。どの子も楽しく学校に通い、
全校児童 162 名で学び合い、友だちを思いやる優しい気持ちが広がる学校をこれからもめざします。