「チーム豊成」8号

帯広市立豊成小学校
プロジェクト通信
帯広市立豊成小学校
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ICT
体力向上
国際理解
キャリア
~育~
日常実践の充実を目指した教育活動へのチャレンジ
~
育~
育~
育~
育~
平成 27 年 9 月 30 日
発行
No 8 文責 小林
~ ますやパン杉山社長による出前授業 ~
キャリア
前回は,川西農協青年部の方々をお招きして,「十勝
の農業」の「栽培」について学びました。今回は,ます
やパンの杉山社長からピザ作り(食)を通して地産地消
の意義や日本の食の現状,そして何より杉山社長の仕事
への情熱や夢の実現について教えていただくことがで
きました。
豊成小学校のキャリア教育の素晴らしいところは,た
だピザを食べて「おいしかった。」で終わらせるのでは
なく,その職業に携わっている方々の思いや願いを肌で
感じ,地元の良さや課題に目を向けるとともに,自らの
将来について考えるきっかけをつくるところにありま
す。
実習では,地元産の小麦と自分達で作った玉ねぎ,6
年生が作ったトウモロコシ,1 年生が作った枝豆を使っ
てピザを作り,地産地消の素晴らしさと食べる喜びを実
感しました。講義では,材料の小麦から十勝の農業の現状や食の大切さ,生産者の願いとパン屋の役割などを子
どもたちに分かりやすく話して下さいました。特に,ご自身の夢を叶える方法(夢を絵に描いてイメージを膨ら
ませ,その実現に向けて努力を重ねる。現在は「東京オリンピックで,ますやパンを世界の人達に食べてもらい
たい!」)は,子どもたちの胸をうったのではないでしょうか。また,杉山社長は,こうもおっしゃっています。
「私達パン屋は,生産者の努力や思いを受けて,おいしく安全なパンを提供することで,十勝の農産物の素晴ら
しさを消費者に伝えていかなければならない。私にはその責任がある!」と・・・。
夢の実現と働くことの意義。子どもたちには,難しい話ではあったかと思いますが,杉山社長を見ていると,
その努力が楽しく,やりがいのあるものなのだということは,しっかりと伝わったと思います。子どもたちの感
想からもそれを見取ることができます。
育~
私は,地産地消は,どこの地域でもできることだと
思っていたのですが,これは一部の地域にしかできな
い特別なことなんだと思いました。帯広は,どこにで
もある普通の町だと思っていたけど,農業がさかんな
他にはない特別な所だと思いました。帯広に住んでい
ることを誇りに思います。
(1 組女子)
東京オリンピックで数多くの人に食べてもらいたい
ということ,パン王国にして,北海道を元気にしたい
ということ,小さな喜びをたくさんの人に届けたいと
いう思いを知ってやっぱりすごいなあ,と思いました。
夢をよく見える所に貼るということもやってみたいと
思います。これからは,食のことについて,よく考え
ていきたいです。
(1 組男子)
<一部抜粋>
これからの自分につながると思ったところは,やり
たいことを絵や言葉にして,毎日見ることができるよ
うにするということです。そうすれば,やりたいこと
をいつも考えることができるので,私もやってみたい
と思いました。私達は十勝に住んでいて恵まれている
ことがわかりました。だから,生産者の人達,十勝で
何かを作っている人に感謝しようと思いました。
(2組女子)
初めて知ったことは,パンの材料が全部地元産の物
で,地産地消につながっているということです。また,
十勝は,とても食材に恵まれていることがわかった
し,世界には食糧がなくて困っているひともいて,自
分達は幸せなんだということもわかりました。東京オ
リンピックでますやパンのことを知ってもらうため
の努力を知り,「目標」の大切さがわかりました
(2組男子)
<一部抜粋>