ITEA ダニアレルゲン(Der f 1)

ITEA 株式会社
東京環境アレルギー研究所
ITEA ダニアレルゲン(Der f 1)ELISA キット(抗体固相化済)
コード
10205
保 存
4 ℃
内 容
A, 抗体固相化マイクロプレート(ブロッキング済)
48 ウェル×2 袋
B, Der f 1 標準液(凍結乾燥)
2 本 (4 測定分)
C, 酵素標識抗 Der f 1 抗体
12 ml
D, 発色基質液(3, 3’, 5, 5' -テトラメチルベンジジン:TMB)
12 ml
E, 反応停止液(1N硫酸)
12 ml
F, 検体希釈液
25 ml
G, 洗浄液(10 倍濃縮液)
30 ml×2 本
マイクロプレート用シール
3枚
取り扱い説明書および SDS
各1部
使用目的
検体中の Der f 1 濃度の測定。なお、本品は研究用試薬です。
必要な試薬・
精製水、ピペットおよびピペッター、マイクロピペット(2-20, 20-200 μl, 200-1000 μl)
器具
およびピペットチップ、リザーバー、マイクロプレートウォッシャー*、マルチチャン
ネルピペット、マイクロプレートリーダー (波長 450 nm)
*
マイクロプレートウォッシャーがなくても、マルチチャンネルピペットで洗浄可能。
使用上の注意
測定前にはすべての試薬を室温に戻してから使用する。また、各試薬は良く撹拌して
から使用する。
標準液を溶解する液量は Lot 毎に異なるので、確認の上溶解する。
検量線は測定毎に作製し、測定は二重測定で行う。
試薬調整
抗体固相化プレート
室温に戻してから開封する。開封後はできるだけ早く使用する。
洗浄液(10 倍濃縮液)
精製水で 10 倍に希釈し、1 倍洗浄液として使用。1 プレート分の測定には、300 ml
の 1 倍洗浄液があれば十分です。
酵素標識抗 Der f 1 抗体
室温に戻して、希釈せずに使用する。
発色基質液
室温に戻して、そのまま使用する。
反応停止液
室温に戻して、そのまま使用する。強酸につき、使用の際には、目や皮膚、衣服な
どに付着しないように十分に注意する。
〒113-0034 東京都文京区湯島 1-2-5 聖堂前ビル 5F
[email protected] / www.itea.jp
Tel 03-3526-2031 Fax 03-3526-2032
環境に配慮し、再生紙を使用しております。
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試薬調整
Der f 1 標準液の溶解
本ロット(Lot No. _____)は精製水__ l で溶解すると Der f 1 として 600
ng/ml となる。
検量線用の Der f 1 標準液 2 倍階段希釈液の調整
上記のように溶解した Der f 1 標準液(B)から 25 μl 取り、475 μl の検体希釈液
に加えると Der f 1 最終濃度 30 ng/ml の溶液となる。この 30 ng/ml の液から 250
l とり、250 l の検体希釈液に加える。この 2 倍階段希釈により、30, 15, 7.5, 3.75,
1.88, 0.94, 0.47 ng/ml の標準液を調整する。検体希釈液のみを陰性対照とする。
尚、Der f 1 標準液(凍結乾燥)1 本で 2 回測定分の量となる。溶解後の Der f 1 標
準液は 4℃で保管し 10 日以内に使用する。
図 1. Der f 1 標準液の 2 倍階段希釈作製の手順
25 μl
溶解した Der f 1 標準液(B)
475μl
30 ng/ml
標準液
30 ng/ml
250 μl
250 μl
250μl
250μl
15 ng/ml
7.5 ng/ml
250 μl
250 μl
250μl
250μl
250μl
1.88 ng/ml
0.94 ng/ml
3.75 ng/ml
添加する液
精製水__ μl で溶解した
Der f 1 標準液 25 μl
250 μl
希釈液
検体希釈液 475 μl
15 ng./ml
30 ng/ml の溶液 250 μl
検体希釈液 250 μl
7.5 ng/ml
15 ng/ml の溶液 250 μl
検体希釈液 250 μl
3.75 ng/ml
7.5 ng/ml の溶液 250 μl
検体希釈液 250 μl
1.88 ng/ml
3.75 ng/ml の溶液 250 μl
検体希釈液 250 μl
0.94 ng/ml
1.88 ng/ml の溶液 250 μl
検体希釈液 250 μl
0.47 ng/ml
0.94 ng/ml の溶液 250 μl
検体希釈液 250 μl
陰性対照
検体希釈液 250 μl
なし
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250 μl
250μl
0.47 ng/ml
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測定方法
①
室温に戻したマイクロプレートに、あらかじめ用意していた各濃度の Der f 1 標
準液および検体を 1 ウェル当たり 100 l 加え、室温で1時間静置する。
②
プレートウォッシャーまたはマルチチャンネルピペットを用いてウェルを 3 回洗
浄する。マルチチャンネルピペットを用いて洗浄する場合、以下の方法にて洗浄
を行う。ウェル内の液を棄て、1 ウェル当たり 350 l の洗浄液を加え、その洗浄
液を捨てる。これを 3 回繰り返す。マイクロプレートを裏返しにして、重ねたペ
ーパータオル上に何回か軽く叩きつけてウェル内に残っている液を除く。
洗浄後、酵素標識抗 Der f 1 抗体を 1 ウェル当たり 100 l で加え、室温で 1 時間
静置する。
③
②と同様の方法で 3 回洗浄した後、
発色基質液を 1 ウェル当たり 100 l 加えて、
室温で遮光しながら 15 分間静置する。
④
ここでは洗浄はしない!ウェルに入っている液を捨てずに、その上から停止液を
1 ウェル当たり 100 l 加え反応を停止させる。
⑤
陰性対照をブランクとして、マイクロプレートリーダー(450 nm)で測定する。
リファレンスは 620 nm を使用する。※リファレンスが無くても測定は可能。
⑥
性 能
マイクロプレートリーダー付属の解析ソフトウェアで検体濃度を算出する。
測定範囲:30, 15, 7.5, 3.75, 1.88, 0.94, 0.47 ng/ml
定量下限:0.94 ng/ml
検出限界:0.47 ng/ml
カーブフィット: 4-parameter logistic または 3 次式推奨
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性 能
再現性試験
濃度の異なる 5 検体の Der f 1 濃度を独立して 3 回測定し、本 ELISA の日差および日
内再現性を評価した。日差再現性の CV0.9~5.8%、日内再現性の CV0.3~2.9%と良好
な再現性を示した。
Der f 1 測定の特異性
本 ELISA においては、Der p 1(0.4、4、40、400、4000 ng/ml)に対する反応は認め
られず、Der f 1 を特異的に測定できることが確認された。
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ELISA の原理
①
抗 Der f 1 抗体固相化およびマイクロプレート(抗体固相およびブロッキング済)
抗 Der f 1 抗体
ブロッキング剤
②
標準液および検体を添加
Der f 1
③
酵素標識抗 Der f 1 抗体の添加
酵素標識抗 Der f 1 抗体
④
固相化抗体と酵素標識抗体による Der f 1 のサンドウィッチ形成
⑤
発色基質(TMB)を添加すると酵素と反応し青く発色する。反応停止液を添加する
と黄色に変化する。
発色基質(TMB)
青く発色した基質
2015.4.22
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