平成27年度竜西だより12月号

12月号
2015年12月1日
竜王西小学校
児童 数: 2 8 7 名
学級数:13学級
学 校 教 育 ス ロ ー ガ ン
学び きらきら
心 うきうき
く も (雲)
空が青いから白をえらんだのです
校 長
富 長
宗 生
行い どんどん
左は、奈良少年刑務所受刑者の書いた詩。
寮美千子さんが紹介されています。長くて
恐縮ですが、取り上げさせてもらいます。
驚いた。省略の効いた、なんという美しい一行詩だろう。詩の授業では、まず作者に自分の詩
を朗読してもらう。この子にも、朗読してもらった。ところが、薬物中毒の後遺症があって、うまく読
めない。うつむいたまま早口で読むので、「前を向いて」「ゆっくり」と何度かやり直してもらって、
やっとみんなの耳に聞こえるように読めた。
そのとたん、盛大な拍手が湧いた。すると、その子が突然「先生!」と手を挙げたのだ。普段は、自分か
ら発言などしない子だから、びっくりした。「ぼく、話したいことがあるんですが、話してもいいですか」と言
う。もちろんですよ、どうぞ、と言うと、いきなり、堰を切ったように語り出した。「ぼくのおかあさんは、今年
で7回忌です。おかあさんは身体が弱かった。けれど、おとうさんは、いつもおかあさんを殴っていました。
おかあさんは、亡くなる前にぼくに『つらくなったら空を見てね、わたしはそこにいるから』と言いました。ぼ
くは、おかあさんを思って、この詩を書きました」。
あまりの話に、あっけに取られていると、受講生から次々に手が挙がった。「ぼくは、○くんは、この詩を
書いただけで、親孝行やったと思います」「ぼくは、○君のおかあさんは、きっと雲みたいに真っ白で清ら
かな人だったんだと思いました」「ぼくは、○くんのおかあさんは、雲みたいにふわふわでやさしい人かな
って思いました」「ぼくは、ぼくは」と言いよどんだ子は、「ぼくは、おかあさんを知りません。でも、この詩を
読んだら、空を見たら、ぼくもおかあさんに会えるような気がしました」と言って、わっと泣き出してしまっ
た。みんなが、その子を慰めた。
友の拍手で、1人のこの子の心の扉が開く。すると、呼応したように、次々にみんなが心を開き、語り出
す。思いがけないやさしさが溢れだしてくる。奇跡だと思った。
ところが、この奇跡は、教室内にとどまらなかった。母を知らないと告白したその子は、刑務所に入って
から、自傷行為の絶えない子だったが、それが、この日を境に、ぴたりと自傷行為が止まったというのだ。
笑顔まで出るようになり、あのお荷物扱いされていた作業所で、副班長にまでなったという。
わたしは、まだ、ビギナーズラックだと思っていた。たまたまうまくいっただけだと。
ところが、同じようなことが次々起こるのだ。今期で、もう12期になる。100人以上の受
刑者を見てきた。変わらなかった子はいない。大きく伸びた子もいれば、少ししか効果のな
かった子もいるが、一人として、よくならなかった、という子はいない。
‥‥‥< 中 略 >‥‥‥
自己表現をする。それを聞いてもらう、受けとめてもらったと実感する。それだけで、人はこんなにも変
われるものだと知った。押し殺していた感情が芽生え、うれしい、かなしい、がわかるようになる。やさしさ
が自然と溢れてくる。人を殺したような者のなかに、こんなやさしさがあるのかと驚いた。人間とは、捨てた
ものではないと思った。そして、本人が詩だと思って書き、詩だと受けとめる者がいれば、どんな言葉でも
詩になり、詩は、人の心を開く力があるのだと確信した。
心を開くと、人の気持ちを思いやれるようになる。そうなってはじめて、彼らは罪に向き
あうこともできるようになっていく。なんて簡単なことだろう。逆に見れば、彼らはいまま
で、たったそれだけの「受けとめ」もしてもらえなかった、ということなのか。
寮美千子著 (池上彰編 『先生!』 岩波新書p196~p199に所収 )
殺人・強盗・放火・薬物違反等々の罪を犯した少年たちが、詩作を通し「自己表現をし、
それを聞いてもらい受けとめてもらったと実感する」。たったそれだけのことで、少年た
ちの心は開き、人の気持ちを思いやれるように変わっていく。本当に「奇跡」だと思います。
逆に言えば、子どもの話を聴く態度(傾聴)、そして、共感し受け入れる姿勢(受容)が、
子どもの成長の過程でいかに大切であるかを、私達にこの「奇跡」は教えてくれています。
竜西フェア(学習発表会) 12月行事
ご参観ありがとうございました!
世界に目を向けよう
六 年 発 表 一 コ マ
1日(火)お話タイム
11月18日(水)の竜西フェアに、 2日(水)校内マラソン大会
多くの保護者・地域の皆様がご参観
なかまタイム
くださいました。子どもたちの大き
3日(木)移動図書館
な励みとなりました。
4日(金)6年校外学習
竜西フェアは、今まで生活科及び
総合的な学習の時間等で取り組んで
5日(土)PTA環境整備作業
きた学習内容を発表する場です。
7日(月)クラブ
1年間の成長の足跡を、保護者や
お世話になっている地域の人たちに 10日(木)きらうきどんの日 縦割り遊び
発表すると共に、他学年・他学級の
人権集会 3,4 校時(10:30 ~)
よさを見つけ、今後の活動への意欲
講師:フォトジャーナリスト國森康弘氏
を高めることをねらいとしています。
11日(金)ワックスがけ(放課後)
15日(火)暗唱ラリー
16日(水)期末懇談1日目 フッ素洗口最終日
17日(木)期末懇談2日目
18日(金)期末懇談3日目 食育の日
19日(土)ファミリー読書(~20日)
21日(月)期末懇談4日目 給食終了
22日(火)2学期終業式 大掃除
23日(水)<天皇誕生日>
24日(木)冬期休業(~1/6)
‖
1/7日(木)3学期始業式
8日(金)給食開始
あきまつり
一年発表一コマ
※毎週火・金曜日はPTAによる校区内パトロール
大盛況!!「PTA竜西フェスティバル」 【11月7日(土)】
PTA本部が企画から運営まで全て中心となって実施してくださいました。子どもたち
だけでなく当日は、117名もの保護者の方もご参加くださいました。ご苦労様でした。
第一部の中では、ぽえむの方々による大型紙芝居で竜王町の昔話を教えてもらいました。
第二部では写真以外にも、マジック、科学実験教室、ジャグリング、チアリーディングの
体験教室を準備してくださり、子どもたちも大喜びの様子でした。
【折り紙教室】
【BMX・ストリートダンス】
「教育フォーラム in 竜王
【バルーンアート】
2015」が開催されました
11月21日(土)には竜王町公民館において、竜王町PTA連絡協議会主催による教
育フォーラムが開催されました。東近江地域PTA連携交流研修会と兼ねての開催で、町
外からもたくさんの方々が参加されました。会員の皆様も、参加ありがとうございました。
今年度は事務局が本校PTAということで、本部役員の皆様には特にご苦労いただきま
した。桂かい枝氏による大変面白いご講演や事例発表の後、昨年度に続き二つの宣言が行
われました。一つは『携帯電話・スマートフォン・ゲーム機等を利用するときの親子の約
束』、もう一つは『学校と家庭、地域が一緒になって子どもたちの確かな学力を育む』宣
言です。機会を改めてご紹介いたしますが、一致協力をして取り組んで参りましょう。