2015 年度 即れぽ 4/17 条件付き確率 f(x|y)、条件付き期待値 E(x|y) X:今朝天気予報見た 1 見ない 0、y:傘を持ってきた 1 持たない 0 としたとき、50 人の学生 に調査したところ下記の結果を得た。このとき以下の確率、期待値を求めよ。 x y 0 0 15 1 5 計 20 1 5 25 30 計 20 30 50 条件付き確率 f(y=0|x=0)、f(y=1|x=1) 条件付き期待値 E(y|x=0)、E(y|x=1) (point) Greene p-1074 条件付き確率 f(y|x)=f(x,y)/fx(x)→乗法公式 f(x,y)=f(y|x)fx(x) 独立性 f(y|x)=fy(y)→f(x,y)=fx(x)fy(y) 条件付き期待値 E(y|x)=Σyf(y|x) Var(y|x)=Σ{y-E(y|x)}2f(y|x)=E(y2|x)-{E(y|x)}2 (解答) f(y=1|x=0)=f(y=1,x=0)/f(x=0)=(5/50)/(20/50)=5/20=1/4 f(y=1|x=1)=f(y=1,x=1)/f(x=1)=(25/50)/(30/50)=25/30=5/6 E(y|x=0)=0*f(y=0|x=0)+1*f(y=1|x=0)=1/4 E(y|x=1)=0*f(y=0|x=1)+1*f(y=1|x=1)=5/6 5/1 Make Matrix, Projection Matrix の性質(対称・ベキ等行列) M=I-P, P=X(X’X)-1X’のとき M=M’, M=MM’, MX=0, PM=0, PX=X を証明せよ (point) 簡単です。行列の演算に慣れてください。 (解答) P’=X (X’X)-1X’=P (∵(X’X)-1 は対称行列)なので M’=I’-P’=I-P=M PP’=X(X’X)-1X’ X(X’X)-1X’=P なので MM’=(I-P)(I’-P’)=II’-P-P’+PP’=I-P=M PX=X(X’X)-1X’X=X MX=(I-P)X=X-PX=X-X=0 5/8 LSE の効率性証明 任意の線形不偏推定量 b0=Cy=[(X’X)-1X’+D]y の分散 Var(b0|X)=σ2CC’より LSE の分散 Var(b|X)=σ2(X’X)-1 が最小分散となることを示せ。 (解答) 不偏性の条件 CX=I, DX=0 より CC’={(X’X)-1X’+D}{X(X’X)-1+D’}=(X’X)-1+(X’X)-1(DX)’+DX(X’X)-1+DD’=(X’X)-1+DD’ DD’は正値定符号行列なので CC’の最小値は(X’X)-1 5/15 不偏性、一致性(確率収束の証明) xi が iid で E(xi)=μ, Var(xi)=σ2 のとき、無作為標本(x1,x2,..,xn)から求められるμの推定量 - ma=x1, mb=x+1/n の不偏性、一致性を検討せよ。 (解答) 不偏性(E(m)=μを示す) - - E(ma)=E(x1)=μ、 E(mb)=E(x+1/n)=E(x)+1/n=μ+1/n 一致性(limE(m)=μ、limVar(m)=0 を示す) limE(ma)=μ, lim(mb)=μ - 不偏性は ma〇mb× limVar(ma)=σ2、limVar(mb)=limVar(x)+lim(1/n)=lim(σ2/n)+0=0 一致性は ma×mb〇 5/22 一致性の証明 不偏分散 s2=e’e/(n-k)が一致推定量であることを示せ (解答) 残差 e=y-Xb=My,=M(Xβ+ε)=Mε, M=I-X(X’X)-1X’ なので 残差 2 乗和 e’e=ε’Mε=ε’ε-ε’X(X’X)-1X’ε s2=n/(n-k)[ε’ε/n-ε’X/n(X’X/n)-1X’ε/n] plim s2=plim n/(n-k) [plimε’ε/n -plimε’X/n (plim X’X/n)-1 plim X’ε/n] plim n/(n-k)=plim 1/(1-k/n)=1, plimΣεi2/n=σ2, plim X’X/n=Q, plimε’X/n=0 より ∵E(Σεi2/n)=ΣE(εi2)/n=nσ2/n=σ2、Var(Σεi2/n)=ΣVar(εi2)/n2=n(φ-σ4)/n2→0 テキスト p-108 参照。収束の証明にはεの 4 次モーメントφが有限値をとることを仮定す る必要がある。 6/12 最尤法 対数尤度関数 lnL(y1,y2,…,yn;θ)=Σ{yilnθ+(1-yi)ln(1-θ)}=lnθΣyi+ln(1-θ)Σ(1- yi)= lnθΣyi+ln(1-θ)(n-Σyi) 1 階の条件 dlnL/dθ= (Σyi)/θ-(n-Σyi)/( 1-θ)=0 最尤推定量 - ( 1-θ) (Σyi)-θ(n-Σyi)=(Σyi)-nθ=0 よりθ*=(Σyi)/n=y 6/19 最尤法 Score g=(lnL)’=Σyi/θ-(n-Σyi)/(1-θ) Hessian H=g’=-Σyi/θ2-(n-Σyi)/(1-θ)2 Information I=E(-H)=ΣE(yi)/θ2+(n-ΣE(yi))/(1-θ)2=n/θ+n/(1-θ) ∵E(yi)=θ Var(θML)={I}-1=θ(1-θ)/n 6/26 仮説検定
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