平成26年度 名古屋市シルバーハウジング生活援助員派遣事業 事業実績報告 1.事業目的 高齢者世話付住宅(シルバー住宅)に生活援助員を派遣し、そこに入居している方が地域の中で 自立して安全かつ快適な生活を営むことができるよう、その住宅生活を支援することを目的とする。 2.事業内容 ・「名古屋市シルバーハウジング生活援助員派遣事業にかかる業務委託契約」を受け、「シルバー ハウジング生活援助員派遣事業実施要綱」に基づき、生活援助員を配置する。 ・生活援助員の勤務時間外や夜間は、株式会社あんしんネット21との「シルバー住宅の緊急通報 等にかかる夜間対応業務委託契約」に基づき、対応する。 3.業務内容 住宅の1室に生活相談室を設け、生活援助員が月曜日から金曜日まで勤務し入居者の様々な相談 等に応じるとともに安否の確認などを行なった。 ・戸別訪問等による安否確認・状態把握・対応 ・日常の心配事の相談 ・緊急通報装置によるかけつけ業務及び確認・対応 ・急病時・緊急時の家族・病院などへの連絡調整 ・緊急時(入院時・退院直後など)の一時的な生活援助 ・定期的・長期的な介護が必要になった場合には関係者・専門機関への連絡 ・事故予防などの助言(戸締り・火気の後始末・災害・室内の危険箇所の周知など) ・事務の記録・名古屋市への入居者に関する調査・報告・連絡などの業務協力 4.運 営 (1) 援助員構成 非常勤職員5名 1街区3名、 4街区2名 (2) 勤務体制 平日(月~金) 10:00~16:00 各街区1人勤務の交代制 <平日(土・日・祝 以外)> 0:00 10:00 16:00 「安心ネット21」 にて対応 0:00 「安心ネット21」 にて対応 生活援助員対応 <土・日・祝・年末年始> 0:00 0:00 「安心ネット21」にて対応 (3) 会 議 会議名 内 容 内 容 シルバーハウジング 援助員会議 業務に係る情報交 換・報告・検討 実 施 日 構 成 6ヶ月に1回程度 援助員内で調整 全シルバー援助員 担当職員(荘) 5. 入退居状況 入 居 4 1 5 0 6 0 7 0 8 1 9 0 10 0 11 0 12 0 1 0 2 0 3 0 退 去 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 入居総数 42 42 42 42 43 43 43 42 42 42 42 42 月 1街区C棟15戸・D棟14戸、 4街区B棟14戸。 全43戸 うち31戸1人暮らし、11戸2人暮らし、1戸空室 1 6.実施内容 <主な生活指導・相談内容> ・緊急通報システム(鍵の開錠、ランプの解除)、玄関のチェーンロック、ラジカセ、ガスの安全装置などの 使用方法について ・市営住宅、近隣の医療機関、介護施設、店舗についての問い合わせ ・生活保護、臨時福祉給付金、源泉徴収、介護保険制度、後期高齢者医療制度、各種名義変更、消防 あんしん情報登録制度、税金申告、生命保険、シルバー利用料等の制度や通知内容、記入方法について ・家賃関係(減額申請、収入申告、証明書、)の内容、記入方法について ・ライフライン等の申請、名義変更手続きの説明、関係機関への連絡について ・荷物再配達の手順(音声案内によるもので操作ができない) ・肺炎球菌の予防接種などの健康相談 ・家族関係、近隣住民との人間関係、精神的なものについて(間に入っての調整はできないので傾聴する) ・遺族年金、相続関係、お寺について ・電話器、浄水器等の故障について ・訪問販売について ・服用する薬について ・家賃滞納について ・敬老パスの申請引き換えについて ・住宅周辺環境について(敷地内の野生動物の亡骸) <主な一時的家事・生活援助> ・棟のゴミ置き場の掃除当番の手伝い ・書類整理(封筒のり付け、切手貼り) ・家具の設置、移動 ・本人に代わっての電話、代筆 ・回覧板を回す、郵便の投函 ・古い健康保険証の廃棄処分 ・シーツ・毛布かけ、掃除、買い物、カーテン取り付け ・殺虫剤散布、害虫駆除 ・トイレ便座の温度、温水器の温度・湯量、エアコン温度等の設定 ・粗大ごみの手続き、運搬 ・認知症の方の薬を1回ごとに分ける ・電話のそばに住所等のメモを貼る ・料金支払いの声かけ ・湿布、絆創膏貼り ・歩行カートからの食材の取出し ・インターフォンの音量設定 ・探し物 <その他> ・緊急通報が作動し、あんしんネットが駆けつけるも入浴中であり、入居者とは対面せずに「大丈夫です」と聞こ え退室。しかし、入居者は前夜から浴室で倒れており意識がない状態で、気付いたら警報が鳴っていた。 時間の感覚なく、動ける状態ではなかった。あんしんネットが駆けつけた時に入居者は「大丈夫じゃない」と 言われたようだが結果、長時間放置された状態になり、自力で外部と接触がとれ救急車で病院へ搬送され 入院となる。名古屋市、あんしんネット、援助員にて、お詫びと共に対応策の検討をし、警報が作動し駆けつ けた場合は、何処にみえても対面して安否確認を徹底することとした。全入居者に対してもお伝えし、了承を 得た。 ・入居者旅行中にキーボックスに鍵が入ったままで在室扱いとなり警報が鳴り、あんしんネットが駆けつけるも翌 日も警報が鳴る。愛知時計に原因を調査してもらうと施錠が充分ではなかったと思われるため、あんしんネット に状況の説明と今後の対応について依頼する。 ・シルバー入居者と自治会役員・連絡員との懇談会を行なう。緊急通報システムの認識が異なっており、後日 緊急通報装置の点検時に愛知時計から全入居者へマニュアルを配布した。 ・緊急通報システムの本体器が故障し、連絡網に流れなくなったため愛知時計と調整し対応する。 ・公的文書についての疑問に対応したり、購入品の説明書など理解が困難なものについては具体的に 解説するなど援助した。 ・入居者からの相談には、随時、対応・助言し、関係機関(民生委員・ヘルパー事業所・業者・住宅公社) への連絡調整に努めた。 ・対応が困難な依頼事項(住宅の管理や修理、救急車の同乗等)は、親族やヘルパー・業者・住宅公社 に対し、連絡調整を行なった。 ・戸別訪問を行ない、日常生活の把握に努めた。 ・民生委員、ケアマネージャー、訪問介護員(ヘルパー)等と情報を共有し、協力体制をとりながら 見守り・援助を行なった。 2 7.月別実施状況 内 容 生 活 指 導 ・ 相 談 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 在宅福祉・地域福祉について 2 2 生活環境について 1 6 1 住居について 1 2 2 施設入所について 1 1 健康について 3 3 3 2 3 1 1 2 2 1 3 1 4 1 2 19 3 6 8 1 1 7 15 4 4 8 9 10 76 1 0 5 1 1 7 水センサー 戸別訪問及び洗濯干し確認 安否確認 (緊急通報以外) 1 3 3 1 1 2 2 2 28 5 3 5 1 4 1 12 561 590 643 616 551 584 629 514 524 519 476 599 買物 1 調理 掃除 14 2 事故 誤報 13 18 1 1 その他(電池切れ等) 家 事 援 助 1 1 急病 緊 通 に 急 報 よ 通 装 る 報 置 1 1 家族関係について その他 2 合計 1 1 2 2 2 2 2 6806 3 4 1 1 1 1 洗濯 その他 14 0 1 (湯を沸かす、洗濯取り込 み等) 3 1 2 1 5
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