夏こそお風呂 暑さに耐える、汗をかきやすい体をつくろう!

熱中症は、暑さによっておこる体の不調です。体温が上がって、体内に熱がこもってしまい、熱け
いれん、熱疲労(頭痛やめまい、吐き気や脱力)、熱射病(異常な体温の上昇と意識障害)などが起
2015.7月
おおべ小
ほけんだより
こります。
☆ 予防するには…
① こまめに水分をとる。
② 朝食の味噌汁や、野菜スープで塩分をとる。
日本は四季があり、気温変化もはっきりしているので、暑い夏には汗をかいて、汗が蒸発すること
で体を冷やし、暑い夏に適応するようになっています。
でも、冷房のきいた部屋の中ばかりにいたり、ふだんあまり汗をかかない暮らしをしたりしている
③ 汗がかわきやすい服を着て、肌を出しすぎない。
ように気をつける。
④ 外では帽子をかぶる。
と、体温コントロールが必要なときに、うまく汗をかけず、体調不良になったり、ひどいときには熱
⑤ 運動をするときは、30分ごとに休けいをとる。
中症などになったりする場合があります。
⑥ 体調に気をつけて、無理をしない。
暑くても、勉強や運動をがんばるために、汗をかくしくみを知っておきましょう。
夏かぜの原因は?
夏かぜの原因は?
おもに高温多湿を好む“エンテロウイルス”や“アデノウイルス”です。
“エンテロ(→腸)
”
、
“アデノ(アデノイド→のど)
”というように、発熱に
加えて腹痛や下痢、のどの痛みなどがみられます。
「エアコンでのどがいたい」
「寝冷えをして下痢気味」といった不調は、これらのウイルスによるものかもしれません。夏
かぜは症状が長引きやすいので、予防や対処をしっかりとしましょう。
☆ 基本はやっぱり手洗い・うがい!
夏かぜのおもな感染経路は、経口感染です。
外出後、食事の前、トイレに行った後などの
手洗い・うがいを心がけましょう。
ウイルスは、湿ってよごれた環境を好みます。
タオルやハンカチは、洗濯してよく乾いたもの
夏こそお風呂
暑さに耐える、汗をかきやすい体をつくろう!
お風呂に入ることで、体が温まり汗が出て、汗を出す腺
(汗腺)の働きが活発になり、汗をかきやすい体になり、
熱い夏も元気に過ごせます。ぬるめの38~40℃のお風
呂に、長めに入ることがおすすめです。
シャワーですませず、湯船につかりましょう。かなり汗
をかくので、お風呂の前後には、こまめに水分をとるよう
にしましょう。
に毎日とり替えましょう。
☆ 十分な睡眠・食事(栄養)を!
猛暑に加え、睡眠不足や不規則な食事が続く
と疲労がたまり、免疫力が低下します。
☆ からだの冷やし過ぎに注意!
温度や風向に注意し、長そでや腹巻など衣服でも調整しましょう。
☆ プール熱(咽頭結膜熱:アデノウイルスによる感染症
プール熱(咽頭結膜熱:アデノウイルスによる感染症)は出席停止
:アデノウイルスによる感染症)は出席停止!
)は出席停止!
下痢や腹痛、のどの痛み、結膜炎、食欲不振などの症状があったときは、早めに受診を!